
「ふと気がついたら、車のボディーにガムがついていた!」
「子どもが誤って愛車のガラスにガムをつけた!」などなど・・
車のボディーやガラスに、かんだ後のガムがベットリとついているのを見て、青ざめてしまうことがあります。
車のボディーにガムつけられた( `ω´ )
まじつらい( ´・ω・`)
誰やねんマジで( `ω´ ) pic.twitter.com/lmSjzt5wjF— 九楼@ワンダ郎 (@kuro_wandarou) October 12, 2016
俺のフロントガラスにガム付けたの誰だよ pic.twitter.com/HhpxlxUJVa
— 市川 (@candelamgn11) December 14, 2017
「ガムってベタベタしているし、車のボディーに1度ついたら取れないのでは…?」と不安になりますよね。
しかし、このガムを簡単キレイに取る方法があります!
今回は、『車についたガムの取り方』について、ご紹介していきます。
▼車内フロアマットについた場合はこちら!
目次
ガムの成分とガムを取るためのコツ
車のボディーやガラスにガムがついていたら、ショックを受けますよね。
子どもが同乗していて、うっかりつけてしまったり、走行中に他の車に乗車している人が、ガムを窓の外に吐き出したのが飛んで、車体に付着してしまったりする場合があります。
落とす作業に入る前に、まずはガムの成分についてチェックしてみましょう。
ガムは「樹脂」が主成分になっている食品です。
ガムに使われている樹脂は・・・
- 天然樹脂のチクル
- 松の樹液を加工したエステルガム
- 合成樹脂の酢酸ビニル樹脂やポリイソブチレン
など様々な種類があります。
ガムならではの弾力や延びもこの樹脂の性質によるものです。
これに炭酸カルシウムで樹脂を固め、甘味料、香料を加えたものがガムになります。
このガムの主成分である樹脂は・・・
- 冷やすと粘着性がなくなって固まる
- 高温で柔らかくなる
- 油に溶ける
という3つの特徴があります。
車についたガムを取るには、このような樹脂の特徴をふまえ、冷やしたり、油を使って取るのがポイントです。
また、車のボディーについたガムを放置しておくと、だんだんガムの樹脂がボディーの塗装に溶けこんでしまい、変色してしまう可能性があります。
ボディーにガムがついているのに気づいたら、すぐにガムを取るようにしましょう。
車についたガムを取る方法
それでは、ここで車についたガムを取る方法を紹介します。
①冷やして取る方法
外出先で、車のボディーにガムがついているのを見つけ、今すぐ取りたい!と思った時は、冷やして取る方法がおススメです。
【用意するもの】
✔ ティッシュ
✔ 保冷剤
手順
- ティッシュで、車のボディーまたはガラスについたガムをできるかぎり取ります。
- 車のボディーまたはガラスに残っているガムの部分に、保冷剤を5分ほどあてます。
- 冷やされて固くなったガムを手ではがしましょう。
外出先でも買い物先のお店でもらったり、バーベキューなどで飲み物を冷やすために持ってきた保冷剤で、簡単にガムをはがすことができます。
また、スーパーにある、食品を冷やすための氷でもOKです。1~2個ビニール袋に入れて、車についたガムにあてて冷やしましょう。
もしコールドスプレーが自宅にあれば、コールドスプレーでガムを取る方法も有効です。
これだけできれいにガムが取れれば、車のボディーを傷めることもなく安全です。
しかし・・・・まだガムが車のボディーやガラスに付着していたり、ガムがついたことに時間が経ってしまってから気づいてしまったという場合には、次のステップに進みましょう。
②油で取る方法
先ほども触れた通り、ガムは油に溶ける性質を持っています。
ガムが車のボディーやガラスに頑固にこびりついてしまった場合は、油で取ってみましょう。
【用意するもの】
✔ 食用油(サラダ油、キャノーラ油、オリーブオイルなどでOK)
✔ ティッシュまたはキッチンペーパー
✔ いらなくなった歯ブラシ
✔ カーウォッシュ
手順
- ティッシュまたはキッチンペーパーに油を含ませます。
- 車のボディーまたはガラスにガムがついている部分につけ、なじませます。
- ガムが溶けてきたら、新しいティッシュまたはキッチンペーパーで拭き取ります。
※取れない場合はいらなくなった歯ブラシで優しい力でこすり取しましょう - 車のボディーに油をつけた部分をよく水洗いし、カーウォッシュで洗車しましょう。
ガムに油をつけると溶け、驚くほどすぐに取れます。
しかし、油が車のボディーに残ったままだと、それが元で塗装がはがれたり、変色したりという可能性があります。
油でガムを取った後は、ボディーをよく洗い、油を残さないようにしましょう。
③ドライヤー+油を使った方法
気がつくのが遅く、ガムが車のボディーやガラスにカチカチに固まっていた場合には、高温で柔らかくする方法が有効です。
【用意するもの】
✔ ドライヤー
✔ 食用油(サラダ油、キャノーラ油、オリーブオイルなどでOK)
✔ ティッシュまたはキッチンペーパー
✔ いらなくなった歯ブラシ
✔ カーウォッシュ
手順
- 固まったガムにドライヤーで熱をあてて、ある程度やわらかくします。
- ティッシュまたはキッチンペーパーに油を含ませます。
- 車のボディーまたはガラスにガムがついている部分につけ、なじませます。
- ガムが溶けてきたら、新しいティッシュまたはキッチンペーパーで拭き取ります。
※取れない場合はいらなくなった歯ブラシで優しい力でこすり取しましょう - 車のボディーに油をつけた部分をよく水洗いし、カーウォッシュで洗車しましょう。
車についたガムを取る時の注意点&やってはいけないこと
車についたガムを取る時に注意することは、ガムを取る時にボディーをこすりすぎないことです。
冷やしてはがそうとしてもボディーやガラスにガムがこびりついてしまっていたり、すでに固まっている場合は、つい力を入れてはがそうとしてしまいがちです。
油でガムを溶かして取る場合も、歯ブラシなどでボディーに残ったガムを取る際に、力を入れてこすると、ボディーに傷がつく場合があります。
そのため、かならず優しい力で、そっと取り除くようにしましょう。
油分を含むものであればガムは取れる!
ガムを溶かして取る場合、基本的に油であれば取ることができます。
油の中でも食用油が適していますが、そのほか油分を含むものでもガムを取ることができます。
具体的に食用油の他に・・・
- チョコレート
- バター
- 靴用のクリーム
- アロマオイル(※食用油に比べるとガムが溶けにくい傾向があります)
- ガソリン(※食用油より塗装がはがれやすく、適していません)
- 除光液(※車のボディーの塗装を剥がしてしまいますので、ボディーには絶対使用しないようにしましょう)
などでも取れます。
そして先ほども触れましたが、油でガムを取った場合は、油による変色を避けるために車のボディーについた油を残さないよう注意しましょう。
まとめ
まとめ
✔ガムの成分は、樹脂(チクル)と炭酸カルシウム、甘味料や香料。
✔ ガムの樹脂は、冷やすと固まり、高温でやわらかくなり、油で溶ける性質を持つ。
✔ 車のボディーやガラスについたガムは、保冷剤や氷、コールドスプレーで取ることができる。
✔ 頑固に車のボディーやついたガムは、油で取るのがおすすめ。
✔ ガムを取る油は、サラダ油・オリーブオイルなどの食用油が特に適している。
✔ 車についたガムがカチカチに固まっている場合は、油で溶かして取る前に、ドライヤーで熱を加えて柔らかくしてから取ると効果的。
✔ 油でガムを取った後は、油を車のボディーに残さないよう、しっかりと洗車する。