価格も手ごろで自分好みのアクセントをつけることができ、アイロンさえあれば誰でも手軽に貼り付けることができる「プリントシート」。
DAISOのアイロンプリントでシンプルなトレーナーをカスタマイズ
配置は娘っ子が考えてくれた◡̈⃝
なんだかんだ赤子のこと好きなんじゃないの?とか思う日々www pic.twitter.com/Q6cjif88TU— イクママ&ゆづ3歳 (@ikumama3) October 10, 2017
トレーナーはこの日の朝、私がアイロンプリントしたもの〜www pic.twitter.com/goa5GM4VUM
— ナッツ/千夏 (@Ax3Levelz0) November 7, 2015
しかし、気に入らなかったり、貼り付ける場所を失敗してしまったときに、綺麗に剥がす方法がわからないと困ってしまいます。
特に、お子さんの体操着に使うゼッケンは、学年が変わると貼りかえる必要がありますので、簡単な剥がし方を知っていれば安心ですよね。
そこで今回は、服(トレーナー)のプリントを綺麗に剥がす方法について紹介します。
目次
トレーナーのプリントはどうやって貼り付けている?
トレーナーなどの衣類に用いられている「プリントシート」は、「熱転写シート」とも呼ばれています。
特殊な紙にさまざまな図柄が印刷されていて、熱を加えることで布地に貼り付けます。
ナイロンなど、どんな素材にも貼り付けることができ、糸と針を使って縫いつける必要がないので、お裁縫が苦手な人にとっては便利なアイテムです。
プリントシートは大まかに・・・
- 白、淡色布用
- 黒、濃色・カラー布用
に分けられており、生地の素材によっても選び方が変わります。
また、洗濯に強い者と弱いものとがあり、洗濯に弱いタイプのものは、比較的簡単に剥がし取ることができますが、洗濯に強いタイプは水に強く、剥がし取る際にかなり手こずるります。
万が一プリントシートがずれてしまったり、やり直しが必要になったときは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
服(トレーナー)のプリントを綺麗に剥がす方法
それではさっそく、服のプリントを綺麗に剥がす方法についてご紹介していきます。
アイロンを使って貼りつけてあるプリントは、無理に剥がすとプリントに用いられている糊の跡が残ってしまったり、生地を傷めてしまったりして着用できなくなることがあります。
しかし、今回紹介する方法は、どのご家庭にもあるものを使って綺麗にプリントを剥がす方法になりますので、あきらめて捨ててしまわず、ぜひ一度実践してみてください。
①タオルとアイロンを使って剥がす方法
まず最初に紹介するのは、濡らしたタオルの上からアイロンをかけてプリントを剥がす方法になります。
これは、トレーナーなどの服に貼られたプリントを剥がす方法としては、最も手軽でよく知られている方法です。
アイロンやタオルはどのご家庭にもあるものですので、どなたでも手軽にプリントを剥がすことができますよ。
【用意するもの】
✔ アイロン
✔ タオル
✔ ピンセットなど
手順
- まず始めに、水でタオルを濡らします。
- 水気を切ったら、プリントの上に置きましょう。
- まだタオルが濡れているうちに、上からアイロンをかけます。
- まだ熱を持っているうちに、ピンセットなどで端をつまみ、ゆっくりとプリントを剥がし取っていきましょう。
プリントを剥がすときはまだ熱を持っているため、直接手で触れないよう注意して下さい。また、プリントが貼られた服は完全に乾いている状態で作業をして下さい。
洗濯した後など、まだ服が濡れている状態でアイロンをかけてもプリントが綺麗に剥がれないことがあります。
一度でプリントが綺麗に剥がし取れなかった時は、1.~4.の行程を数回繰り返し行ってみましょう。プリントを貼り付けいときは上から押し付けるようにアイロンをかける必要がありますが、プリントを剥がすときに圧力をかける必要はありません。
②スチームアイロンを使う方法
プリントシートや熱を利用して貼り付けているワッペンなどは、もう一度熱を加えることで剥がすことができます。
【用意するもの】
✔ スチームアイロン
✔ ハンカチや手拭いなどの当て布
手順
- まず、プリントの上にハンカチや手拭いなどの当て布をします。
- 次に、アイロンのスチームをセットし、アイロンの温度を中温~高温に設定しましょう。
- 当て布の上からスチームをつけたままアイロンをかけます。
- プリント全体にアイロンをかけ終わったら、また熱を持っているうちにピンセットなどを使ってプリントの端からゆっくりと剥がし取っていきましょう。
スチーム機能付きのアイロンをお持ちの方は、スチーム機能を使ってアイロンをかけてもかまいませんが、できるだけきれいに剥がし取りたい方はドライアイロンがおすすめです。
③転写シートを使う方法
転写シートとは、一般的にあまり知られていませんが、クリーニング店や衣装のリメイクが趣味の方にはよく知られている方法です。
【用意するもの】
✔ 未使用の転写シート
✔ アイロン
手順
- 未使用の転写シートを用意し、プリントの上に重ねます。
- アイロンを中温~高温に設定します。
- アイロンが十分に温まったら、転写シートの上からアイロンをかけていきましょう。
- あとは、転写シートをはがすだけで完了です。
この方法は、転写シートを乗せてアイロンをかけるだけですので簡単ですが、使用する転写シートは必ず洗濯に強いタイプの白、淡色生地に使用する転写シートを選んでください。
黒色や紺色など、濃い色の生地に用いる転写シートだとプリントが綺麗に剥がれないことがあります。
また、染色されている模様や文字は、生地そのものにインクが染み込んでいるものですので、剥がすことができません。
④中性洗剤を使った剥がし方
中性洗剤には界面活性剤が含まれていますので、プリントの糊をふやかして浮き上がらせ、剥がし取ることができます。
ただし、この方法だけでは完全にきれいに剥がし取ることができないため、メラミンスポンジを合わせて使いましょう。
【用意するもの】
✔ 中性洗剤
✔ 布
✔ 大きめの洗面器、または盥など
✔ メラミンスポンジ
手順
- 洗面器にぬるま湯を入れ、中に中性洗剤を数滴溶かし入れます。
- 中にプリントが付いた服を浸し、少し時間をおきましょう。
- プリント部分に十分に洗剤が染み込んだら、洗剤をつけた布を使い擦り洗いをします。
- 糊がまだ生地に残っているときは、メラミンスポンジを使って擦り落していきましょう。
中性洗剤やメラミンスポンジは、デリケートな生地には使用することができません。
また、中性洗剤をすると生地が縮む恐れがありますので、大切なお洋服には使用しないでください。
⑤消毒液やエタノールを使う方法
次に、消毒液やエタノールを使ってプリントを剥がし取る方法について紹介します。
消毒液もエタノールもドラッグストアやホームセンターなどに行けば数百円程度で購入可能です。
【用意するもの】
✔ 消毒液、またはメタノール
✔ 小皿などの容器
✔ 綿棒やコットンなど
✔ カッター
✔ ピンセット
手順
- まず小皿に消毒液、またはエタノールを適量注ぎます。
- 小皿に注いだ消毒液に綿棒、またはコットンをつけ、プリントの端をぽんぽんと叩くように塗布していきましょう。
- 消毒液、またはエタノールを塗り終ったら、プリントの端にカッターの刃が付いていない部分を差し込み、少し持ち上げるようにして剥がします。
- 指でつまめる程度に持ち上がったら、ピンセットなどを使ってゆっくりと剥がし取りましょう。
生地の種類によっては、消毒液やエタノールを用いると色落ちする場合があります。
消毒液を使う前には、必ず目立たない部分に塗布し、色落ちしないかどうかを確認してください。
作業を行う上での注意点
ここまでプリントを剥がす方法をたくさんご紹介してきました。
しかし、服のプリントを剥がし取る際には、除光液を使用してはいけません。
除光液を使うと生地が変色したり、プリントが溶けて生地に貼り付いてしまい、アイロンをかけただけでは綺麗に剥がし取ることができなくなってしまいます。
もしも不安な場合にはプリントを剥がしてくれる専門の業者もありますので、無理にご自分で剥がし取ろうとせず、業者に依頼しましょう。
まとめ
まとめ
✔ 服のプリントは、濡らしたタオルの上からアイロンをかけると綺麗に剥がし取れる。
✔ ドライアイロンの代わりにアイロンのスチーム機能を使ってもかまわない。
✔ 転写シートを乗せてアイロンをかけると綺麗に剥がし取れる。
✔ 転写シートは、必ず洗濯に強いタイプの白、淡色生地に使用する転写シートを選ぶ。
✔ 中性洗剤を入れたぬるま湯に浸け置きにし、メラミンスポンジで擦るとプリントを剥がし取ることができる。
✔ 服のプリントが、消毒液やエタノールをつけると綺麗に剥がし取ることができる。
✔ 服のプリントをはがし取る際に除光液を使ってはいけない。
✔ 服の生地を傷める恐れがある場合は、専門の業者に依頼する。