【服についた日焼け止めの落とし方】簡単!!シミ汚れが落ちない時の洗い方を紹介!

 

年々強くなる紫外線、油断できないですよね。

 

肌を守るためには、1年中日焼け止めクリームは欠かせません。

 

しかし、日焼け止めを塗ってから服を着ると触れたところがシミになってしまったり、服を先に着ると今度は袖や首周りがシミになってしまったりしますよね。

 

また、誤ってこぼしてしまうこともあります。

 

 

普通に洗濯しても落ちない上に汚れはだんだんと変色していき、とても困ります。

 

そこで、今回は『服についた日焼け止めの落とし方』についてご紹介していきます。

 

服に日焼け止めがついてしまったときは、ぜひ参考してみてください。

 

日焼け止めの成分や落とす際のポイント

 

日焼け止めには大きく分けて、以下の2種類の紫外線をカットする成分が含まれています。

 

2種類の成分

 

  • 紫外線散乱剤

紫外線散乱剤には、酸化チタンや酸化亜鉛などの微粒子が含まれています。

微粒子が、紫外線を反射させ、はね返すことで、紫外線を物理的にカットしています。

紫外線散乱剤だけを使用している日焼け止めは、低刺激で、「敏感肌用」「ノンケミカル処方」と表記してある場合があります。

酸化チタンや酸化亜鉛の微粒子は、ファンデーションにも使用され、女性には馴染みのある成分です。服についた日焼け止めが白くなるのは、紫外線散乱剤の微粒子が付着することが原因です。

 

  • 紫外線吸収剤

紫外線吸収剤は、ケイヒ酸系、ベンゾフェノン系、ジベンゾイルメタン系などを組み合わせています。

3つの化学物質が、紫外線のエネルギーを変換し、別のエネルギーに変えることで、紫外線をカットしています。

紫外線吸収剤は、紫外線をカットする力が強いですが、肌に刺激を与えることがあります。

服についても白くなりにくい成分です。

 

上記から、日焼け止めの汚れは、「紫外線散乱剤」の微粒子が原因です。

 

化粧品にも含まれている成分のため、汚れを落とす方法としては「石鹸を使う」「クレンジング剤を使う」のいずれかの方法が有効です。

 

日焼け止め汚れは、服に付着した微粒子が原因なので、正しく洗濯すれば落とすことができます。

 

あわてずに、適切な洗濯方法で落としましょう。

 

【CHECK!!】

じつは日焼け止め汚れは、色によって落とし方が変わります。

白・黄・赤に変色した日焼け止め汚れの落とし方をそれぞれご紹介していきますので、付着している汚れの色を確認し、以下のいずれかの方法をお試しください。

 

服についた日焼け止めの落とし方【白い日焼け止め汚れの場合】

 

こちらの白い日焼け止め汚れは、日焼け止めが付着してすぐの汚れです。

 

すぐに洗えば、簡単に落とすことができます。外出先と自宅で落とす場合の2種類を紹介します。

 

①外出先でできる方法

「ac 写真 石鹸」の画像検索結果

 

満員電車や人混みなど、外出先で日焼け止め汚れがついてしまったときに使える方法です。

 

すぐに洗えば落とせますが、服を水にぬらすことになるのでその点はご注意ください。

【用意するもの】

✔ 石鹸(ハンドソープでもOK

✔ ハンカチ

✔ ティッシュペーパー

手順

  1. 汚れた部分に石鹸を塗って、ティッシュペーパーを当てます。
  2. 乾いたハンカチを汚れの下に当てます。
  3. ティッシュペーパーの上からぬれたティッシュペーパーでたたき、下のハンカチに汚れを移します。
  4. 汚れが落ちたら、水でよくすすぎます。

 

②自宅で行なう場合

「ac 写真 クレンジングオイル」の画像検索結果

 

自宅で行なう場合は、クレンジングオイルを使った方法がおすすめです。

【用意するもの】

✔ クレンジングオイル

✔ 台所用洗剤

✔ 歯ブラシ

✔ タオル

手順

  1. クレンジングオイルと台所用洗剤を11の割合で混ぜ合わせます。
  2. 乾いたタオルを汚れの下に当てます。
  3. 汚れの上から、1をつけた歯ブラシで優しくブラッシングをします(歯ブラシを強くこするのはNG)。
  4. 汚れが落ちたら、水でよくすすぎます。

クレンジングオイルがない場合は、ミルクタイプやジェルタイプのクレンジング剤でも代用できます。

 

他にも、保湿クリームや、ベビーオイル、ワセリンでも代用できますが、サラダ油やオリーブオイルなど食品の油は、シミの原因になるので使用は避けてください。

 

服についた日焼け止めの落とし方【黄色の日焼け止め汚れの場合】

「ac 写真 化粧落とし」の画像検索結果

 

黄色に変色した日焼け止め汚れは、時間がたってしまった汚れになります。

 

こちらの汚れは、洗濯機で普通に洗濯しただけでは落とすことはできませんので、先ほどご紹介した自宅で白い日焼け止め汚れを落とす「クレンジングオイルを使った方法」を試してみてください。

 

しかし、黄色の日焼け止め汚れはしつこいため、ご自宅では落とせないこともあります。

 

もし落としきれなかった場合は、無理せずクリーニング店に頼みましょう。

 

服についた日焼け止めの落とし方【赤い日焼け止め汚れの場合】

「ac 写真 台所用洗剤」の画像検索結果

 

日焼け止め汚れは、塩素系漂白剤がつくことで赤やピンクに変色します。

 

 

インパクトが強いため、落ちないものと思い、服を捨ててしまう方も多いと思います。

 

しかし、変色しているだけで汚れの性質は黄色の汚れと同じですので、少しの手間で比較的簡単に落とすことができます。

【用意するもの】

✔ クレンジングオイル

✔ 台所用洗剤

✔ 固形石鹸

✔ 歯ブラシ

✔ タオル

手順

  1. 赤色の汚れ部分を、水で十分にもみ洗いします。(塩素系漂白剤を落とす)
  2. クレンジングオイルと台所用洗剤を11の割合で混ぜ合わせます。
  3. 乾いたタオルを汚れの下に当てます。
  4. 汚れの上から、2をつけた歯ブラシで優しくブラッシングをします。(歯ブラシを強くこするのはNG
  5. 汚れが落ちない場合は、固形石鹸を汚れ部分につけて、もみ洗いします。
  6. 30分~1時間程度、つけきします。
  7. 汚れが落ちたら、水でよくすすぎます。

※歯ブラシでブラッシングしたり、もみ洗いをする方法は洗剤で繊維から離れた汚れを表面に浮かすことが目的ですので、力を込めても繊維を傷めるだけで効果は出ません。優しく丁寧に作業してくださいね。

 

作業を行う上での注意点

①どうしても落ちない場合はクリーニング店に頼む

黄色や赤色に変色した日焼け止め汚れは、どうしても落としにくくなります。

 

紹介した方法で落とせなかった場合は、あきらめてプロに頼むのがベストです。

 

クリーニング店に頼む際は、日焼け止め汚れの場所を伝えて、お店の人と一緒に確認しましょう。

 

この確認を行わないと通常のクリーニングの扱いになり、目的の汚れを落としてもらえないことがあります。

 

汚れが日焼け止めであることを伝え忘れないようにしましょう。

 

②ベンジンの使用は自己責任で行う

日焼け止め汚れを落とす方法を検索すると、ベンジンの使用をおすすめしている場合が多いです。

 

服についた日焼け止め汚れに、ベンジンを使うと劇的に落としやすくなりますが、色落ちの危険もあります。

 

そのため、もし使用する際は必ず目立たないところで試してから試してみてください。

 

また、染み抜き専用のベンジンはドラッグストアでも購入できますが、取り扱いには十分注意が必要な溶剤になります。

 

ベンジンは揮発性があり、引火しやすい性質をもっているため、静電気でも発火してしまいます。

 

そのため、使用する際は風通しの良い場所で行ない、静電気がおきないよう十分に注意してください。

 

心配な場合は、無理をせずクリーニング店に頼むことをおすすめします。

 

まとめ

まとめ

 

 服についた日焼け止め汚れは、紫外線散乱剤の微粒子が原因。

 

 服についた日焼け止め汚れを落とすには、「石鹸」「クレンジングオイル」で落とすことができる。

 

 白い日焼け止め汚れは、外出先では石鹸で、自宅ではクレンジングオイルと台所用洗剤を1:1で混ぜたものを使うと落とすことができる。

 

 黄色の日焼け止め汚れは、クレンジングオイルと台所用洗剤を1:1で混ぜたものを使うと落とすができる。

 

 赤色の日焼け止め汚れは、初めに水や石鹸でもみ洗いとつけ置きをすると、落としやすくなる。

 

 日焼け止め汚れが落ちない場合は、クリーニング店に頼む。

 

 染み抜き用ベンジンの使用は、色落ちや発火の危険があるので、使用の際には十分に気をつけること。