洗ったはずの洗濯物から何故か魚のような生臭い臭いがすることはないでしょうか?
洗濯ものに付いた生臭い臭いは、香りの良い柔軟剤を入れても臭いが混ざり合ってしまったり部屋干しにすると、お部屋の中まで臭くなるため困ってしまいますよね。
そこで今回は、洗濯物が生臭くなる原因と取り方、予防する方法について紹介します。
何度洗っても洗濯物の生臭い臭いが取れず困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
洗濯物が生臭くなる原因
洗濯物のにおいの原因は、主に雑菌の繁殖によるものです。洗う前の洗濯物には汗や皮脂などの汚れが多く付いていますので、それが栄養分となって雑菌を繁殖させてしまいます。
服についた雑菌は、その汗や皮脂を食べたあと排せつ物を残しますので、その排せつ物が臭いの原因です。
洗濯物の生臭さを取る効果的な方法
それでは、洗濯物が生臭くなってしまったどうしたらよいでしょうか?
生臭い臭いは、その性質上、普通に販売されているアルカリ性の洗濯用洗剤ではなかなか解消することができません。
生臭いにおいは、酸性のものを使って洗濯すると、嫌な臭いを解消することができます。
それでは次に具体的な方法と手順について説明しましょう。
①浸け置き洗い
生臭いにおいを解消するためには母付けを期洗いにする方法が一番効果的です。
浸け置き洗いをするためには、まず次のものを用意して下さい。
【用意する物】
・大きめの洗面器かたらい
・酢大さじ1杯
・ぬるま湯10ℓ
汚れ
手順
1.大きめの洗面器かたらいを用意して、洗濯物が十分お湯に浸かるようにぬるま湯を入れていきます。
2.お酢大さじ1杯を入れ、混ぜ合わせます。
3.中に洗濯物を入れ、1時間ほど浸け置きにします。
4.1時間経過したら洗面器のお湯を捨て、よくすすいだ後で軽く水気を切ります。
5.通常の洗濯洗剤を使って洗濯機で洗います。
お酢は厳密に測る必要はありません。
ただし、お酢の入れすぎには注意しましょう。お酢には3倍酢や5倍酢など種類がありますが、3倍酢の場合は大さじ1杯につき50cc、5倍酢であれば、大さじ1杯につき80cc程度を目安にしいてください。
頻繁に使用するのであれば、ペットボトルなどに作り置きしておくと良いでしょう。
浸け置きする際の注意
お酢を使って浸け置き洗いにすると、洗濯物が縮んでしまう場合があります。そのため、お酢を使って浸け置き洗いをする場合には、縮んでも差し支えないものを洗うようにしましょう。
大切なお洋服を洗う場合には、綿や麻の素材の衣類はお酢などの酸性に弱いため、お酢を使った方法は不向きです。また、ぬるま湯を狙う場合はお志保蒸気で蒸せてしまうことがありますので、喚起をしてマスクをするなどしてから洗濯しましょう。
②クエン酸を使う
お酢は、デリケートな素材の衣類には使用することはできませんので、その場合はクエン酸を使いましょう。
クエン酸を使った洗濯方法は次のものになります。
【用意する物】
・大きめの洗面器かたらい
・クエン酸10g
・水、またはぬるま湯10ℓ
汚れ
手順
1.洗面器語らいの中にぬるま湯を張り、粉末状のクエン酸を10 g入れ溶かし入れます。
2.そのまま3時間ほど付けおきします。
3.3時間経過した後で洗濯ものを取り出し、軽く水を切ったあとで洗濯機に入れもう一度洗います。
③洗濯機で洗う場合
丈夫な生地の衣類であれば、洗濯機で洗ってもかまいません。
クエン酸を使って洗濯機で洗う方法は次のものになります。
【用意する物】
・洗濯機
・クエン酸10g
・水10ℓ
汚れ
手順
1.洗濯機の中に10ℓ水をため、その中にクエン酸を10g溶かし入れます。
2.洗濯機の中に洗濯物を入れて、通常の洗濯コースを選んだらスタートボタンを押し、脱水が終わるのを待ちます。
3.最後に普段使っている洗濯洗剤を入れて、もう一度洗濯機を回します。
クエン酸はお掃除に用いられることもあり、クエン酸を利用してお洗濯をすれば柔軟剤の役割も果たしますので洗濯物をふんわりと柔らかく仕上げることができます。
デリケートな素材の衣類の臭いを解消したい場合は、クエン酸を使えば生地を傷めることなく臭いを解消することができます。
④逆性石鹸を使う
逆性石鹸とは、殺菌効果の高い石鹸のことを言います。
洗浄効果はそれほどありませんが、洗濯物についた雑菌を洗い流すことができるため、生臭い臭いを解消することができます。逆性せっけんはドラッグストアでも500円前後で購入することができます。
逆性石鹸を使う場合、浸け置きにするときに洗濯洗剤が混ざらないよう注意して下さい。洗濯石鹸が外れてしまうと、殺菌効果が失われてしまうことがあります。
また、逆性石鹸を使って付けを気にした後は、しっかりとすすぎ洗いをして石鹸を洗いおとしてから洗濯機に入れましょう。
【用意する物】
・大きめの洗面器かたらい
・逆性石鹸
・水かぬるま湯10ℓ
汚れ
手順
1.洗面器かたらいに水、またはぬるま湯を10ℓ入れます。
2.逆性石鹸をキャップに2杯入れ、混ぜ合わせます。
3.洗濯物をいれ、3時間ほど浸け置きににします。
4.洗面器から取り出したあと軽く水気を切り、洗濯機でもう一度洗います。
⑤塩素系漂白剤を使う
無地て白い生地のものであれば、塩素系漂白剤を使って生臭さをとる方法もあります。
塩素系漂白剤の使い方は次のものになります。
【用意する物】
・大きめの洗面器かたらい
・40度から50度程度のお湯
・塩素系漂白剤
汚れ
手順
1.洗面器語らいに 40℃から50℃に加熱したお湯を入れ、塩素系漂白剤をキャップ一杯入れます。
2.洗面器の中に洗濯物を入れ 3時間程度浸け置きにします。
3.洗面器から取り出し、塩素系漂白剤を洗い流した後洗濯機に入れもう一度洗い直します。
浸け置きする際の注意
塩素系漂白剤を使うときは、洗濯表示に塩素系漂白剤のマークがあるかどうかを確認してから使いましょう。また、あまり長い時間浸け置きにすると、生地が傷む場合がありますので、3時間以上は付けを気にしないよう注意して下さい。
洗濯物が生臭いくならないための防止対策
洗濯物の生臭さを予防するためには、洗濯機の中に入れたままにせず、なるべく早く乾燥させる必要があります。
雑菌は湿気を好みますので、洗濯物を濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
特に天気の悪い日は乾くまでに時間がかかってしまいますので、できれば乾燥機を使うなどして早く洗濯物を乾かしましょう。室内に干す場合は、洗濯物と洗濯物の感覚をとり、夏場であれば洗濯機を回すなどして風通しを良くします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回この記事では、洗濯物の生臭さの原因と効果的な匂いの取り方、予防方法について次のようにまとめてみました。
・洗濯物の生臭さの原因は、汗や皮脂のついた洗濯物に雑菌が付いたために発生するもの。
・洗濯物の生臭さをとるには、付けを期洗いが効果的であること。
・オスを使うと生臭さをとることができますが、デリケートな記事には使用できないということ。
・オスが使えない場合はクエン酸を利用すること。
・クエン酸以外では逆性せっけんを利用することができるということ。
・洗濯物の生皮着やは予防するには、なるべく早く洗濯物を乾かす必要があるということ。
洗濯物の生臭さの原因は雑菌が繁殖することにより引き起こされるものですので、においをとるためにはこの雑菌を何とかしなければいけません。
雑菌は水気をこのみますので、洗濯物をなるべく早く乾かすよう心がけましょう。