けがの予防や再発を防ぐために使用する「テーピング」。
とっても役立ってくれるのはありがたいのですが、剥がした後にベタベタした跡が残ってしまうことがありますよね。
明日の朝と分けて
足毛を剃ります。なんか、さみしいです…
テーピングのベタベタ取れない… pic.twitter.com/OpKzrW3oq4
— Be (@be0703_) August 16, 2014
「少しずつ取るのは面倒だし、こすってもうまく取れないし…。」イライラした経験がある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんなテーピングを剥がした後のベタベタを簡単に取る方法をご紹介します。
困った際にはぜひ参考にしてみてください!
目次
テーピングを上手に剥がすコツ
テーピングはより効果を高めるため、皮膚にしっかりと密着するよう粘着力があります。
この粘着力が剥がした後も残ってしまい、皮膚にベタベタが残ります。
また、時間がたち劣化したテーピングも粘着力がより肌に残りやすい傾向にあります。
では、そもそもベタベタを残さずにテーピングを上手に剥がすことはできないのでしょうか?
テーピングを上手に剥がすコツ、それは「皮膚をしっかりと押さえながらテーピングを折り返すようにゆっくりと剥がす」ことです。
テーピングだけを引っ張るように急いで剥がしてしまうと、より粘着力が残りベタベタがついてしまいます。
しかし、どんなに上手に剥がしたとしても100%ベタベタがとれるとは限らないので、対策を知っておいたほうが安心ですよね。
テーピングのベタベタを簡単にきれいに剥がす方法
それではテーピングのベタベタを簡単にきれいに剥がす方法をご紹介します。
方法は大きく分けて6つあります。
それは・・・
- アルコールで拭く方法
- 油分で拭く方法
- アセトンを含む除光液を使用する方法
- テーピングを使用する方法
- 氷を使用する方法
- 医薬用の粘着剤除去剤を使用する方法
です。
それぞれ落とすのにかかる時間や手間が異なります。
ではご紹介していきます!
①アルコールで拭く方法
この方法はベタベタを剥がすには最も強力な方法です。
テーピングの粘着剤はアルコールで溶けるものが多いです。また、粘着力も弱まるため効果があります。
【用意するもの】
✔ ベンジン、消毒液など
✔ コットン
✔ タオル、ペーパータオルなど
手順
- コットンにベンジンや消毒液を含ませます。
- テーピングを剥がし、ベタベタが残った場所にコットンを置きます。
- しばらく待ちます。
- コットンを滑らせるように優しく拭き取ります。
- タオルやペーパータオルでアルコールを吹き取るように優しく拭きましょう。
この方法をより効果的に使いたい場合は、テーピングが皮膚についた状態でアルコールを吹きかけ、浸透させるとよりベタベタを残さず剥がすことができます。
②油分で拭く方法
油分にも粘着力を溶かし、弱まらせる働きがあります。
油分特有のべたつき感が残るのでテーピングのベタベタが少量の場合は、コットンではなく綿棒を使用するのもオススメです。
また、ワセリンやハンドクリームの場合は直接ベタベタ部分に塗り、擦り落としても問題ありません。
最後にタオルなどで吹き取る際は、タオルを蒸しタオルにしておくとより綺麗に油分を取ることができます。
【用意するもの】
✔ ベビーオイル、食用油、オリーブオイル、ワセリン、ハンドクリームなど
✔ コットン
✔ タオル、ペーパータオルなど
手順
- コットンにベビーオイルやオリーブオイルなどをつけます。
- テーピングを剥がし、ベタベタが残った場所にコットンを置きます。
- しばらく待ちます。
- コットンを滑らせるように優しく拭き取ります。
- タオルやペーパータオルで油分を吹き取るように優しく拭きましょう。
③アセトンを含む除光液を使用する方法
除光液に含まれるアセトンには粘着力を溶かす効果があります。
【用意するもの】
✔ アセトンを含む除光液
手順
- テーピングのベタベタが残る部分に除光液をつけます。
- しばらく待ちます。
- 優しく擦り落とすようにしましょう。
※アセトンを含む除光液は揮発性が高く、引火しやすいアイテムなので換気をしながら火気の近くでは使わないようにしてください。
④テーピングを使用する方法
この方法は最も地味な方法です。時間もややかかります。
ただし、今まで皮膚についていたテーピング以外に必要なものがないので最も簡単な方法ともいえます。
また、テーピングを付けていた部分が炎症していてアルコールや油分を付けたくない場合に最も痛みがないやり方です。
【用意するもの】
✔ 皮膚についていたテーピングのみ
手順
- 皮膚についていたテーピングをベタベタ部分に合わせます。
- トントンと軽くたたくようにしながらベタベタ部分を使用済みのテーピングにつけます。
⑤氷を使用する方法
こちらは粘着力を脆くする方法です。
アルコールや油分を使った方法よりはやや効果が薄くなりますが、肌への負担は少ないやり方です。
【用意するもの】
✔ 氷
✔ タオル
手順
- タオルに氷をくるみ袋状にする。
- テーピングのベタベタが残る部分に氷を当てる。
- しばらく待つ。
- ベタベタ部分を擦り落とす。
⑥医薬用の粘着剤除去剤を使用する方法
こちらは最もお金がかかりますが、粘着力をしっかりと落とす方法です。
市販されている医薬用粘着剤除去剤があるのでベタベタがどうしても落ちない場合に使用するのがオススメです。
【用意するもの】
✔ 医薬用の粘着剤除去剤
✔ タオルまたはペーパータオル
手順
- テーピングのベタベタが残る部分に粘着剤除去剤を塗ります。
- しばらく待つ。
- タオルやペーパータオルで優しく拭きます。
▼おすすめ!医療用粘着剤除去剤
テーピングのベタベタを落とす際の注意点
色々とテーピングのベタベタを落とす方法をご紹介してきましたが、2点すべての方法に共通する注意点があります。
①患部が炎症している場合は無理をしないこと
テーピングを長期間つけていると皮膚が炎症を起こしてしまうことがあります。
その場合、無理に周囲のべたつきを取ろうとすると、より肌に負担をかけてしまいます。
炎症が収まるまでは無理をせず、特にアルコールや油分、除光液を使った方法は避けてください。
どうしてもべたつきが気になり剥がしたい場合は、使用済みのテーピングを用いる方法か、医療用の粘着剤除去剤を使用してください。
②テーピングのベタベタを取り終わったら石鹸で洗い、保湿をすること
テーピングを剥がす際、肌には負担がかかります。
特にアルコールや油分、除光液を使った場合は肌に化学薬品が触れたことになるので、しっかりと石鹸で流し、保湿をしてください。
ただし、こちらも肌が炎症している場合は刺激せず何もつけないようにしてください。
テーピングのベタベタを剥がす際のポイント
テーピングのベタベタはどうしても気になってしまいます。
しかし、焦って力任せにこすったり、引っ張ったりすると肌が傷ついてしまいます。
テーピングのベタベタを落とすポイントは「気長に待つこと」です。
今回紹介した方法を使えば自然に待つよりは早くベタベタを落とすことができます。
ただし、1度ですべてが落ちきるとは限りません。方法や状態によっては何度か試す必要が出てきます。
思わず力任せに擦りたくなりますがそこはぐっとこらえてください。
テーピングのベタベタは時間と共に脆くなり自然に落ちます。
いずれ落ちるものと焦らず、お助けアイテム的な気持ちでご紹介した方法を試してみてください。
まとめ
まとめ
✔ テーピングには皮膚にしっかりと密着するよう粘着力がある。
✔ テーピングのベタベタを落とす方法はアルコール、油分、アセトンを含む除光液、テーピング、氷、医薬用粘着剤除去剤を用いる方法がある。
✔ 患部が炎症している場合はべたつきを取らないほうが良い。
✔ ベタベタが取り終わったら保湿をすべき。
✔ テーピングのベタベタは気長に待ちながら落とすことが大切。
テーピングを剥がした時に残るベタベタ。なんとなく汚いですし、気になってしまいますよね。
気長に待っていれば落ちるものですが、少しでも早くきれいにしたい場合は、ぜひご紹介した方法できれいにしてみてください。
家にあるアイテムでできる方法がほとんどなのでゆっくりと焦らずベタベタを落としてスッキリとしてみてくださいね。