ファッションアイテムとしても大活躍な帽子は誰でも1つは持っているはずです。
洋服に合わせるのはもちろん暑い夏の季節などには必須アイテムですよね。
しかし、そんな帽子をかぶろうとした時に黄ばみに気づいたことはないでしょうか?
最悪
こんキャップ気に入ってたんに
髪につけてるファンデーションで
黄ばんだ
汗で黄ばんだみたいできもい😡💢 pic.twitter.com/Z6YxLlgmzi— あかぎ (@48kIto) November 22, 2015
帽子の内側などの目立たない場所であったとしても不衛生で被りたくなくなってしまいますよね。
特に白い帽子は黄ばみが目立ってしまうのでこまめにお手入れしたいところです。
じつは汚れが目立ちにくい色の帽子であったとしても見えないだけで汚れはたくさん染み込んでいます。
そこで今回は、帽子の黄ばみを綺麗に落とす方法をご紹介します。
目次
帽子の黄ばみの原因とは?
黄ばみの原因は、「汗」と思い浮かべる人も多いと思いますが、汗だけでは黄ばむことはないんです。
一番の原因は、体から出た皮脂。これが帽子に付着して空気中の酸素に触れることによって酸化し、黄色い黄ばみ汚れができます。
この皮脂というのは厄介なもので、体から出る汚れの中で一番落ちにくいものなのです。
そのため気づかずに放っておいてしまうと帽子の繊維にどんどん皮脂や汗が染み込んでいき、雑菌が繁殖してしまうと共に取れにくい黄ばみ汚れができてしまいます。
帽子の洗濯は洗濯機ではNG!
帽子は基本的に洗濯機で洗うのはNGです。
もちろん素材や形状によっては洗濯機で洗ったとしても問題がないものもありますが、ほとんどのものは洗濯機ではなく、手洗いまたはクリーニングを推奨しています。
理由は簡単で「型崩れを起こす」からです。
買った当初はピッタリサイズだったものが洗濯機で洗うことによって形が変形してしまい、違和感のある形になってしまったり、サイズが合わなくなってしまう可能性があります。
帽子のタグに洗濯マークがあるかどうか確認するのはもちろんですが、基本的には手洗いを行、う方が帽子も変形することがなく長く使うことができますので覚えておきましょう。
必ず洗う前に「帽子の素材」を確認する
素材によっては自分で洗うと生地を傷めてしまい、汚れが落ちたとしても、もう被ることができなくなってしまう可能性が出てきます。
そこでまず、自分で洗っても大丈夫な素材かどうかを確認しましょう。
主に自分で洗うことに適していない素材をご紹介しますので、ご自身の帽子のタグの表記と照らし合わせながら確認してみてください。
適していない素材
・麦わら、麻などの天然素材を使用している帽子
・フェルト素材
・革製の帽子
・ドライクリーニング表記のある帽子
・ファー素材
・ウール素材 などなど・・・
主に天然素材や普段の洋服でも扱いが難しい素材のものは自分で手洗いをすることには適していません。
反対に手洗いしても大丈夫な素材としては・・・
手洗いしても大丈夫な素材
・ポリエステル
・綿
・ニット素材 などなど・・・
以上のものであれば手洗いしても問題はありません。
素材を見てもタグがない場合はどれが使われているのかわからない時もありますよね。
そんな時は基準として「変形した場合元に戻らないもの」は手洗いしないと覚えてください。
簡単!帽子の黄ばみの落とし方
原因は「酸化した皮脂」ということはわかりましたが、先述した通り皮脂はとても落ちにくい汚れです。
さらに酸化して染み込んでいる状態ですので、ただ水洗いするだけでは綺麗に落ちませんし、たとえ綺麗になったように見えたとしても繊維に染み込んでいる汚れが浮き上がってきて再び黄ばみが出てくる可能性もあります。
そこで、簡単で綺麗に黄ばみ汚れを落とす方法をご紹介します。
①「重曹+お酢」を使った汚れの落とし方
重曹は掃除にも便利なものですが、帽子の黄ばみ汚れにも効果を発揮してくれます。
汚れを綺麗にしてくれるだけでなくきになる匂いを消してくれる効果もありますので帽子を洗うときにはとてもオススメのアイテムです。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ お酢
手順
- 帽子を熱めののお湯につけます。
- 別容器で重曹とお酢を3:2の割合で混ぜておきます。
- 2で作ったものを黄ばみの部分に塗り込みしばらく放置します。
- 重曹を落とさずにそのまま洗剤を使って手洗いします。
重曹とお酢を混ぜたペーストを直接黄ばみ部分に乗せることで汚れを浮かせ綺麗に落とすことができます。
また、お酢を使用していますが手洗いをすれば匂いは消えますのでご安心ください。
②「重曹+クエン酸」を使った汚れの落とし方
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ クエン酸
✔ 歯ブラシ
手順
- 500mlのぬるめのお湯に重曹を大さじ2杯加え混ぜます。
- 黄ばみがきになる部分に塗り、使わなくなった歯ブラシなどでこすります。
- 5分ほど放置します。
- 別容器でお湯500mlとクエン酸大さじ1を混ぜておきます。
- 重曹を塗った部分に重ねて塗り、少し時間を置きます。
- 歯ブラシなどで擦った後にすすぎ洗いをします。
重曹だけでも汚れは綺麗に落ちますが、酸性のクエン酸を混ぜることによって、さらに洗浄力が上がり綺麗に落とすことができます。
③「酸素漂白剤+セスキ炭酸ソーダ」を使った汚れの落とし方
【用意するもの】
✔ セスキ炭酸ソーダ
✔ 酸素系漂白剤
✔ 歯ブラシ
手順
- セスキ炭酸ソーダを水に混ぜます。
- 黄ばみ部分に1で作った液を塗りこみます。
- その上から直接「酸素系漂白剤」を塗ります。
- 歯ブラシで擦った後にお湯につけすすぎ洗いをします。
- さいごに通常の手洗いをします。
セスキ炭酸ソーダは重曹と同じく掃除でも大活躍してくれるものです。
100円均一ショップなどでも安価に購入することができるものですので、家に1つあると様々な用途に使用できて便利です。
また、漂白剤は必ず「酸素系漂白剤」と明記されているものを必ず使用してください。
間違えて「塩素系漂白剤」を使ってしまった場合、帽子の色が抜けてしまいますので注意しましょう。
帽子の黄ばみ&匂いを防ぐ方法
手洗いできるものは洗ってしまえば綺麗にできますが、できることなら日頃から黄ばみや匂いの対策はしておきたいですよね。
そこで、簡単にできる黄ばみと匂いの対策をご紹介します。
①汗をかいたまま放置しない
汗をかいたままの帽子を放置してしまうと黄ばみはもちろん、匂いの原因にもなります。
なので、汗を吸った状態の帽子はそのまま放置せずに陽の当たらない場所で陰干しをしましょう。
日光が直接帽子に当たってしまう状態で干してしまうと素材によっては変形してしまったり、色が抜けてしまう可能性がありますので干すときは陰干しにしましょう
②防水スプレー
防水スプレーを帽子の肌に直接触れる部分、汗が染み込みやすい部分にふっておく事で、汗が帽子に染み込むことを防ぐことができるので黄ばみの対策になります。
もちろん1度吹きかければ万能というわけではありませんので定期的に防水スプレーをふっておくといいでしょう
③帽子は日替わりでかぶる
同じ帽子を毎日かぶり続けると乾燥させる時間がないため、どんどん汗が蓄積されてしまいます。
その状態を続けてしまうと雑菌が繁殖して黄ばみや匂いの原因になってしまいます。
そのため、いくらお気に入りの帽子でも数日あけてかぶるようにしましょう。
④毎日お手入れをする
その日1日かぶった帽子はその日のうちにお手入れしておくことで、ずっと長く綺麗に使うことができます。
【用意するもの】
✔ 中性洗剤
✔ タイル
手順
- 中性洗剤を水またはお湯に混ぜます。
- タオルに染み込ませしっかりと絞ります。
- 帽子を叩くようにして汚れを落とします。
- 陽の当たらない場所で乾燥させます。
酸化して黄ばみになってしまう前にある程度の汚れを取ってしまうことで、匂いと黄ばみを防いで清潔に使うことができます。
毎日するのはちょっと・・・という場合は1週間に1回でもやってみるだけでも何もしないよりは断然黄ばみが気にならなくなりますよ
まとめ
まとめ
✔ 黄ばみの原因は酸化した皮脂。
✔ 皮脂は落ちにくい。
✔ 洗うときは洗濯機ではなく手洗いをする。
✔ 素材によって手洗いにも適さないものがある。
✔ 重曹は匂いと黄ばみに効果がある。
✔ 漂白剤は塩素系ではなく酸素系を使用する。
✔ 日頃お手入れをすることで黄ばみを抑えることができる。
いかがでしたでしょうか?
帽子の黄ばみは人から見えない場所だとしても嫌な気持ちになってしまいますよね。
さらに黄ばみを放置してしまうと匂いが発生する可能性もありますので、定期的な選択やお手入れをすることはとても大切になってきます。
今回ご紹介した方法はとても簡単で誰でも試すことができる方法ばかりですので、帽子が好きでよくかぶる方や帽子をかぶると汗をかなりかいてしまう方などはぜひ参考にして試してみてくださいね。