【壁紙についた絵の具の落とし方】簡単!!おすすめの取り方を紹介!

 

工作をしたり、絵を描いたり、お子さんがいるご家庭や趣味で絵画をしている方は絵の具をご自宅で使用することもあるでしょう。

 

そんな絵の具が誤って壁紙に付いてしまったという経験はないでしょうか?

 

 

しかも、お家が賃貸物件であれば特に大変です。

 

絵の具汚れを自分で処理しようにも、間違った方法で落とそうとすると逆に汚れを広げてしまったりする可能性もあるので不安ですよね、

 

そこで今回は、『壁紙についた絵の具の落とし方』についてご紹介していきます。

 

お家で簡単できる方法をご紹介していきますので、困った際にはぜひ参考にしてみてくださいね。

 

絵の具の汚れの特徴と汚れを落とす際のコツ

 

絵の具にも種類があり、その種類により成分も異なり、汚れの落とし方も違ってきます。

 

今回は水彩絵の具とアクリル絵の具の2種類について説明します。

 

それぞれの特徴

 

  • 水彩絵の具

水彩絵の具は、「顔料」「アラビアゴム」が主原料の絵の具です。

 

小学校の図工で使用する絵の具の多くが、この水彩絵の具が使われており、水で溶いて使用し、紙や画用紙に絵を描くのに使います。

 

乾燥しても水に触れると再び溶解する性質を持っています。

 

  • アクリル絵の具 

アクリル絵の具は、「顔料」「アクリル樹脂」を主成分とした絵の具です。

 

水に溶かして使用することができますが、乾くのが早く、一度乾くと耐水性になるので水に溶けなくなります。

 

定着力もあり、紙や布だけではなく、プラスティック・ガラス・木・壁・陶器など様々な画材に着色することができます。

 

油彩のようにも水彩のようにも使用できる使い勝手の良い絵の具です。

 

絵の具により原料が異なるので壁紙を汚してしまった場合は、どんな種類の絵の具で汚してしまったのか、その絵の具に合った汚れの落とし方を知っておく必要があります。

 

ここからはアクリル絵の具と水彩絵の具が壁紙に付着してしまった際の落とし方についてご紹介していきます。

 

壁紙についた水彩絵の具の落とし方

①水拭きする方法

 

水彩絵の具の場合、水気も多く含んでおり、乾燥するのにも少し時間がかかります。

 

乾燥する前であれば軽く水拭きするだけで汚れをおとすことができます。

【用意するもの】

✔ 布巾や雑巾

✔ 水

手順

  1. 布巾または雑巾を軽く水で湿らせます。
  2. 汚れを広げないように少しずつ濡れた布巾・雑巾で汚れを拭き取ります。
  3. キレイな面で繰り返し拭き取ります。

 

②台所洗剤を使用する方法

「ac 写真 食器用洗剤」の画像検索結果

 

絵の具が乾燥してしまい汚れが取れにくい場合、台所用の中性洗剤を使用すると汚れを落とすことができます。

 

使い古しの歯ブラシを利用すると効果的に落とすことができるので、おすすめです。

【用意するもの】

✔ 台所用洗剤(中性洗剤)

✔ 使い古しの歯ブラシ

✔ 布巾や雑巾

手順

  1. 水拭きをして取れない場合、汚れの部分に台所用洗剤を塗布します。
  2. 使い古しの歯ブラシで汚れの部分を軽くこすります。
  3. 濡れ布巾や雑巾で汚れを拭き取ります。
  4. 汚れが取れるまで繰り返します。
  5. 作業を繰り返す際、再び汚れが付かないように歯ブラシの汚れも一度洗い、布巾のきれいな面で拭き取るようにしましょう。

水に溶けやすい水彩絵の具は比較的簡単に汚れを落とすことができます。

 

時間が経つと色素が定着してしまうので、乾燥する前に処理することが大切です。

 

壁紙についたアクリル絵の具の落とし方

①水拭きをする方法

 

アクリル絵の具は乾燥すると耐水性を持ちます。

 

乾燥前であれば水に溶ける性質を持っているので、乾燥前に処置することが大切です。

 

アクリル絵の具は水彩絵の具と比べて乾きが早いので気を付けましょう。

 

絵の具が乾燥する前であれば壁紙の素材にもよりますが、水拭きだけで落とせる可能性もあります。

【用意するもの】

✔ 布巾や雑巾

✔ 水

手順

  1. 布巾または雑巾を軽く水で湿らせます。
  2. 汚れを広げないように少しずつ濡れた布巾・雑巾で汚れを拭き取ります。
  3. キレイな面で繰り返し拭き取ります。

 

②台所用洗剤やクレンザーを使用する方法

「ac 写真 クレンザー」の画像検索結果

 

絵の具が乾いていないけれど、水拭きだけでは取れないときは台所用洗剤やクレンザーを使用すると汚れが落としやすくなります。

【用意するもの】

✔ 台所用中性洗剤

✔ クレンザー

✔ 使い古しの歯ブラシ

✔ 布巾や雑巾

手順

  1. 台所用の中性洗剤とクレンザーを混ぜ合わせます。
  2. 使い古しの歯ブラシに塗布し、汚れたところを軽く磨きます。
  3. 濡らした布巾や雑巾で拭き取ります。

 

③クレンジングオイルを使用する方法

 

乾いてしまえば落とすのが困難になってくるアクリル絵の具ですが、もし乾燥してしまった場合にはオイルで汚れを浮かせる方法が効果的です。

【用意するもの】

✔ クレンジングオイル

✔ 使い古しの歯ブラシ

✔ 布巾や雑巾

手順

  1. 絵の具の付いているところにクレンジングオイルを塗布します。
  2. 使い古しの歯ブラシでこすります。
  3. 濡れた布巾や雑巾で汚れを拭き取ります。

 

④専用のペイントクリーナーを使用する方法

乾燥してしまって汚れが取れにくい場合には、専用のペイントクリーナーを使用する方法もあります。

 

ペイントクリーナーは様々なメーカーのものがありますので、使用方法については注意書きと使用方法をご確認ください。

 

壁紙についた絵の具を落とす際の注意点

①壁の絵の具汚れを落とすのは時間勝負!

付着した絵の具をキレイに落とすのに一番大切なことは、なるべく早く処置をすることです。

 

特にアクリル絵の具に関しては一度乾燥してしまうと耐水性を持ってしまいます。

 

そのため、乾燥してしまう前に汚れを落とすことが大切です。

 

②壁紙の変色には要注意!

水拭きで絵の具が除去できなかった場合には、洗剤や薬品を使用して汚れを落とすことになります。

 

しかし、壁紙の種類によっては変色させてしまったり、素材を傷めてしまったりする可能性もあります。

 

洗剤や薬剤を使用する際には、一度目立たないところで試してから使用するのが良いでしょう。

 

③絵の具で壁紙を汚さない工夫が大切。

壁紙に絵の具が付着してしまうとキレイに汚れを除去するのは大変です。

 

絵の具を使用する際には、新聞紙やビニールなどを活用し、周囲を汚さないような工夫が大切です。

 

また、小さなお子さんがお絵かきに使用する際の絵の具は汚れてしまっても汚れを落としやすいタイプの水彩絵の具を使用するのがおすすめです。

 

まとめ

まとめ

 

 絵の具には種類により成分も異なるので、絵の具汚れを落とす際には絵の具に合った対処をすることが大切である。

 

 絵の具汚れをキレイに落とすのには乾燥する前に処置するのが大切である。

 

 水彩絵の具の場合は、水に溶けやすく水拭きで汚れを拭き取ることが可能である。取れにくい汚れに関しては台所用中性洗剤が効果的。

 

 アクリル絵の具の場合は乾燥すると耐水性を持つため乾燥する前に処理することが大切。乾燥してしまった場合はクレンジングオイルで汚れを浮かせることで汚れが落ちやすくなる。

 

 薬品や洗剤を使って汚れを落とす際に壁紙を傷めたり変色させたりしないように気を付ける。

 

 絵の具を使用する際は周囲を汚さないように準備してから使用することが大切である。小さなお子さんには水彩絵の具がおすすめ。