
海外からの波に乗って日本でもキャッシュレスが少しずつ広まってきてはいますが、まだほとんどのお店ではお札や硬貨で買い物をするのが主流ですよね。
そんな時、もらったお釣りの硬貨がとても汚かった経験がある人も多いはず。
黒ずんでいたり、緑がかったカビのようなものが付いているとお財布の中も汚れてきてしまうので嫌な気持ちになりますよね。
10円玉みたいな色の500円玉が出てきた。汚れかくすみだと思うけど同じ500円玉とは思えないわ。 pic.twitter.com/L9YHfZJjvY
— まこと@パラオ泊地 (@143_tiramisu) July 7, 2016
銀行に行けば綺麗なものに交換してもらうことができるので便利ですが、いつでも交換できるわけではなく窓口によって時間も違う場合が多いためほとんどの人がそんな時間や手間をかけるのは面倒だと思うはず。
そこで、今回は家で簡単に500円玉をきれいにする方法をご紹介します。
目次
500円玉の汚れの原因はこの3つ!
まず、500円玉が汚れてしまう原因にはどういったものがあるのか気になると思います。
そこでいくつか汚れの原因となるものをご紹介します。
①手垢
お金を出すときも受け取るときも必ず手を使うのでやはり一番の原因としては手垢になります。
手垢は500円玉硬貨はもちろんですが日常生活で使うものほとんどに付いてしまう汚れの1つです。
手垢は体から出る油分ですのでどんなに気をつけていてもこまめに手を洗っていても手垢がなくなることはありません。
②サビ
手に水分がついたまま硬貨に触れたり、誤って洗濯機で洗ってしまうと500円玉でもサビがついてしまうことがあります。
サビは1度つくとなかなか取れない上に放っておくとどんどん範囲が広がってしまうので厄介です。
③緑青(ろくしょう)
よく10円玉などに緑のカビのようなものが付いているのを見たことがある人も多いはず。
これはカビではなく緑青というサビの一種です。
緑青は10円などの銅にできやすいサビの種類です。
10円玉についていた緑青が500円玉などについてしまうこともあるのですが、500円玉にも銅が含まれているので緑青のついた10円玉が近くになくても500円玉に緑青が付着する可能性もあります。
簡単ピカピカ!!500円玉をきれいにする方法
汚れの原因がわかったところできになるのは綺麗にする方法です。
家にあるもので簡単にできる方法を中心にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①使い古した歯ブラシを使う方法
使わなくなった歯ブラシは細かい汚れの掃除など普段の生活でも活用している人が多いのではないでしょうか。
そんな歯ブラシは硬貨の汚れを落とすにも便利なアイテムになります。
【用意するもの】
✔ 使わなくなった歯ブラシのみ
手順
- 水で濡らした歯ブラシで硬貨をこすります。
- 流水で優しくすすぎ柔らかい布などで水気を拭き取りましょう。
水と歯ブラシだけなので誰でも簡単にできるのもいいところです。
しかし、水と歯ブラシだけなのでサビなどのこびりついた汚れというよりは手垢の汚れを落とすのに適した方法と言えます。
②歯磨き粉を使う方法
先述した水と歯ブラシだけでは、落としきれなかった汚れも歯磨き粉を使うことで綺麗に落とすことができます。
歯磨き粉のほとんどには研磨剤が含まれているため500円玉についた汚れを磨き落としてくれる効果が期待できます。
【用意するもの】
✔ 使い古した歯ブラシ
✔ 歯磨き粉
手順
- 歯ブラシに少量の歯磨き粉をつけます。
- 硬貨を歯ブラシで優しくこすります。
- 流水で優しくすすぎ柔らかい布などで水気を拭き取りましょう。
歯磨き粉で500円玉磨いた(:3_ヽ)_
← pic.twitter.com/GLI5m4aFyL— もぐぐぐぐ (@mogumoguoisii7) May 4, 2016
③醤油を使う方法
硬貨についたサビ汚れなどは酸性のため、水や洗剤だけでは綺麗に落とすことができません。
しかし、酸性のものに浸すことによって汚れが浮き出てくるので汚れを落とすことができます。
【用意するもの】
✔ 醤油
✔ 浅めの容器
✔ ティッシュ又はいらない布
手順
- 浅めの容器に500円玉を入れます。
- 醤油を500円玉にかかるように少量入れます。
- 10〜15分ほど漬けておきます。
- 500円玉を取り出しティッシュ又は布できれいに拭き取ります。
浸すほど醤油を使うのはもったいない…という場合は綿棒やティッシュなどに少し醤油を染み込ませてこすることでも落とすことができます。
醤油に500円玉をつけたら綺麗になるか実験。 pic.twitter.com/16hKZDVf9i
— 六六六六六六汰です。 (@Washida_da_da) January 6, 2014
④酢を使う方法
酸性の性質を持った酢につけることで汚れを落とすことができます。
【用意するもの】
✔ 酢
✔ 浅めの容器
手順
- 容器に酢を入れます。
- 500円玉を酢の入った容器に入れ10分ほど漬けておきます。
- 500円玉を取り出ししっかりとすすぎましょう。
注意点としては綺麗にすることはできるのですが酢の匂いが残ってしまうので、酢の匂いが苦手な人や財布などに匂いがつくのが嫌な人は洗剤を使って洗いながらすすぐと匂いが気にならなくなります。
汚い500円玉を酢に10分漬けた結果 pic.twitter.com/TXADmQbC0G
— 垢移動!! (@aya________924) August 2, 2016
⑤重曹を使う方法
重曹は色々な汚れを落とすのに大活躍の便利アイテムです。
重曹液ではなくペースト状にした重曹で磨いても効果がありますので、漬けておくのは心配という場合は使い古した歯ブラシを使って磨くといいでしょう。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ 水
✔ 少し深さのある容器
手順
- 容器に重曹を水を入れ濃い目の重層液を作ります。
- 500円玉を入れ5分ほど漬けておきましょう。
- 500円玉を取り出し流水ですすぎます。
重曹を濃いめに溶かしたお湯に100円玉、50円玉、500円玉などを入れますのだ。カギとかでもいーのだ。たまにグルグル回しながらしばらく漬け込んで、あとは真水ですすいでかわいた布で拭きますのだ。ギラっギラのお金に化けますのだ https://t.co/Gia1CS5ED0
— おい(も)ちゃん (@hisohiso_oi) August 3, 2019
⑥専用クリーナーを使う方法
綺麗にしようと色々試すのが面倒な人は専用のクリーナーを使用することで比較的簡単に汚れを落とすことができます。
【用意するもの】
✔ コインクリーナー
✔ 柔らかい布
手順
- 柔らかい布にコインクリーナーを少量つけます。
- クリーナーをつけた布で硬貨を優しく磨きましょう。
- 磨いた後の効果を流水で優しく洗い水気を拭き取ります。
コインクリーナーは通販などで1000円以下で購入することができます。
また、コインクリーナーには液体タイプや粉末タイプなど様々な種類がありますので、自分が一番使いやすいものを見つけるといいと思います。
500円玉が汚れるのを防ぐ方法
綺麗にする方法をいくつかご紹介しましたが、できることならずっと綺麗なままであってほしいものです。
しかしながら、綺麗にした硬貨も買い物などで使うことによって不特定多数の人の手に渡るわけですのでいつも綺麗な効果が手に入るとは限りません。
そのため、定期的に自分の持っている硬貨を綺麗に洗うようにするのが硬貨の汚れが気にならない一番の方法になります
しかし、そんなに頻繁に硬貨を洗うのはやはり面倒だと思います。
そのため汚れを広げない方法として、緑青などのついた硬貨と綺麗な硬貨を同じ場所に入れないように気をつけることで緑青が綺麗な硬貨に付着することを防ぐことができます。
緑青のついた硬貨をお釣りなどで受け取った場合には、それ専用の汚れてもいい小銭入れを用意し、家に帰ったら専用の貯金箱などにいれて小銭貯金をしてしまうのが良いでしょう。
溜まった時に銀行で交換することで硬貨又は紙幣に変わるので汚れを布石ながら貯金もできるのでオススメです。
硬貨を磨くのは違法!?
500円玉などを綺麗にする方法は様々あるもののそれらを使って効果を磨くことは違法になるのでは?という声もあります。
結論から言うと、洗浄自体は違法ではないものの洗浄方法によっては違法になります。
例えば水で洗うのは違法にはなりません。
しかし、強い研磨効果のあるものなどを使用して硬貨を洗浄すると貨幣損傷等取締法という法律に引っかかってしまう可能性が高くなります。
この貨幣損傷等取締法とは簡単にいうと硬貨を傷つけたり、変形させてはいけないという法律です。
なぜ強い研磨剤を使うと違法になる可能性があるかというと研磨剤は、その名の通り削って磨くものなので傷つけたり変形させてはならないというこの法律に違反してしまう可能性がとても高いからです。
しかしながら、硬貨を磨いた人全てが法律違反で捕まってしまうようなことはまずありえませんので磨いてはいけないというわけではありません。
硬貨として買い物などで使用できないほど磨いたりしない限りは法に触れるような問題にはなりませんので安心してください。
まとめ
まとめ
✔ 500円玉の汚れは手垢とサビが主な原因。
✔ 酸性のものにつけることでサビ汚れも綺麗に落とすことができる。
✔ 掃除で大活躍の重曹を使うと綺麗にすることができる。
✔ 硬貨が汚れないようにするのは難しい。
✔ 貨幣損傷等取締法という法律がある。
✔ ある程度の洗浄であれば法律違反にならない。
✔ 硬貨として使えないほど磨くと違法になってしまう。