「ズボン(ジーンズ&デニム)にガムがついてしまった!」
「お気に入りのジーンズだったのに、このベタベタがずっととれないままだったらどうしよう・・・!?」
と、ズボンにガムがつくと、慌ててしまいますよね。
教室の椅子にガム置いてったのだれですか?おしりでガムむちむちに踏んじゃったんですけど!!!!!!!!!!!!!! pic.twitter.com/VcaNHUkXif
— 綿貫俊輔 (@shunpiyopiyo829) September 14, 2016
今日は全然ついてないー泣泣
ガムはズボンにひっつくし、椅子ではこけるしまじで、SHOCK泣泣
それも、携帯は落とすし泣泣 pic.twitter.com/uBAqBXOGr7— いーぶ (@TN00XizKPw1cOac) February 20, 2017
一見、ベタッと貼りついて取れにくいガムですが、キレイに取る方法があります。
今回は、簡単にできるズボン(ジーンズ&デニム)についたガムの取り方についてご紹介していきますので、困った際にはぜひ参考にしてみてください!
目次
ガムの成分と落とすためのコツ
ガムは独特の弾力がありますよね。
このよくのびるガムの主成分は、以下の樹脂となっています。
- チクル(南米産のサポジラという樹木から採れる天然樹脂)
- エステルガム(マツの樹液を加工したもの)
- 酢酸ビニル樹脂(合成樹脂)
- ポリイソブチレン(合成樹脂)
これに、「炭酸カルシウム」「甘味料」「香料」を加えて成型されたものがガムになります。
(※炭酸カルシウム・・・ガムの主成分の樹脂を固くさせる役割がある)
チクルなどの樹脂は、ベタベタとした粘着性を持っていますが、冷やすと粘着性がなくなり固まる性質を持っています。
また、この樹脂と炭酸カルシウムは、油に溶ける性質を持っています。
以上のことから、ズボン(ジーンズ&デニム)についたガムの汚れを取るには、「ガム部分を冷やす」「油を付けて溶かして取る」のが効果があるということがわかります。
簡単にできる!ズボン(ジーンズ&デニム)についたガムの取り方
それでは、ここでズボンについたガムを取る方法について紹介していきます。
①ガムを冷やして取る方法
ズボン(ジーンズ&デニム)にガムがついた!とわかったらすぐ、ガムを冷やして取りましょう。
ついてから早く取れば、簡単にガムを取ることができます。
【用意するもの】
✔ 保冷剤または冷却スプレー
✔ ガムテープなどの粘着テープ
手順
- ズボンについたガムが手で取り除けるところがあれば、取り除いておきます。
- ズボンにガムがついたところに、保冷剤をあてる。冷却スプレーがある場合は、ガムに冷却スプレーをかけます。
- ガムが固まったら、手でガムを取り除きます。
- まだズボンにガムが付着している部分がある場合は、粘着テープで貼りつけて取り除きます。
これだけでガムがズボンから簡単に取れてしまうこともあります。
細かいガムの汚れが残る場合は、根気よく粘着テープで取り除くと良いです。
けれど、まだ少し残っている場合は、次のステップに続きます。
②ガムを油で取る方法
先ほども触れましたが、ガムの油に溶ける性質を利用して、汚れを取っていく方法です。
【用意するもの】
✔ 食用油
✔ 食器用洗剤(中性洗剤)
✔ ティッシュまたはキッチンペーパー
✔ いらなくなった歯ブラシ
手順
- ズボンについたガムに、食用油を数滴かけます。
- ガムが溶けていくので、ティッシュまたはキッチンペーパーで拭き取ります。
- まだ繊維に入り込んだ汚れが残っている場合は、いらなくなった歯ブラシで、生地を傷めない程度にこすり、ガムをかき出して取ります。
- 油が染み込んだ部分に食器用洗剤(中性洗剤)を数滴かけます。
- つまみ洗いして、ズボンについた油を取ります。
- さいごに洗濯機でいつも通りの洗濯方法でズボンを洗いましょう。
油は、効果的にズボンについたガムを取り除くことができます。
使用する油は、普段料理で使っている食用油(サラダ油、キャノーラ油、オリーブ油)などでOKです。
ズボン(ジーンズ&デニム)についたガムの取り方【番外編】
①アルコールを使って取る方法
アルコールで取る場合は時間がかかりますが、根気よく作業するとティッシュやキッチンペーパーにガムがうつっていきます。
【用意するもの】
✔ アルコール(除菌用アルコール、エタノール、30度以上のお酒など)
✔ コットン
✔ ティッシュまたはキッチンペーパー
手順
- ズボンにガムがついた場所にティッシュまたはキッチンペーパーを重ねてあてます。
- コットンにアルコールをしみこませます。
- ズボンにガムがついた場所の裏側から、アルコールをしみこませたコットンをトントンと叩くようにしてしみこませます。
- ガムがだんだんティッシュまたはキッチンペーパーに移っていくので、根気よくアルコールをしみこませたコットンで叩きます。
- さいごに洗濯機でいつも通りの洗濯方法でズボンを洗いましょう。
②除光液で取る方法
たまたま他の方法の材料がない!という場合に便利な方法です。
除光液は臭いがきついので、作業の際はご注意ください。
【用意するもの】
✔ マニキュア用除光液
✔ ティッシュまたはキッチンペーパー
✔ いらなくなった歯ブラシ
✔ 台所用洗剤(中性洗剤)
手順
- ズボンについたガムに、除光液を数滴かけます。
- ガムがはがれやすくなってくるので、手かティッシュまたはキッチンペーパーでガムをはがします。
- まだガムが細かく残っている場合は、いらなくなった歯ブラシで取ります。
- 除光液をかけた部分に、台所用洗剤を数滴たらしてつまみ洗いします。
- さいごに洗濯機でいつも通りの洗濯方法でズボンを洗いましょう。
一度ガムをつけたまま洗ってしまった場合は「熱湯」が効果的!
「ズボンにガムがついたことを知らずに洗ってしまった!」という場合もあります。
細かい砂のようなガムの汚れが、繊維に頑固に付着してしまって取れない場合は、熱湯を使って取る方法があります。
【用意するもの】
✔ 熱湯
✔ ゴム手袋
✔ いらなくなった歯ブラシ
✔ 洗面器など
手順
- ズボンについたガムに、熱湯をかける。または、洗面器に熱湯をいれ、ガムがついたズボンをひたします。
- いらなくなった歯ブラシで、細かくついたガムの汚れを取ります。
- 細かい汚れが落ちるまで、作業を繰り返しましょう。
ガムは高温で溶けやすくなる性質があります。
熱湯くらいの温度になると溶けるので、洗濯してしまったことにより、一度繊維に付着したガムを根気よく取っていきましょう。
作業の際は、熱湯を使うのでゴム手袋などを着用し、やけどにはくれぐれもご注意ください。
洗濯したくない!という場合は「アイロン」がおすすめ!
油や除光液で取る方法を紹介しましたが、お気に入りのズボン(ジーンズ&デニム)、色落ちなどの理由でできれば洗濯したくない!という場合には、アイロンの熱で取る方法があります。
【用意するもの】
✔ 白い厚紙
✔ アイロン
手順
- ズボンについたガムの部分に厚紙をあてます。
- 中温くらいのアイロンを、ズボンについたガムの裏側にあてます。
- ガムが溶けて厚紙にうつっていくのを確認して何度かアイロンをあてましょう。
ガムの汚れを取るにはアイロンは中温くらいが良く、綿100%のデニムなら高い温度であてても大丈夫ですが、ストレッチデニムなどは高温に弱いのでまず低温であててみてください。
こちらの方法も、作業の際はやけどにご注意ください。
どうしてもガムが取れない場合は、クリーニングに出そう!
様々な方法を紹介しましたが、どうしてもズボンについたガムが取れないという場合があります。
あまり作業を繰り返しても、生地を傷めたりしてしまう可能性があるので、どうしてもガムが取れない場合は、専用のクリーニング店に相談して出しましょう。
まとめ
まとめ
✔ ズボン(ジーンズ&デニム)にガムがついたとわかったら、すぐにガムを取る作業をする。
✔ ガムの成分はチクルなどの樹脂、炭酸カルシウム、甘味料・香料。
✔ チクルなどの樹脂は冷却すると固まり、油や高熱を加えると溶ける性質を持つ。
✔ ズボンについたガムは冷やすと固まって簡単に取れる。
✔ ズボンについたガムを油で溶かして洗濯すると効果的に取れる。
✔ マニキュア除光液、アルコールを使用して取る方法もある。
✔ 一度ガムをつけたまま洗濯してしまった場合などは、熱湯&歯ブラシで取る。
✔ できれば洗濯したくないという場合は、アイロンを裏からあてて取る方法もある。