![【固めるテンプルの代用品】油を固める方法はある!?簡単な油処理方法を紹介!](https://helping-hand-housework.com/wp-content/uploads/2018/09/図2-8.png)
皆さん、突然ですが、揚げ物って美味しいですよね~。
から揚げ、とんかつ、コロッケに天ぷら・・・美味しい揚げ物は挙げるとキリがありませんね。だけど、揚げ物をすると後処理がすごく面倒ではありませんか?
そこで、固めるテンプルを使うと、油も揚げカスも全部綺麗に固まるので処理がしやすくとてもおすすめなのです。
しかし、ちょうど切らしていたり、油を捨てるだけなのに固めるテンプルを買いたくないという方も中にはいらっしゃる事でしょう。
そこで今回は、固めるテンプルの代用品や油を固める他の方法、また簡単な油処理の方法など便利な情報をご紹介します。
目次
固めるテンプルとは
ジョンソンから発売されている「固めるテンプル」という商品は、一袋で600gの油を固めることができるものです。
天ぷらなどを揚げた後の揚げカスまで一緒にしっかり固めてくれるので、油が冷めて完全に固まったら鍋からポンッと取ってそのまま燃えるごみとして捨てる事ができます。
まだ温かい油に入れるだけで固まるし、何より、手や周りを汚すことなく捨てられるので、使用後の鍋や油の後処理が億劫に感じる事がなくなる優れモノです。
固めるテンプルの代用品
揚げ物後、さて油を処理しようとしたら「固めるテンプルがなかった!」なんてことがあるはずです。
また、そもそも、どうせ捨てる物の為にお金を使いたくないということで、固めるテンプルを置いていないお宅も多いでしょう。
そんな時は身近なあの食材を使って油を固めることができますよ。
片栗粉・小麦粉を使う
揚げ物後のまだ温かい油の中に、油と同量の片栗粉(小麦粉)を入れてゆっくりと混ぜてください。
油が冷めてくると、ドロッと固まってきます。
固めるテンプル程にちゃんと固まるわけではありませんが、そのままビニール袋に入れて捨てるだけなので、比較的簡単に処理することができます。
片栗粉・小麦粉が無い場合は、パン粉でも同様に使う事ができます。
ただし、油の分量が多い場合は片栗粉を大量に使う事になるので、もったいないなと感じる方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、古くなってしまった物があれば特にもったいないと考えることなく使う事ができるかもしれませんね。
固めないで吸わせる油処理方法
①市販のパッド
油の処理方法は固める以外にも吸わせるという方法がありますね。
最近は、油を吸わせるのに便利な新聞紙などをとっていないお宅も多いようなので、そういう方は市販のパッドを使うと便利です。
油を吸わせるパッドはスーパーでもよく目にします。
確かに良く油を吸ってくれるのですが、一枚で吸ってくれる量はそこまで多くないので、こちらは、揚げ焼きした時などの少量の油を処理した場合に使用すると良いと思います。
②おむつ
「えっ!?」と思った方、もし、おむつがあったら試しにやってみてください。
以前、私が部屋の片づけを行っていた際に発掘した古いおむつに使用済の油を吸わせてみた所、驚くほど吸ってくれました。
その吸収力は抜群なので一枚で足りるかもしれません。
【おすすめ】もっと簡単な油処理方法
固めるテンプルのような凝固剤、あるいは、片栗粉や小麦粉のような食品を使ってあえて油を固めようとしなくても、実はもっとお手軽簡単に油を処理する方法があります。
どれもどこのご家庭にもあるような物を使っての方法なので、早速今日からお試しいただけます。
①ビニール袋に入れて処理する
二重にしたビニール袋に新聞紙などの吸水性の良い紙や布を入れます。
そこに冷ましておいた油をゆっくり入れます。この時油がこぼれても大丈夫なように、二重にしたビニール袋の下にも新聞紙や広告などをあらかじめ敷いておくと汚れても掃除が楽でおすすめです。
油を注いだら、あとは袋の口をよく縛って油が出ないようにしたら、そのまま燃えるごみとして捨ててください。
②牛乳パックに入れて処理する
これは我が家でもよくやる処理方法です。
牛乳パックに新聞紙などを入れ、その中に使い終わって冷ました油を入れます。
ビニール袋に入れて処理する際と同様、油が万が一こぼれてしまっても大丈夫なように、牛乳パックの下にも新聞紙、あるいはビニール袋を敷いて置いていた方が安心です。そして、油は入れ過ぎて溢れないように気を付けながらゆっくりと注ぎましょう。
油を入れたら、牛乳パックの口をしっかりと閉じ、油が外に出ないようにします。その上でビニール袋などに念のため入れ、燃えるごみとして処理しましょう。
上記2つの方法は簡単にできるのでおすすめです。
ただ、この時に十分気を付けて頂きたいのが、油の自然発火です。
ちょっとでも間違ってしまうと大変な事になってしまうかもしれないので、自然発火については次で詳しくご説明します。
要注意!油の自然発火について
使ってすぐの油をまだ熱いうちにキッチンペーパーや新聞紙、布などに染みこませて処理している方は要注意です。
実は、油の後処理の仕方が原因での火災が多く起きています。
油は通常、酸素に触れると酸化反応を起こし、熱が発生します。新聞紙やキッチンペーパーなどの可燃物でまだ油が熱いうちに油を吸わせ、それをビニール袋などに重ね入れて密封した場合、酸化した新聞紙やキッチンペーパーなどが発熱し、どんどん袋の中は高温になります。
すると、ある時ポッと発火するわけです。これが油の自然発火の仕組みです。
油を処理する際は、油が十分冷めたのを確認すること。そして、新聞紙などを水で湿らせたり、濡れたタオルなどを入れたりして発火を防ぐ方法があります。ともかく、油の処理は必ず冷めてからという事が大切です。
油をエコに処理しよう!
ここからは、使用済の油をただ捨てるのではなく、違った形で再利用できないかというエコの処理方法についてです。
地域によって異なりますが、廃油を回収し、バイオディーゼル燃料などに利用している所があります。
その場合、よく内部を洗ったペットボトルなどに廃油を入れ、その地域の指定する回収場所へと持って行ってください。
使用した本来捨てるはずだった油が、違う形として再利用されるのはなんだか嬉しいですよね。
廃油回収について詳しいことは、お住まいの市役所などにお問い合わせください。
まとめ
・固めるテンプルは一袋で600gもの油を固める事ができる為、手も周りも汚れずに簡単に油の処理ができる優れた凝固剤。
・固めるテンプルなどの凝固剤を使わなくても油を固めたい場合は、片栗粉や小麦粉などを使うと良い。パン粉も片栗粉の代わりとして使用する事ができる。
・市販の油用パッドを使えば、手軽に吸わせることができるが、一枚で吸収できる油の量は多くない。
・使わなくなったおむつは油の吸収率が抜群。
・わざわざ廃油処理用のグッズを買わなくても、ビニール袋や牛乳パックなどに新聞紙などを詰めて廃油を入れれば簡単に処理ができる。
・家庭から出た天ぷら油などの廃油は地域によってバイオディーゼルなどの燃料として再利用されている。
・まだ熱いうちに油の処理をすると自然発火が起きやすい為、油の処理は十分冷めてからにした方が良い。
今回は油の処理方法についてご紹介しましたが、あなたはどの方法で処理されていますか?
もし、そのまま流しに流されている方がいらっしゃればすぐにやめてくださいね。排水管が詰まってしまい、大変な事になってしまう可能性大です。
油の処理方法もいくつかありますので、自然発火には十分に気を付け、あなたが一番処理しやすい方法を選んで正しく処理しましょう。