【ご飯の腐る瞬間】判断方法・見分け方!!臭いや味・粘り・時間・温度などを確認!

 

日本人の主食といえば「お米」。ほとんどの人が毎日ご飯を食べていると思います。

 

そんな毎日口にするご飯ですが、腐るとどうなるのでしょうか?

 

 

カビが生える・色が変色する・味が変わるなど、いろんな想像ができると思います。

 

そこで今回は、ご飯が腐っているかどうかの判断方法やどのように変化するのかなど徹底解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。

 

ご飯の腐る瞬間!腐ったご飯の判断方法・見分け方 

 

気になるのは腐った時にどんな風になるのかですよね。

 

見た目や味、匂いなどいろいろな部分で判断することができますのでご紹介します。

 

こちらを参考に腐り始めているかどうかを判断してみてください。

 

①見た目

まず一番判断しやすいのがご飯の見た目です。

 

ぱっと見では何も変化がない時でも、しゃもじやお箸ですくってみた時に、少し糸が引くような普段とは違う粘りがある場合はご飯が腐ってしまっていますので食べずに破棄しましょう。

 

また、よく時間が経ったご飯は黄色がかっている時がありますが、これは腐っているわけではなく単にご飯が古くなってしまっているだけですので、粘りや変なにおいなどがしない場合は食べても問題はありません。

 

②匂い

匂いは腐っているかどうかを判断しやすいものです。

 

ご飯が腐った時の匂いは酸っぱい匂いがします

 

ご飯以外の食品でも酸っぱい匂いがする場合は腐っていると判断しますよね。

 

同じようにご飯も腐ると酸っぱい酸味のある匂いがします。

 

また、人によっては納豆の匂いがすると感じる人もいるようですので、いつもの炊きたてのご飯とは違う匂いがする場合は食べない方がいいでしょう。

 

③味

腐っているか確認するために食べるというのは気が引けますが、気付かずに食べた場合には味で判断しなくてはいけません。

 

腐ったご飯はどんな味がするのかというとこちらも匂いと同じように酸っぱいような酸味を感じることが多いです。

 

普段食べるご飯はおそらく米の甘みなどを感じるかと思いますが、少しでも酸味を感じる場合は腐りかけている、または腐っている可能性がありますので、万が一食べた際にそのような味がしたときは飲み込まずに吐き出した方がいいでしょう。

 

ご飯が腐ってしまう3つの原因 

 

腐るとどのような変化があるのかはわかりますがそもそもなぜご飯は腐るのでしょうか?

 

しっかりと管理していたはずなのに気づけば腐っている・・・という経験もあると思います。

 

そこで、ご飯が腐る原因になるものをご紹介します。

 

①ご飯の性質

そもそもご飯というのはデンプン質や糖分、水分を多く含む食品であり、これらはカビや腐りの原因になる細菌などが好む栄養素です。

 

そのため、少しでも腐り始めるとすぐに全体に細菌が広がって腐ります。

 

また、水分も腐りを早める原因の1つになります。

 

梅雨の時期などにカビが生えやすくなるのと同じように炊飯器の中は蒸気で蒸されている状態です。

 

そんな中でデンプン質や糖分などの栄養素が加わり雑菌の繁殖が進みます。

 

②タイマー機能

炊飯器を夜にセットして朝炊き上がるようにするためにタイマー機能を使う方も多いと思いますが、こちらも時期によっては腐る原因になってきます。

 

その木になる時期というのが「夏場」です。

 

タイマー機能はお米を水に浸した状態で長時間放置してしまうことになります。

 

夏場のような暑い時期にこのタイマー機能を使うと炊き始めるまでの時間の間に雑菌が繁殖してしまい腐る原因になってしまいます。

 

そのため炊き上がったご飯自体が長持ちしないのはもちろんのこと、高温でも死滅しなかった雑菌が原因で食中毒になる可能性もあります

 

③お米の状態

お米には消費期限などが記載されていることはほとんどなく、米櫃などで保存している家庭がほとんどだと思いますが、保存しているお米自体が古いものであったりすると腐りやすくなります。

 

長期間保存しているお米は保存している間でも空気に触れたり、水分を含みますので、その結果腐る原因になる細菌やカビなどがお米に付着してしまい腐ってしまいます。

 

腐らせないために気をつけるべきこと

 

ご飯の腐る原因がわかったところできになるのはどうすれば腐る事を防げるのかですよね。

 

そこでご飯を保存する際に気をつけるべき事をまとめましたのでご紹介します。

 

①温度

人によって様々な保存方法があると思いますが、ご飯が腐り始める原因に「温度」が重要になってきます。

 

ご飯が腐り始める温度は、ご飯の温度が60度以下になった時に腐り始めます。

 

これは雑菌の繁殖が影響しており、60度以下になると雑菌が繁殖しやすくなるためご飯が腐ってしまう、ということになります。

 

では、炊飯器の保温機能はどうなのか気になりますよね。

 

炊飯器の保温機能はほとんどのものが70度前後ありますので、雑菌が繁殖できない温度を保っていることになります。

 

しかし、いくら雑菌が繁殖しない温度であるからといっても、ずっと保温機能のまま放置した場合はご飯が古くなりますし硬くなります。

 

なので、保温機能である程度の日数は腐らずにおいておくことはできますが、長期間おいておくことはできませんので注意しましょう。

 

②時間

先述した通り炊飯器の保温機能を使えば雑菌の繁殖を防ぐことはできますが、だからと言ってずっと保温機能のまま放置することもできませんよね。

 

ご飯は炊き上がった時点からどんどん劣化が始まっています。

 

これは、炊飯器の保温機能を使っている時も冷蔵保存をしている時も同じです。

 

ご飯は炊飯器の保温機能の場合、最大でも24時間程度しか保ちません。

 

それ以上の時間がたったご飯は水分が抜け硬くなりますし黄ばみが出てきます。

 

また、常温保存の場合は・・・

 

☑ 夏場・・・6時間

☑ 冬場・・・1日〜2日

☑ 春や秋・・・半日〜1日

 

が主な目安になります。

 

基本的にはやはり涼しい季節であれば常温保存でも長く保存することができますね。

 

しかしながら、室内の温度や湿度などによっては常温保存できる時間は変わってきますので注意しましょう。

 

③保存環境

常温保存、炊飯器の保温機能、冷蔵保存、冷凍保存など様々な保存方法がありますが、保存する方法によって腐りやすくしてしまうことがありますのでご紹介します。

 

✔ 炊飯器

炊飯器の保温機能を使う場合などに気をつけたいのが炊飯器の汚れです。

 

例えば、炊飯器の上フタやゴムパッキンの部分はどうしても汚れやすいものですよね。

 

しかし、この汚れを放置していると雑菌が繁殖してしまいご飯が腐るのを早めてしまいます。

 

なので、炊飯器の上フタやゴムパッキン部分はしっかりと洗浄し清潔に保つことが大切になります。

 

✔ 常温保存

冬場は温度が低いため2日程度であれば常温保存も可能ですが、夏場に関しては常温保存はしないほうが賢明と言えます。

 

夏場は気温が高い上に湿度もあります。

 

その中に雑菌の好む性質を持ったご飯があるとなれば雑菌に繁殖してくださいと言っているようなものになってしまいます。

 

また、雑菌が繁殖していることに気付かず常温保存していたご飯を食べてしまった場合、食中毒になってしまう可能性があります。

 

夏場に食中毒が流行ってしまうのはこう言った保存環境が悪かったことなどが原因になります。

 

まとめ

まとめ

 

 腐ると酸味がかった匂いや味がする。

 

 ご飯は雑菌が好む栄養素を含んでいる。

 

 夏場の常温保存は危険。

 

 腐ったご飯は食中毒の危険性がある。

 

いかがでしたでしょうか?

 

ご飯はほとんど毎日食べるものですのでたくさん炊いておく人も多いでしょうが、保存方法が間違っていると食中毒などの危険が出てきてしまいます。

 

特に夏場は食中毒が起きやすい時期でもありますので注意が必要です。

 

少しでもいつものご飯と違うな、と感じた場合や常温保存や冷蔵保存でもある程度の日数が経ったものは口には入れないようにしましょう。

 

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