【みそ汁の染み抜き方法】簡単!!シャツやズボンについた汚れの落とし方・洗濯方法!

 

日本人のソウルフードとして味噌汁を飲む機会はとても多いですね。

 

食べる機会の多い味噌汁だからこそ、手が滑ってうっかりシャツやズボンにこぼしてしまう事も多いのではないでしょうか?

 

そこで、今回は味噌汁をうっかりこぼしてしまった時に役立つみそ汁の染み抜き方法をご紹介していきます。

 

衣服にできる染みには種類がある

 

 

衣服の染みは大きく分類すると三種類あります。

 

シミの種類

 水溶性汚れによる染

 不溶性汚れによる染み

 油溶性汚れによる染み

 

汚れの種類による染みの落ちにくさは・・・

 

不溶性>>油溶性>>水溶性

 

このように不溶性が一番落ちにくく、水溶性は比較的落としやすい染みの種類となります。

 

それでは、今回取り上げている味噌汁はどの種類に分類されるかと言えば「水溶性」の汚れに分類されます。

 

ちなみに、お味噌汁の具が油揚げなど油を多く含む場合は水溶性と油溶性の混ざった汚れとなり、若干落としにくくなる場合もあることもお伝えしておきます。

 

それでは、水溶性の汚れである味噌汁の染みを効果的に落とす方法についてご紹介していきます。

 

みそ汁の染み落とし難易度は「応急処置」で決まる!

 

 

汚れの種類に関わらず、衣服についてしまった汚れを落としやすくするために最も重要なポイントがあります。

 

それは、「適切な応急処置」です。

 

今回は水溶性汚れである味噌汁ですが、揚げ物などに代表される油溶性汚れなどであっても、この応急処置をどのように行ったかによってその後の染み落としに大きな影響を及ぼすため、適切な応急処置の方法をまずは知っておきましょう。

 

応急処置で共通するコツとして・・・

・絶対にこすらない

・汚れ部分の外側から内側へと向かって処置する

 

この二つだけは覚えておきましょう。

 

汚れの応急処置で絶対にやってはいけないことがこする行為。

 

理由は、衣服の繊維奥深くへと汚れを付けてしまう事や汚れが広がる事に繋がってしまうからです。汚れを内側から外側へと拭くなども汚れが広がるためNG行為です。

 

適切な応急処置

【用意するもの】

✔ 乾いたティッシュやタオル

✔ 当て布

✔ 中性洗剤or手洗い洗剤

手順

  1. まずは汚れ部分の固形物があれば取り除く
  2. 乾いたティッシュやタオルなどを使い水分を吸着させましょう。
    ※汚れ部分に押し当てる、トントンと叩くなどの処置を心がけましょう
  3. 汚れている部分に当て布をして裏側から水で濡らしたティッシュやタオルで叩くように汚れを落としていきます。
    脱げない場合は当て布を汚れの裏側に当てて表面から叩くようにしましょう。
  4. 当て布に汚れがある程度移ったのを確認したら、当て布をキレイなものに替えて中性洗剤などを染み込ませたティッシュやタオルで3と同様に叩いていきましょう。
    ※外出先などで中性洗剤が手元に無い場合は、お手洗いにある手洗い洗剤で代用できます

 

このように、汚れを付けてしまった時にしっかりと応急処置をするだけで場合によっては染み汚れが残る事を防ぐ事もできます。

 

染みを作らないためには正しい応急処置が本当に重要です。

 

万が一食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合には、焦らずにしっかりと応急処置をして染みにならないように心がけましょう。

 

みそ汁の染み抜き方法

 

 

それでは、本題である具体的な染み抜き方法についてご紹介していきます。

 

①中性洗剤を使った方法

 

 

冒頭でも説明した通り、味噌汁のシミ汚れは水溶性汚れで比較的落としやすい部類の汚れとなります。

 

まずは普段使っている台所用中性洗剤で行う染み落としの方法を試してみましょう。

【用意するもの】

✔ 台所用洗剤

✔ 歯ブラシまたは綿棒

✔ 当て布用のタオルやキッチンペーパー

手順

  1. 染み部分に当て布をして裏面に中性洗剤をかけます。表と裏が逆でも構いません。
  2. 当て布に汚れを移すイメージで歯ブラシや綿棒で中性洗剤を染み込ませるようにトントンと叩くようにしましょう。
  3. 当て布が汚れたらキレイな面を再度当てなおすようにして1~2の手順を繰り返します。途中でぬるま湯などで軽く水洗いをして汚れの落ち具合をチェックしながら行いましょう。

 

汚れが付着してからあまり時間が経過していない場合や応急処置をしっかりしていた場合などであれば、中性洗剤を使ったこの方法でも染みが落ちる事も多いですよ。

 

染みが落ちない場合は次の方法を試してみましょう。

 

②酸素系漂白剤と重曹を使った方法

 

落ちない頑固な染み汚れの場合は、酸素系漂白剤と重曹を使った方法を試してみましょう。

【用意するもの】

✔ 酸素系漂白剤

✔ 重曹(セスキ炭酸ソーダでも可)

✔ クエン酸(臭いが気にならない場合は酢でも代用可能)

✔ コップ

手順

  1. まずは、染み部分より大きい口のコップに熱湯を入れておきましょう。
  2. 熱湯を入れたコップの上部に染み汚れ部分が来るようにします。
  3. 汚れ部分に重曹をふりかけます。(セスキ炭酸ソーダでもOK)
  4. 3の上から酸素系漂白剤をかけます。
    ※漂白剤には酸素系と塩素系の2種類があり、塩素系の場合は色落ちを引き起こす為使わないようにしましょう。
  5. 10分程度放置します。
    ※より効果を高めたい方は、ドライヤーなどを利用して温風を当てて暖めましょう。
  6. 最後にクエン酸水を染み部分にかけます。
    クエン酸水の濃度は500mlの水に対して大さじ1程度を目安にしましょう。
  7. 汚れの落ち具合を確認しましょう。
    染みが気にならない程度に薄くなっていれば普通に洗濯して終了です。
    染みの濃さが気になる場合は、再度1~6の手順を繰り返して染みを落としていきましょう。染み落としは繰り返し根気よく行う事が重要です。

 

これらの染み抜き方法について注意点を二つほど。

 

まず、歯ブラシを使って染みを叩く際に擦らないようにしましょう。こすってしまいそうな方や衣服のダメージが気になる方は、綿棒を使う事をおすすめします。

 

もう一点は、重曹やセスキ炭酸ソーダのアルカリ成分は汚れを落とす一方で衣服を傷めるという性質も持っています。

 

そのため、放置時間を取り過ぎると衣服ダメージや色落ちの可能性があるため注意が必要です。

 

クエン酸や酢を最後にかけている工程は、反応によって起こる発泡で汚れを浮かす目的の他に、アルカリ性を中性に中和させる目的もあるため忘れずに行いましょうね。

 

まとめ

 味噌汁の汚れは水溶性汚れ

 応急処置が非常に大事

 中性洗剤で落ちる場合がある

 しつこい染みは酸素系漂白剤と重曹で対処

 染み落としは根気の作業。落ちるまで繰り返してキレイにしましょう。

 

味噌汁の染み抜き方法をご紹介しました。

 

染み汚れは、時間経過と共にどんどん落としにくくなってしまいます。

 

一度染みとして衣服に残ってしまった場合は、想像している以上に根気のいる作業となる場合もあるため、しっかりと応急処置をして染みを作らない事が重要です。