【粘土の汚れの落とし方】簡単!!子供服(スモック)についたシミの洗濯法を紹介!

 

お子さんが幼稚園や保育園に入園すると、粘土遊びをする機会が増えますよね。

 

しかし、遊びにはやはり汚れがつきもの。

 

粘土を触った手で服に触れたり、粘土を落としたりして服を汚して帰ってくることもあるのではないでしょうか?

 

粘土はなかなか頑固な汚れで、普通の洗濯では綺麗に落ちません。

 

では、どうやったら汚れをスッキリ落とすことができるのでしょうか?

 

今回は、子供服(スモック)についた粘土汚れの落とし方についてご紹介していきます。

 

粘土汚れは全部で3種類!

 

粘土には・・・

①油粘土

②小麦粘土

③紙粘土

と種類がいろいろあります。

 

汚れの落とし方を知るためには、まずどんな素材が使われているのかを知る必要があります。

 

主な粘土の素材には何が使われているのでしょうか?

 

①油粘土

その名の通り、が使われています。

 

陶土と植物油を混ぜたものが主流です。

 

油が多く含まれるので、固まりにくく柔らかい状態が長続きするため、作ったり壊したり、繰り返し使うことができるのが魅力ですね。

 

幼稚園や保育園、小学校で最初に触れる粘土はこの種類であることが多いです。

 

②小麦粘土

小麦粉と水が主成分です。種類によっては油が少量入っていることもあります。

 

固まったりカビが生えたりするので、長期間の保管にはむいていません。

 

しかし、誤って口に入れてしまっても安全なので小さいお子さんにむいています。

 

小麦アレルギーがある場合は使えないので、注意する必要があります。

 

③紙粘土

炭酸カルシウムとのり剤を主成分とし、これにパルプを混ぜたものであることが多いです。

 

ほかの材料にくっつきやすく、自然乾燥で固まる性質を持つので、工作をするのに最適です。

 

固まったら絵の具などで色をつけたりニスで光沢をつけたりといろいろ楽しめます。

 

では、それぞれの種類によって、最適な汚れの落とし方はどうでしょう?

 

簡単!! 子供服(スモック)についた粘土の汚れの落とし方【油粘土汚れ編】 

 

油汚れを落とす方法を応用して洗うとキレイになります。

 

いくつか落とし方がありますので、汚れの範囲や程度によって使い分けてみましょう。

 

また、油汚れはお湯につけると油の部分が浮いて落ちやすくなります。

 

衣服が熱に弱い素材でなければ、熱めのお湯にまず浸けてから次の方法を試してみるといいでしょう。

 

洗濯洗剤

【用意するもの】

✔ 洗濯洗剤

✔ 歯ブラシ

手順

  1. 汚れの着いた部分のうらにあて布をします。
  2. 洗濯洗剤をつけた歯ブラシでトントンと叩いて落とします。
  3. その後いつも通りに洗濯機で洗濯をしましょう。

 

比較的軽い汚れであれば、汚れた部分に直接洗剤をつけてこすり洗いやツマミ洗いでもいいでしょう。

 

クレンジング➕漂白剤(酵素系)

1と同じようにあて布をして歯ブラシに混合液をつけ、トントンと叩いて落とします。

 

その後、通常通り洗濯機で洗濯します。

 

台所用洗剤

油汚れに強い台所用洗剤(食器用洗剤)を使うのもオススメです。

 

きっとどのご家庭にも必ずあるものなので、手軽に使えますね。

 

上記と同じく「あて布・歯ブラシ・トントン→洗濯機」です。

 

ケイ酸塩入の固形石鹸でこすり洗い

ケイ酸塩は油汚れに強く、たいてい洗濯用の固形洗剤に入っています。

 

汚れた部分に直接固形洗剤をこすって塗りつけ、さらに布同士をこすり洗いします。

 

その後はやはり、洗濯機で洗いましょう。

 

最終手段は除光液

…ですが、色落ちしたり、布が傷んだりする恐れがあるのであくまでも最終手段で!

 

色落ちしないか布が縮まないかはしっこで確認してから使いましょう。

 

簡単!! 子供服(スモック)についた粘土の汚れの落とし方【小麦粘土汚れ編】 

 

これもまず、ぬるま湯で汚れを浮かしてから作業に入りましょう。

 

あまり熱いお湯を使うと、逆に小麦粉の成分が固まってしまい取れにくくなるのでぬるま湯で行いましょう!

 

油を使用している紙粘土の場合は、油粘土の汚れの落とし方同様にしてみましょう。

 

30分程浸して、十分汚れが浮いてきたら、洗濯洗剤を直接かけます。

 

こすり洗いやツマミ洗いをしてから洗濯機で普段通り洗いましょう。

 

布の中に染み込んでなかなか取れない場合は、歯ブラシでトントンと叩いて落とします。

 

簡単!! 子供服(スモック)についた粘土の汚れの落とし方【紙粘土汚れ編】 

 

まず、お湯につけて汚れを浮かしてから…という所はほかの粘土と同じです。

 

成分として入っている「のり剤」によって固まっているので、温めると溶けて汚れが浮いてきます。

 

後は洗濯洗剤をつけて、粉状のカルシウム成分やパルプ(紙)の成分をこすり洗いやツマミ洗いで取り除きます。

 

生地の中に入り込んでなかなか取れない場合は歯ブラシの出番です!叩いて汚れを落としましょう。

 

粘土汚れを防ぐためには「防水スプレー」がおすすめ!

 

 

新しい服や、キレイに洗濯をした後に防水スプレーをしましょう。

 

防水スプレーは、その名の通り防水することはもちろん、油やその他の汚れも付きにくくしてくれます。

 

「膜を作る」イメージでしょうか。

 

シューッとふりかけておくと、粘土の汚れや油分なども付きにくくなり、付いても染み込みにくいので苦労なく汚れが落ちます。

 

もし、汚れがついてしまったら、ひとまず水(できればお湯)で汚れ部分を湿らせ、つまんである程度汚れを落としておくと、後で洗濯する際に汚れが取れやすくなります。

 

作業を行なう上での注意点 

 

 

ここまで、粘土汚れの落とし方についていくつかご紹介しました。

 

ここからは実際に汚れを落とす際の注意点についてご紹介していきます。

 

①色落ち

生地によって洗剤をかけると色落ちしてしまうものがあります。

 

汚れを落とす前に、目立たないところに洗剤をつけてみて問題ないか確認しましょう。

 

②布の傷み・縮み

「歯ブラシでトントンと叩いて」…とありますが、決してこすらないようにしましょう。

 

こすると繊維が毛羽立って、生地が傷んでしまいます。

 

また、生地の種類によっては濡らしたりこすったりすると縮んでしまうものもあるので注意しましょう。

 

③一方向に!

こすり洗いをする時は、ゴシゴシと往復せず、できるだけ繊維の流れに沿って一方向にこすりましょう。

 

これも、生地の傷みを防ぐ大事な事です。

 

まとめ

 粘土の種類:①油粘土②小麦粘土③紙粘土がある。

 汚れの落とし方としては、まず衣服が熱に弱い素材でなければお湯にまず浸けて汚れを浮かせる。その後、以下のいずれかの方法を用いる。

1.洗濯洗剤

2.クレンジング➕漂白剤(酵素系)

3.台所用洗剤

4.ケイ酸塩入の固形石鹸でこすり洗い

5.最終手段は除光液

 汚れの防ぎ方は「防水スプレーをかけておく」「汚れがついたらつまみ洗いである程度汚れを落としておく」

 作業中は「色落ちに気をつける」「布が傷んだり縮んだりしないよう気をつける」「一方向に洗う」の3つには注意が必要。

 

いかがでしたでしょうか?

 

これさえ知っていれば、強敵だと思っていた粘土汚れも比較的簡単に落ちそうですね。

 

これで、お子さんと思いっきり粘土遊びを楽しめますよ!