料理の時短やレパートリーを増やすのに一役買ってくれる圧力鍋。

 

ところが買ったばかりの不慣れやうっかりしてしまったために鍋に焦げがついてしまった、なんてことありませんか。

 

焦げないように気を付けてはいるけれど、それでも焦げ付いてしまったときは、落ち込みます。

 

今回は圧力鍋に焦げがついたときの落とし方・焦げ付かないように注意する点をご紹介したいと思います。

 

【圧力鍋の素材別】焦げの落とし方

 

圧力鍋に使われる素材は2種類あり、ステンレス製とアルミ製、その両者の混合タイプがあります。

 

ステンレス製は焦げ付きにくいのが特徴で、アルミ製は軽くて熱伝導率が良いのが特徴です。

 

これら二つの利点を兼ね備えた多層式圧力鍋は表面がステンレス製で、内側がアルミ製です。焦げを落とすときはステンレス製の扱いと同じです。

 

作業前にお持ちの圧力鍋の素材はどちらか確認してから行ってください。

 

どちらにも共通している落とし方は、【天日干し】です。

 

焦げがしっかり乾くまでお日さまに一週間ほど当てておくと、こするだけで焦げが落ちるようになります。日に当てる日数は様子をみて調整してください。

 

ではそれ以外の、素材ごとの焦げの落とし方を見ていきます。

 

ステンレス製 圧力鍋の焦げの落とし方

①重曹

 

重曹水を加熱することによって発生する二酸化炭素のガスと、炭酸ナトリウムが鍋の焦げ付きを落とすのに効果があります。

 

焦げはその大半が酸性なので、アルカリ性の炭酸ナトリウムが汚れに効きます。

【用意する物】

・重曹

・たわし

汚れ

手順

1.焦げがつかるほどの水を鍋に入れ、重曹を大さじ1~2杯入れて溶かします。

2.火をかけ、10分ほど沸騰させながら煮ます。

泡立ってくるので、ふきこぼれないように蓋はしないでください。また、沸騰してから重曹を入れても拭きこぼれの原因になるので必ず水に溶かしてから火にかけてください。

3.火を止めて、鍋が冷めてからスポンジでこすります。

 

注意点

スチールなどの金属たわしを使うと鍋が傷つくので、普通のアクリルたわしで構いません。もしこれでも焦げが落ちきらない時は、市販のクリームクレンザーを使って落としてください。重曹も研磨効果があるので、重曹の粉をかけてこすってもよいでしょう。

 

②塩素系漂白剤

こちらは、焦げが浸かるくらい塩素系の漂白剤を入れ、一時間放置して水ですすぐだけです。

 

場合によって、スポンジでこすり落としてください。

 

注意点

とても簡単な方法ですが、塩素系漂白剤は臭いがきついので、換気を十分に行ってください。また、一時間以上、長時間放置するのは鍋にとってよくありません。ぜひ注意しながら行ってください。

 

アルミ製 圧力鍋の焦げの落とし方

アルミ製の鍋に重曹を使うと、アルカリに反応して黒ずんでしまうので、重曹は使わないでください。

 

①台所用洗剤+クエン酸

【用意する物】

・クエン酸(もしくはお酢でもOK)

・台所用洗剤

・スポンジ

汚れ

手順

1.焦げが浸かるくらいの水を入れ、台所用洗剤とクエン酸(またはお酢)を適量入れます。

2.火にかけ、沸騰する前に火を止めます。

3.お湯を捨て、スポンジでこすって残りの焦げを落とすだけです。場合により、クリームクレンザーや洗剤を使用してください。

 

②酸素系漂白剤

 

こちらはステンレスで使った塩素系ではなく、酸素系を使ってください。

【用意する物】

・酸素系漂白剤

・スポンジ

汚れ

手順

1.鍋に水を張り、少し加熱して40~50℃ほどのお湯にします。(水道の熱めのお湯を使用してもよいでしょう)

2.酸素系漂白剤を大さじ2杯入れ、よく溶かします。

3.30分から1時間ほど置いておきます。

4.後はこすって焦げを落とすだけです。

 

圧力鍋の焦げ付き対策

対策1. 火力には注意する。

火力が強すぎると焦げにつながります。これは圧力鍋に限らず、すべての鍋に言えることですね。

 

空焚きなどは特に注意してください。

 

対策2.  水分の量に注意する。

お米を炊く、煮物を作るなどといったとき、分量に対して水の量が少ないと焦げ付きの原因になるので、水分の量には注意しながら料理をしてください。

 

対策3. とろみのある料理を長時間加熱しない。

圧力鍋だけでなく、カレーやシチューなどのとろみのある料理は加熱し続けると、焦げ付きやすくなりますよね。

 

すべての料理にも言えますが、調理時間には注意し、必要以上に加熱することは控えましょう。

 

また、圧力は肉や野菜などを茹でるときにかけ、ルーを入れてからは圧力をかけないという方法も焦げつかないようにする方法です。試してみてください。

 

対策4. 炒めた後に圧力をかけないようにする。

カレーや煮物などの料理を作るとき、炒めてから煮込みたいですよね。

 

ただし、これは焦げの原因になります。面倒ですが、炒める作業は別の鍋やフライパンで行うか、次の対策で紹介する「油をしっかりなじませる」という方法で焦げ付きを軽減しましょう。

 

対策5. 圧力鍋に油をなじませておく。

油をひかずに調理すると、焦げ付きの原因になります。

 

圧力鍋に油を垂らし、少し熱したあと予熱状態で油を広げるとなじみやすくなります。

 

どんな料理であっても、油をひいておくと焦げ付きを防ぐことができます。

 

まとめ

・圧力鍋の素材がステンレス製かアルミ製かを確認してから作業を行いましょう。

・どの素材の鍋でも、天日干しで焦げは取れます。

・ステンレス製の圧力鍋は重曹か塩素系漂白剤を使って焦げを落せます。

・アルミ製の圧力鍋は、台所用洗剤とお酢、または酸素系漂白剤を使って落せます。

・焦げないように、水分、加熱時間、火力には十分注意しましょう。

・炒めてから圧力をかけると焦げ付きやすくなるので注意しましょう。

・使用前は油をしいて、焦げ付きにくくしておきましょう。