【ガソリンの汚れの落とし方】簡単‼︎服についた油汚れの取り方を紹介!

 

最近ではセルフスタンドも増え、うっかり衣服にガソリンがついてしまったという経験はないでしょうか?

 

また、寒い時期には欠かせない灯油など、服についてしまうと匂いが残り、どう処理したらいいか、わからず困ってしまいます。

 

 

そこで今回は、『服についたガソリンの汚れの落とし方』についてご紹介していきます。

 

いざという時、慌てずに済むためにも、ぜひこの記事を参考にしてください!

 

作業前に衣服が水洗いできるかを確認しよう!

 

すぐにガソリンの汚れを落としたいからといって、服をいきなり水につけるのは厳禁です。

 

服の素材によっては・・・

  • 水洗いのできないもの
  • 色落ちしやすいもの
  • 傷みやすい生地のもの

などありますので、洗濯前に必ず洗濯表示を見て、ご自宅でも洗えるものかどうかを必ず確認しましょう。

 

少しでも不安がある場合は、クリーニングに出した方が服を傷めずに済みますので、プロにお任せしましょう。

 

服についたガソリンの汚れの落とし方

 

ここでは、ガソリンをよく扱う方が行っている洗濯方法をご紹介していきます。

 

万が一、服にガソリンがついてしまったときは次のものを用意し、これからご紹介する手順に沿って対処してください。

 

①中性洗剤を使った方法

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ガソリンが服に付いてしまったときは、中性洗剤を使った方法がおすすめです。

【用意するもの】

✔ たらい、または洗面器

✔ ぬるま湯

✔ 中性洗剤

手順

  1. まず、洗濯槽への臭い移りを防ぐため、服についたガソリンを火の気のない場所に置きよく乾かします。
  2. たらいに水、またはぬるま湯を入れ、中性洗剤を数滴入れて5分ほど浸け置きにします。
  3. 5分経過したら、ガソリンが付いた部分を中心に揉み洗いをしましょう。揉み洗いは、たらいのお湯を取り替えながら数回ほど行います。
  4. 泡立たなくなったら洗濯物の水気を軽く切り、通常通り洗濯機に入れて洗います。

品物によっては中性洗剤が使用できないデリケートな生地のものもありますので、必ず洗濯表示を確認してから洗うようにしましょう。

 

また、万が一洗濯槽にガソリン臭が残ってしまったら洗濯機のふたを開けたままにしておき、中をよく乾燥させましょう。

 

こうすることでガソリンの臭いは次第に消えていきます。

 

②重曹を使った方法

 

重曹はお掃除や洗濯、料理にも使う事ことができる、まさに家事の万能薬です。

 

重曹には消臭効果もありますので、ガソリンの汚れがついたまま洗濯機に入れてしまうと、他の洗濯物や洗濯槽にガソリンのニオイが付いてしまいます。

 

そこで、まず重曹でガソリンのニオイを吸着させてから洗濯しましょう。

【用意するもの】

✔ 重曹

✔ ビニール袋

✔ 洗面器、またはたらい

手順

  1. シミの上に少し多めに重曹を載せます。
  2. ビニール袋にガソリン汚れがついた服を入れます。
  3. 袋の中にもう一度重曹をたっぷりと入れてください。
  4. 水漏れを防ぐため、服を入れたビニール袋を洗面器、またはたらいに入れておきましょう。
  5. そのまま2日から3日程度、時間をおきます。 
  6. 袋から取り出し、手洗い、または洗濯機で通常通り洗います。

重曹はドラッグストアやスーパー、ホームセンターでも購入でき、重曹で洗うとニオイだけでなく、ガソリンの汚れも落としやすくなります。

 

重曹には薬用と食用がありますので、ガソリンの汚れを落とす場合は薬用を使用してください。

 

③ベンジンを使った方法

 

食べ物の油汚れが付いてしまったときは、クレンジングオイルや中性洗剤でも簡単に落とせます。

 

しかし、ガソリンや灯油の場合は、それだけではなかなかきれいになりません。

 

その場合は、ベンジンを利用しましょう。ベンジンが手元にない場合は、ドラッグストアやホームセンターで購入可能です。

【用意するもの】

✔ ベンジン

✔ ゴム手袋

✔ バスタオル等

✔ ガーゼ、または布

手順

  1. まずゴム手袋を着用したら、床に大きめのバスタオルやピクニックシートを敷きます。
  2. その上にガソリンの汚れがついた服を置きます。
  3. ガーゼ、または布にベンジンを染み込ませ、汚れがついた箇所をポンポンと叩き込みます。
  4. 汚れが落ちたら風通しの良い場所に陰干しにしておきましょう。
  5. 最後に通常通り洗濯機で洗って完了です。

ベンジンは、ガソリンと同じく揮発性が高いため、すぐに乾いてしまいます。

 

ただ、引火しやすい薬品でもありますので、作業は必ず火の気のない場所で行い、また、その際には窓を開けよく換気して行いましょう。

 

④薬用アルコールを使った方法

 

ベンジンがない場合は、薬用アルコールで代用することもできます。

 

薬用アルコールを使ったガソリンの汚れの落とし方は、ベンジンを使う方法と同じです。

【用意するもの】

✔ 薬用アルコール

✔ ゴム手袋

✔ バスタオル等

✔ ガーゼ、または布

手順

  1. まずゴム手袋を着用したら、床に大きめのバスタオルやピクニックシートを敷きます。
  2. その上にガソリンの汚れがついた服を置きます。
  3. ガーゼ、または布に薬用アルコールを染み込ませ、汚れがついた箇所をポンポンと叩き込みます。
  4. 汚れが落ちたら風通しの良い場所に陰干しにしておきましょう。
  5. 最後に通常通り洗濯機で洗って完了です。

薬用アルコールもベンジンと同じく引火しやすい薬品ですので、作業は必ず火の気のない場所で行いましょう。

 

【素材別】服に付いたガソリンの汚れの落とし方

 

革製の衣類が高額なものが多く、革製品にガソリンのシミが残ってしまうとショックですよね。

 

シミが付いている側の衣類を捨てようか迷っている方は、ぜひ次の方法を試してみてください。

 

革製の服に付いたガソリンの汚れの落とし方

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革製品でもガソリンの汚れをご自宅で落とすことが可能です。

 

革製品は、水気が残っていると私みんなのことがありますので、不安な方はクリーニングに出すか、なるべく早く乾かしましょう。

【用意するもの】

✔ 洗面器、またはたらい

✔ シャンプー

✔ 布

✔ ドライヤーまたは扇風機

手順

  1. まず、ボールまたは洗面器にお湯を張り、シャンプーを小さじいっぱいから2杯ほど溶かし入れます。
  2. シャンプーを入れたお湯に布をひたし、よく絞ります。
  3. シャンプーを染み込ませた布で表面を吹き、雨が残った場合は渇いたのでよく拭き取って下さい。
  4. 最後に扇風機やドライヤーでよく乾かして完了です。

 

②スウェードの服に付いたガソリンの汚れの落とし方

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スウェードは、ガソリンなどの水分の汚れが染み込みやすく、シミになりやすい素材です。

 

スウェードの衣類にガソリンの汚れがついた時は、次の方法を試してください。

【用意するもの】

✔ ベビーパウダー

✔ 洗面器、またはたらい

✔ 粉石けん

✔ 布

手順

  1. まずガソリンが付いた部分にベビーパウダーをのせます。
  2. 大きめの洗面器、またはたらいに40℃~50℃のお湯を張り、粉石けんを入れてよく溶かします。
  3. よく泡立てた後、布に染み込ませポンポンと軽く叩くように汚れを落としていきましょう。

粉石けんだけで落ちない場合は、粉石けんのほかに重曹混ぜ合わせてみましょう。

 

汚れを落とした後は、陰干しにするか扇風機、またはドライヤーを使ってよく乾かしてください。 

 

③デリケートな素材の服はドライクリーニングに出そう

 

ガソリンの汚れは水だけでは取れません。素材によっては水で洗うと縮んだり、生地を痛める恐れがありますので、ドライクリーニングにいたしましょう。

 

ガソリンは、油汚れの種類の1つですので、油との相性も良くガソリンや灯油を使うドライクリーニングで洗うと匂いを落とすことができます。

 

ガソリンが手についてしまった場合の対処法

 

ガソリンや灯油が手についてしまうと、ニオイが移ってなかなか取れないときがありますよね。

 

中には、匂いで具合が悪くなってしまう方も少なくありません。

 

そんなときのために、すぐにニオイを解消する方法についてご紹介します。

【用意するもの】

✔ オリーブオイル

✔ ハンドソープ

✔ ハンドクリーム

手順

  1. まず手にオリーブオイルを数滴つけ、全体によくなじませます。
  2. 全体によくなじませた後は、洗い流さずそのままハンドソープで洗います。
  3. オリーブオイルとハンドソープをよく洗い流し、最後に手荒れや感想を防ぐため、ハンドクリームをつけてください。

これだけで、気になるガソリンのニオイもきれいに解消されます。

 

灯油やガソリンがついたまま放置すると、乾燥や手荒れの原因になりますので、なるべくすぐに洗い流してください。

 

まとめ

まとめ

 

 ガソリンが付いた服は、すぐに水に浸けず一度乾かしてから洗う。

 

 ガソリンが付いた服は、たらいにぬるま湯を張り、中性洗剤を溶かし入れて浸け置きにしてから揉み洗いをすると良い。

 

 ニオイが気になる場合は、汚れの上に重曹をのせ、ビニール袋に入れて放置した後洗濯機で洗うと良い。

 

 服に付いたガソリンは、ガーゼ、または布にベンジンを染み込ませ、叩いて落とした後洗濯機で洗う方法もある。

 

 ベンジンがない場合は薬用アルコールを使って洗っても良い。

 

 革製の服に付いたガソリンの汚れは、シャンプーを溶かしたぬるま湯に浸した布で拭き取ると良い。

 

 スウェードの服に付いたガソリンの汚れは、ベビーパウダーをのせた後、粉石けんを溶かし入れたぬるま湯に浸した布でぽんぽんと叩くように汚れを落とすと良い。

 

うっかり服にガソリンが付いてしまってもあきらめる必要はありません。

 

ガソリンや灯油は発火しやすいため、取り扱いには注意が必要ですが、服に付いてしまってもキレイに洗い落とせます。

 

今回紹介した方法を使って、お気に入りのお洋服を長く大切に着用してください。