普段なにげなく使用しているタオルケットですが、よくよく考えると使用頻度がかなり高いですよね。
夏場など暑い季節は、タオルケット一枚をかけて寝る事もしばしばです。
ほぼオールシーズン活躍しているタオルケット、実は気づかないうちにかなり汚れています。
寝ている間に人間は大量の汗をかいている事はよく知られていますが、その汗や皮脂を吸い続けているタオルケットは清潔に保ちたいものです。
かといって、毎回毎回クリーニングに出していては経済的な負担も大きくなります。
そこで、今回はタオルケット自宅で洗えるのか?洗濯頻度や洗い方、干し方などを詳しく紹介していきます。
目次
タオルケットは自宅で洗えるのか?
結論から言えば、“洗えるもの”と“洗えないもの”があります。
答えになっていないような答えですが、タオルケットの生地などにより洗えないものもあるため注意が必要なのです。
基本的には、洗えるタオルケットの方が多いので安心してくださいね。
洗えるのか、それとも洗えないのか。
これを判別するには「洗濯表示」を見れば一目瞭然です。
洗濯表示に×印が付いていた場合は、洗濯不可という洗濯表示になるため自宅で洗うのは断念してクリーニング店などに相談しましょう。
タオルケットの洗濯頻度は「週に1回」
まず、大前提として知っておいて欲しい事として「タオルケットは意外に汚い」という事です。
寝具としてタオルケットを使用している場合、寝ている間という長時間に渡り私たちの体に接触していることになります。
あるスポーツ飲料メーカーの調べでは、夜間の睡眠を約8時間として布団をかけている状態の温度を29℃と想定した場合の水分損失量は約500mlであるとしています。
つまり、私たちは毎日の睡眠中に500mlのペットボトル分程度の汗をかいている事になります。
このように汗やホコリなどを毎日吸っているタオルケットは知らず知らずのうちに汚れてしまっているため、
出来れば一週間に1度を目安に洗濯をすると清潔に保てると言えます。
さすがに、週1ペースはキツいという方であっても最低でも2週間に1度程度の頻度でタオルケットは洗濯をすることが望ましいと言えそうです。
タオルケットの汚れは、目立つ汚れにならない限りなかなか汚れとして認識しづらい為ついつい洗濯の頻度が下がりがちです。
しかし、汗を吸い続けたタオルケットはダニなどの温床になる可能性もあるためなるべくこまめに洗濯をして清潔にするように心がけましょう。
タオルケットを洗う前に
洗濯の準備にとりかかる前にもう一度タオルケットの洗濯表示をチェックしておきましょう。
先程、洗濯表示に×印がある場合は洗えないという事は説明をしましたが、「洗濯表示には洗える・洗えない」の他にも洗濯に関する情報が書き込まれているためしっかりと確認をしておきましょう。
①温度に関する洗濯表示
洗濯機や洗面器の形をした洗濯表示に数字が書き込まれていた場合は、洗濯時の水温に関する情報を表しています。
洗濯を熱湯で行う方はあまり居ないでしょうから、あまり気にし過ぎなくてもよい表示ではあるのですが、30など小さい数字がかかれている場合はお風呂の残り湯を使う場合に注意が必要となってきます。
お風呂から上がってまだ温かいお湯を使ってしまうと縮むなどの不具合が起きる可能性を示していますからしっかりと確認をしておきましょうね。
②手洗い推奨の表示
洗濯表示に手のマークや、手洗いという表示があった場合は洗濯機の使用が出来ません。
タオルケットに使われる素材で手洗い推奨はあまり無いかもしれませんが、高級な生地のタオルケットなどであればもしかすると見かけるのかもしれません。
残念ながら、筆者の家にあるタオルケットは全て洗濯機で洗えるものしかありませんでした。
③洗濯モードに関する表示
タオルケットのような大物であれば、洗濯機で洗えるならザブザブと洗いたいところです。
しかし、もし洗濯機のマークに弱という文字があった場合はモードは弱。
つまり手洗いコースやおしゃれ着コースを選ぶ必要があります。
わかりにくい洗濯表示として、洗面器のマークなどで下部に線が入っている場合があります。
1本または2本の下線があった場合、その洗濯物は優しく洗ってくださいという意味となっています。
本数が多い方が、よりデリケートという意味になります。
もし下線を見つけた場合は、手洗いコースやおしゃれ着コースなど洗濯機によって表示が異なりますが、優しく洗える洗濯コースを選ぶようにしましょう。
自宅でタオルケットを洗濯する方法
①大き目の洗濯ネットを使おう!
洗濯表示を確認して、自宅でしっかり洗えるとなれば洗濯機に投入します。
ドラム式であっても縦型であっても、タオルケットの1~2枚程度なら無理やり押し込んで洗ってしまうという方も多いと思います。
ダメでは無いのですが、洗濯表示に優しく洗う必要があると書いてある場合などは生地が比較的傷みやすいためおすすめは出来ません。
少し面倒ですが、洗濯ネットにしっかりと入れてから洗濯機へと投入しましょう。
洗濯ネットは少し大き目のものを準備しますが、面倒臭いからといって無理やり洗濯ネットに詰め込むのはやめましょう。
②あとは通常洗濯
洗濯機に入れた後は、普通に洗濯をしていくだけです。
この時、洗濯表示に優しく洗うように表示があった場合は対応したコースを選ぶようにします。
洗剤なども、おしゃれ着用洗剤を使うと良いでしょう。
特に気になる洗濯表示が無いタオルケットの場合は、ザブザブ洗いや毛布洗いなどと書かれた豪快に洗える洗濯コースを選んでも問題ありません。
タオルケットの正しい干し方
①タオルケット同士が触れ合わないように!
無事に自宅でタオルケットを洗い上げる事に成功したら、あとは干すだけです。
ちなみに、ご自宅で使っている洗濯機が乾燥機付きの場合は高温仕上げではなく低温仕上げのコースを選ぶと良いです。
取り出して、まだ湿っていると感じた場合は以下で説明する点に気を付けて干して仕上げましょう。
自宅でタオルケットを洗い、干す場合に一番注意したい点は「タオルケット同士で触れてしまう部分を作らない」という事です。
なるべく日に当たる面積を増やしながらも、接触面を無くす事を考えると布団を干す場合などに使う布団干しを利用して干すのが理想的です。
②ナナメ干しで効率よく乾かす
プロのクリーニング店などでも行っている干し方ですが、物干し竿に干す際、綺麗にタオルケットを平行に干すのではなく、ナナメに干すという方法です。
丁度、干した時に「▽」←こんな形になります。
この干し方は科学的見地からも効率の良い干し方と実証されています。
重力が作用して、頂点に対して水が集まるように流れ落ちてくるため早く乾くのです。
しかし、この方法だと頂点に水が集まるため、2か所の頂点だけがなかなか乾きづらくなってしまいます。
干し始めてから少し経過したら、頂点に溜まった水分を絞ってあげると早く乾きますので試してみて下さい。
まとめ
✔ タオルケットは自宅でも洗えるが、生地によっては不可の場合もある。
✔ 洗濯前は、洗濯表示をしっかりと確認する。
✔ 洗濯表示に従い、洗濯ネットを利用して洗うとよい。
✔ 干し方はタオルケット同士が触れない事を意識しよう。
タオルケットは、オールシーズン欠かすことが出来ない寝具の一つですからしっかりと清潔に保ちたいものです。
毎週は難しくとも、2週に1度程度は自宅で洗えるのでしっかりと洗濯していきましょう。
多忙な方には、自宅で洗濯をして乾燥はコインランドリーで済ますという手もありますが、コストがかかる点と、温度によっては縮んでしまう可能性もある為注意しましょう。
自宅でしっかりとタオルケットを洗い、気持ちの良い睡眠をとりましょう。