料理の時短やレパートリーを増やすのに一役買ってくれる「圧力鍋」。
ところが買ったばかりの不慣れやうっかりしてしまったために「圧力鍋に焦げがついてしまった…!」なんてことありませんか?
ぶり大根を圧力鍋で作ろうとして焦がしてしまった…ショック(ू˃̣̣̣̣̣̣o˂̣̣̣̣̣̣ ू)⁼³₌₃ この焦げを上手く落とすコツ教えて… pic.twitter.com/P2Og2S7BCo
— ▶︎ (@toshima37) September 27, 2014
焦げないように気を付けてはいるけど、それでも焦げ付いてしまったときは落ち込みますよね。
そこで今回は、圧力鍋に焦げがついたときの落とし方・焦げ付かないように注意する点をご紹介していきます。焦げ汚れでお困りの方はぜひ今回ご紹介する方法をお試しください!
目次
簡単!!圧力鍋の焦げの落とし方【ステンレス製の場合】
①重曹
重曹水を加熱すると「二酸化炭素のガス」と「炭酸ナトリウム」が発生します。これらの成分が鍋の焦げ付きを落とすのに効果があります。
焦げ汚れはその大半が酸性ですので、アルカリ性の炭酸ナトリウムが特に効果的です。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ たわし
手順
- 焦げがつかるほどの水を鍋に入れ、重曹を大さじ1~2杯入れて溶かします。
- 火をかけ、10分ほど沸騰させながら煮ます。
※泡立ってくるので、ふきこぼれないように蓋はしないでください。また、沸騰してから重曹を入れても拭きこぼれの原因になるので必ず水に溶かしてから火にかけてください。 - 火を止めて、鍋が冷めてからスポンジでこすります。
注意点
スチールなどの金属たわしを使うと鍋が傷つくので、普通のアクリルたわしで構いません。もしこれでも焦げが落ちきらない時は、市販のクリームクレンザーを使って落としてください。重曹も研磨効果があるので、重曹の粉をかけてこすってもよいでしょう。
圧力鍋の焦げを重曹で落としてた
すごい…… pic.twitter.com/76IKGIzfO2— 大根フット (@AM_Shaggai) July 5, 2018
②塩素系漂白剤
こちらは、焦げが浸かるくらい塩素系の漂白剤を入れ、一時間放置して水ですすぐだけです。
場合によって、スポンジでこすり落としてください。
注意点
とても簡単な方法ですが、塩素系漂白剤は臭いがきついので、換気を十分に行ってください。また、一時間以上、長時間放置するのは鍋にとってよくありません。ぜひ注意しながら行ってください。
簡単!!圧力鍋の焦げの落とし方【アルミ製の場合】
①台所用洗剤+クエン酸
【用意するもの】
✔ クエン酸(もしくはお酢でもOK)
✔ 台所用洗剤
✔ スポンジ
手順
- 焦げが浸かるくらいの水を入れ、台所用洗剤とクエン酸(またはお酢)を適量入れます。
- 火にかけ、沸騰する前に火を止めます。
- お湯を捨てスポンジでこすって残りの焦げを落とすだけです。場合によっては、クリームクレンザーや洗剤を使用してください。
②酸素系漂白剤
こちらはステンレスで使った塩素系ではなく、酸素系を使ってください。
【用意するもの】
✔ 酸素系漂白剤
✔ スポンジ
手順
- 鍋に水を張り、少し加熱して40~50℃ほどのお湯にします。(水道の熱めのお湯を使用してもよいでしょう)
- 酸素系漂白剤を大さじ2杯入れ、よく溶かします。
- 30分から1時間ほど置いておきます。
- 後はこすって焦げを落とすだけです。
薄ーくタレの焦げが付いてた10年近く使ってる圧力鍋だけど、酸素系漂白剤使ったら新品みたいに綺麗になった☺️ pic.twitter.com/QZjLchsJeU
— トモノリはC97もスタッフ参加でした (@tomonori0706) September 22, 2018
圧力鍋の焦げ付き対策
【対策1】火力には注意する
火力が強すぎると焦げにつながります。これは圧力鍋に限らず、すべての鍋に言えることですね。
空焚きなどは特に注意してください。
【対策2】水分の量に注意する
お米を炊く、煮物を作るなどといったとき、分量に対して水の量が少ないと焦げ付きの原因になるので、水分の量には注意しながら料理をしてください。
【対策3】とろみのある料理を長時間加熱しない
圧力鍋だけでなく、カレーやシチューなどのとろみのある料理は加熱し続けると、焦げ付きやすくなりますよね。
すべての料理にも言えますが、調理時間には注意し、必要以上に加熱することは控えましょう。
また、圧力は肉や野菜などを茹でるときにかけ、ルーを入れてからは圧力をかけないという方法も焦げつかないようにする方法です。試してみてください。
【対策4】炒めた後に圧力をかけないようにする
カレーや煮物などの料理を作るとき、炒めてから煮込みたいですよね。
ただし、これは焦げの原因になります。面倒ですが、炒める作業は別の鍋やフライパンで行うか、次の対策で紹介する「油をしっかりなじませる」という方法で焦げ付きを軽減しましょう。
【対策5】圧力鍋に油をなじませておく
油をひかずに調理すると、焦げ付きの原因になります。
圧力鍋に油を垂らし、少し熱したあと予熱状態で油を広げるとなじみやすくなります。
どんな料理であっても、油をひいておくと焦げ付きを防ぐことができます。
まとめ
まとめ
✔ 圧力鍋の素材がステンレス製かアルミ製かを確認してから作業を行いましょう。
✔ どの素材の鍋でも、天日干しで焦げは取れます。
✔ ステンレス製の圧力鍋は重曹か塩素系漂白剤を使って焦げを落せます。
✔ アルミ製の圧力鍋は、台所用洗剤とお酢、または酸素系漂白剤を使って落せます。
✔ 焦げないように、水分、加熱時間、火力には十分注意しましょう。
✔ 炒めてから圧力をかけると焦げ付きやすくなるので注意しましょう。
✔ 使用前は油をしいて、焦げ付きにくくしておきましょう。