子どもが保育園や幼稚園、学校などで使う水着には、ゼッケンで名前を付けるように指示されますよね。
ゼッケンはアイロンで貼りつけるので、アイロンをかけている間に位置がずれてしまったり、他の子とゼッケンの位置が違っていたりなど、失敗することは少なくありません。
娘の水着の名前ゼッケンを間違えて背中側につけたil||li _| ̄|○ il||li
慌てて取るもアイロン接着やから糊が残ってしまった\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/買い替えやな(T ^ T)あと、アイロン接着は危険。
— とよりえ (@toyorie811) June 2, 2019
学校の水着、以前はゼッケン胸だったのに、数年前から背中になった。
お下がりのゼッケンの糊が残っちゃって、格闘すること2時間。
ムリ。ハァ━(-д-;)━ァ...そして明日までに出す書類が3枚あることに気づいた。眠い。
— Minako♬*゜ (@machaminaminako) June 29, 2017
学校によっては、毎年張り替えることもあるので、きれいに剥がせないと困りますよね。
そこで今回は、【水着についたゼッケンのノリのはがし方】についてご紹介します。
水着についたゼッケンのノリがはがせないときに、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ゼッケン糊を落とすコツを紹介!
ゼッケン糊は、アイロンで温めることで接着できる糊が使われています。
糊の成分は、一般的にウレタン樹脂というプラスチックの仲間が使われています。
ゼッケン糊は、以下の3つの性質をもっています。
ゼッケン糊の性質
- 温めると糊が溶け、冷えると固まる
- 貼りつけてから温めるとはがれやすくなる
- 張り直しを何度もしていると、糊が減って、粘着力が弱くなる
上記から、ゼッケン糊をはがす方法としては「ゼッケンにアイロンを当てる」ことが有効です。
コツは、「アイロンを当てるときにあて布をすること」と「アイロンの設定温度を中温以上にしないこと」です。
ゼッケンのりが繊維の隙間に入ってしまったときは、水着に糊だけが残り、剥がすのに手間がかかります。
しかし、適切な方法を使えばキレイに剥がすことができますので、あきらめずに試してみてください。
水着についたゼッケンのノリのはがし方
①アイロンを使った方法
ゼッケンにもう一度アイロンをかけることで、ゼッケン自体は剥がすことができます。
【用意するもの】
✔ 不要な布(または半紙)
✔ アイロン台
✔ アイロン
✔ エタノール(消毒用エタノール)
✔ 繊維の出にくい布
手順
- アイロン台に水着を置きます。
- 糊の部分に、不要な布を当てます。
- アイロンを中温にして、糊の部分に当てます。
- 不要な布の糊がつくので、全部はがれたか確認します。
- はがれてなければ、2~4を繰り返します。
- ほぼ糊がはがれたら、繊維の出にくい布にエタノールをつけて、水着を拭きます。
作業を行う上での注意点は、アイロンをかけ過ぎないことです。
アイロンを何度もかけていると、水着の質感や色が変わってしまうことがありますので注意しましょう。
②ドライヤーをかける
ゼッケン糊は温めることで糊が溶けてはがしやすくなる性質をもっていますので、アイロンだけでなく、ドライヤ―の熱をゼッケン糊に当てても剥がすことができます。
注意点は、長い時間ドライヤーを当てないことです。
水着の繊維に使われているポリウレタンやナイロンは、熱や塩素に弱い性質をもっているため、ドライヤーを同じ場所に当て続けると、水着が溶けて穴が開いたり、変色したりすることがあります。
塩素でダメージを受けた水着は、ドライヤーの熱によって繊維が切れて毛玉ができやすくなったり、破れやすくなったりしますので、十分に注意して作業を行いましょう。
【用意するもの】
✔ ドライヤー
✔ ピンセット
✔ エタノール(消毒用エタノール)
✔ 繊維の出にくい布
手順
- ゼッケン糊の残った部分にドライヤーの温風を当てます。
- ピンセットで糊をはがしていきます。
- ほぼ糊がはがれたら、繊維の出にくい布にエタノールをつけて、水着を拭きます。
ゼッケン糊にドライヤーを当てると、思った以上に温度が高くなってしまうことがありますので、ピンセットを使って火傷しないように注意しましょう。
③エタノールでこすり取る
水着に残ったゼッケン糊が狭い範囲だったり、細かい点々が残ったという場合はエタノールを使う方法がおすすめです。
ゼッケン糊はエタノールで粘着を弱めることができます。
ゼッケンをつけた部分をエタノールに漬け込むと取りやすいですが、水着はエタノールによって傷みやすくなります。
綿棒を使って、ゼッケン糊の部分だけにエタノールをつけるようにしましょう。
【用意するもの】
✔ エタノール(消毒用エタノール)
✔ 綿棒
✔ 繊維の出にくい布
手順
- 綿棒を使って、ゼッケン糊の部分にエタノールを染み込ませます。
- 少しおいて、ゼッケン糊にエタノールを浸透させます。
- ゼッケン糊の部分を綿棒や繊維の出にくい布で、優しくこすります。
注意点は、こすり過ぎないことです。
水着の繊維であるポリウレタンやナイロンは摩擦に弱いため、色あせや毛玉、破れやすくなるなどの可能性があります。
作業を行うときは、エタノールの使い方と摩擦に注意してください。
作業を行う上での注意点
ゼッケン糊をはがす際には、いくつか注意点があります。
作業を行う際には十分に注意しましょう。
①水着に直接アイロンが当てない
水着の繊維はポリウレタンやナイロンが一般的です。
ポリウレタンやナイロンは熱に弱いため、アイロンを当てることは水着にとってダメージが大きいです。
水着にアイロンを直接当てると水着が溶けたり、繊維がきれてしまう可能性があります。
水着によっては、アイロン不可の表示がついていることもあり、アイロンシールのゼッケンをつけるときは事前に確認しましょう。
アイロン不可の表示がついている水着は特に熱に弱いため、ドライヤーの温風を当てるときも注意しましょう。
対策として、水着とゼッケンの上に必ずあて布をし、またアイロンの温度は中温以上にならないように気をつけましょう。
②水着を強くこすらない
水着の繊維は摩擦に弱い性質をもっています。
ゼッケン糊を落とそうとアイロンを繰り返しかけたり、ゴシゴシと強くこすったりすると、水着の繊維が変質して光沢が出てしまったり、色落ちや毛玉の原因になります。
濃い色の水着になるほど、目立ってしまいますので気をつけましょう。
特にエタノールでゼッケン糊をはがす方法を使う場合は、エタノールによって受けたダメージもありますので、優しくこすったり、可能なら、ピンセットで摘み取るようにしましょう。
③作業中は火傷に注意する
ゼッケン糊をはがすためにアイロンやドライヤーを使って糊を温めますが、直接手で触るのは控えましょう。
アイロンもドライヤーも、温めていくと糊の部分が80度を超えることがあります。
温めたゼッケン糊を素手で触ると火傷する危険があるので、なるべくピンセットを使うようにしましょう。
また、ゼッケン糊の温めすぎにも注意が必要です。
ゼッケン糊を貼りつけるときには、アイロンの中温で15~20秒程度押しつけて十分に温めますが、実ははがすときは貼りつけるときほどの高温に温める必要はありません。
時間はかかりますが、少しずつ温めて丁寧にはがしていきましょう。
まとめ
まとめ
✔ ゼッケン糊をはがす方法は「アイロンを当てる」ことが有効。
✔ コツは、アイロンを当てるときにあて布をすることと、アイロンの温度を中温以上にしないことの2点。
✔ アイロンでもう一度温めるとはがすことができる。
✔ ドライヤーを当てるとはがすことできる。
✔ エタノールを使うとはがすことができる。
✔ 注意点は、水着に直接アイロンを当てないこと、水着を強くこすらないこと、火傷に注意することの3点。