【さつまいものベタベタ汚れの落とし方】鍋・手についたアクの取り方を紹介!

 

さつまいもの皮をむいたり、切ったりしていると手がべたべたとしてくることってありませんか?

 

手だけではなく、さつまいもを茹でたお鍋もふちが黒くなりお鍋の内側一周に線のような黒いベタベタ汚れが付くことがあります。

 

とある主婦
ティッシュペーパーやキッチンペーパーでふき取ろうとしても汚れに張り付くだけでうまく取れない…。

 

 

食器用洗剤やハンドソープを付けてこすってもなかなか落ちませんし、お鍋もスポンジでこすってもなかなか落ちず困りますよね。

 

今回はそんなさつまいものベタベタ汚れの落とし方をご紹介します。お困りの方はぜひ今回ご紹介する方法をお試しください!

 

さつまいものベタベタ汚れの原因とは?

 

ベタベタの原因は実はさつまいもに含まれる「ヤラピン」といわれる成分でいわゆる「灰汁(アク)」です。

 

生のさつまいもを切るとさつまいもから白い液体がじわじわとしみだしてくることがあります。これが「ヤラピン」です。

 

さつまいもの皮の付近に特に多く含まれている樹脂成分で、新鮮な状態だと白い乳白色ですが空気に触れることで、乾燥して黒く固まります。

 

 

このヤラピン、一見体に悪そうな気もしますが、食物繊維と一緒に取ることにより、胃や腸の粘膜を保護する働きや腸の運動を促進する効果があり、体に大変良い成分だと言われています。

 

また、この乳白色のヤラピン成分が多く出るサツマイモほど「新鮮で甘みが多い」といわれています。

 

ベタベタ汚れの正体は体に良い成分ということはわかりましたが、やはり汚れは気になりますよね。

 

 

手についたさつまいものベタベタ汚れの落とし方

①重曹を使って落とす方法

 

最近では100円ショップなどでも販売されている重曹を使用して落とす方法です。

 

【用意するもの】

✔ 重曹 大さじ2~3

✔ ぬるま湯 40度くらいで手が浸せるくらいの量

✔ 洗面器

手順

  1. 重曹をベタベタ汚れの付いている手にまんべんなく振り掛けます。
  2. 汚れを重曹に移すように優しく揉みこみます
  3. 手をぬるま湯の中に付け再度よく揉み洗いしましょう。

 

重曹には「汚れを吸着」する作用があり、手に付いたべたべた汚れを吸着し落とす効果があります。

 

また、重曹の粒子は非常に細かく、手のしわや指紋などの細かい隙間にも入り込むことが出来るので、隅々の汚れを掻き出してくれます。

 

さらに、重曹の粒子は柔らかく直接つけて揉み込んでも物を傷つけにくいと言われています。ですので、手に直接振り掛けて使用しても傷だらけになってしまうことなどはありません。

 

重曹は食品にも含まれている成分なので、万が一口に入っても少量であれば特に害はなく安心してお試しいただくことが出来ます。

 

②油を使って落とす方法

 

油には、油膜で汚れを包み落としやすくする効果があります。この効果を利用してベタベタ汚れを落とします。

 

【用意するもの】

✔ サラダ油 大さじ3

手順

  1. ベタベタ汚れの付いた手にサラダ油を垂らします。
  2. せっけんで汚れを洗う場合と同様に油を汚れに揉み込むようにして洗います。
  3. 汚れが落ちたら、流水でながしましょう。

 

もともと、さつまいも農家の方は手に付いたべたべた汚れを「灯油」や「ガソリン」で落とすこともあったそうです。

 

ですが、自宅に灯油やガソリンが常にあることってなかなかないですよね。それに臭いもとてもきついので試すにはなかなか勇気がいりますよね。

 

今回ご紹介したサラダ油を使用して汚れを落とす方法は臭いもないので安心してお試しいただくこともが出来ます。

 

また、「油」であれば何の油でも落とすことが出来るので「ゴマ油」や「オリーブオイル」などでも落とすこともできます。

 

臭いが気にならない方は自宅にある「油」でお試しいただければと思います。

 

③クレンジングオイルで落とす方法

 

先ほど、油で汚れを落とす方法をご紹介しましたがその方法と同様に「クレンジングオイル」を使用して落とす方法です。

 

同じく自宅にある「油」を使用した方法です。

 

【用意するもの】

✔ クレンジングオイル 2~3滴

✔ ぬるま湯

手順

  1. ベタベタ汚れの付いた手にクレンジングオイルを垂らしてよごれに揉み込みます。
  2. 手に数滴水を垂らしてさらに揉み込みます。
  3. 全体的に白くなってきたらぬるま湯で流しましょう。

 

メイク落としの際にクレンジングオイルを使用されている方はお勧めの方法です。

 

汚れを流す前に少量の水を数滴たらし全体を白くさせることにより「乳化作用」が働き、そのまま汚れを落とす場合よりも格段に汚れが落ちやすくなりますのでクレンジングオイルで汚れを落とす際にはぜひ「乳化」をしていただくことをおすすめします。

 

鍋に付いたさつまいものべたべた汚れを落とす方法

①重曹を使った方法

手に付いたべたべた汚れを落とす際と同様に「重曹」を使用して落とす方法です。

 

サラサラの粒子のままでは鍋の汚れにくっつけづらいので水を加えペースト状にすることにより、汚れに直接つけることが出来るのでお鍋に付いた汚れも簡単に落とすことが出来ます。

 

【用意するもの】

✔ 重曹 大さじ2~3

✔ 水 大さじ1~2

✔ 柔らかい布

手順

  1. 重曹に水を加え良く混ぜ「重曹ペースト」を作ります。
  2. 乾いた布に重曹ペーストを少量取り、鍋の汚れ部分を直接こすります。
  3. 汚れが落ちたら流水で洗いましょう。

 

先ほどの手に付いた汚れを落とす際と同様に、重曹の粒子は細かく柔らかい粒子なのでお鍋を傷つけてしまう心配もありません。

 

また、食品にも含まれている成分なので、汚れを落とし終わった後、再度食器用洗剤で洗う必要もなく流水で洗い流すだけで良いので手間を省くことが出来ます。

 

この重曹ペーストを使用した方法は汚れを落とす際だけではなく、お鍋を焦がしてしまった際にも効果を発揮します。

 

焦げ付いた部分に重曹ペーストをつけ、乾いた布でこすることで焦げ付き汚れも簡単に落とすことができ、お鍋も傷つけることがないのでおすすめの方法です。

 

②油で落とす方法

この方法も手に付いたべたべた汚れを落とす際と同様の効果でお鍋の汚れを落とすことが出来ます。

 

【用意するもの】

✔ 油(サラダ油・ごま油・オリーブオイルなど) 大さじ4~5

✔ 柔らかい布

✔ キッチンペーパー

✔ 食器用洗剤 少量

✔ スポンジ

手順

  1. 柔らかい布に油をつけ、お鍋の汚れ部分になじませるように油を塗ります。
  2. 汚れが落ちたらキッチンペーパーで概ねの油をふき取ります。
  3. 食器用洗剤を付けたスポンジで油を良く流しましょう。

 

お鍋は食品を入れるものなので、今回は同じ「油」のものでも、クレンジングオイルは避けそのほかのサラダ油やゴマ油、オリーブオイルなど食品系の油を使用することをお勧めします。

 

汚れが落ちた後にすぐ食器用洗剤を付けたスポンジで洗っても、もちろん良いのですが、先にキッチンペーパーで油をふき取ることにより、落ちていない部分の確認ができるので、洗ってから落ちていなかったという手間を回避することが出来ます。

 

まとめ

まとめ

 

 手に付いた汚れは、「重曹」や「サラダ油」「クレンジングオイル」で落とすことができる。

 

 サラダ油のほかに「ゴマ油」や「オリーブオイル」でも落とすことが出来る。

 

 お鍋に付いた汚れは「重曹ペースト」を使ってこする。

 

 油を塗っても同様に落とすことが出来る。

 

いかがでしたでしょうか?

 

サツマイモのベタベタ汚れが面倒で料理になかなか踏み出せなかった方でも、今回のように簡単な方法で汚れを綺麗に落とすことが出来ます。

 

ぜひ、気兼ねなくチャレンジされてみてくださいね!

 

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