「うっかりしていたら、シャツにペンがついちゃった……」
「バッグの中のペンの芯が出たままだった……」
以上のような経験をされたことはないでしょうか?
Tシャツのおなからへんにボールペンでめちゃくちゃ落書きされてしまってつらい、ノック式きらいになりそう pic.twitter.com/N3W8DwuoGT
— 郊外 (@imonocco) July 2, 2019
また、子どもがいるご家庭は洋服やバッグだけではなく、テーブルや壁紙など、思いもよらぬ場所に落書きをされてしまうことがあると思います。
そして息子はテーブルに落書き。
赤のボールペンΣ(゚д゚lll) pic.twitter.com/nVWy9LAoLr— tagu. (@tagu_33) March 21, 2018
壁紙に油性ボールペンで落書き〜。精神的なダメージがでかすぎる。 pic.twitter.com/pOUeqLzCuH
— ゆい@8y、4y、8m (@yui_s_0423) August 17, 2015
書いてしまったペンの種類によって様々な落とし方がありますが、今回はボールペンの落書きの落とし方についてご紹介します。
目次
まずはペンが水性か、油性を確認!
ペンの汚れを落とす作業に入る前に、そのペンが水性か油性か確認してください。
水性なのに油性と同じようにペンの汚れを落とそうとすると、落ちにくくなって広がることもあります。
水性か油性かすぐに判断がつかない場合は、いらない紙などに線を書いて、水で濡らしてみるとわかりやすいでしょう。
滲んだ場合は水性、滲まない場合は油性となります。
CHECK!!【知恵袋】
それぞれの特性を理解して使い分けられると良いですね。
水性ボールペンの落書きを消す方法
水性ボールペンは、水性なのだから簡単に落ちるのでは?と思い込んでいる方も多いと思います。
ですが、水性と言えども、繊維の中に入り込んだ汚れは意外に侮れないです。
簡単なもみ洗いなどでは落ちず、それどころかにじむように広がってしまった、なんてことも……いざというときに失敗しないよう、水性ボールペンの基本の落とし方、是非マスターしてください。
【用意するもの】
✔ 台所用中性洗剤
✔ 歯ブラシorいらない布
手順
- 水性ボールペンがついてしまった部分に台所用中性洗剤をつける。
- 歯ブラシ(orいらない布)で生地の表面をたたくイメージでインクを浮かす。※ごしごしこするとにじんでしまうことがあるのでNG
- ぬるま湯で軽く洗い流す。
台所用中性洗剤は、手の消毒用などで市販されているアルコールジェルでも代用可能です。
台所用中性洗剤はどのご家庭にもあるので、アルコールジェルで代用する機会はあまりないかもしれませんが、外出先で落としたいときには、アルコールジェルが活躍することがあるかもしれません。
また、ペンがついてしまったものの素材によっては、液体の台所洗剤ではなく、ジェル状のアルコールジェルの方が使いやすいこともあります。
①壁紙の場合
壁紙の素材によりますが、基本のやり方でOK。
歯ブラシでこすると壁紙に傷がつくこともあるので、いらない布を使った方がやりやすいと思います。
また、ぬるま湯で洗い流すことができないので、きれいな布をぬるま湯で絞って優しく拭くといいでしょう。
そして、壁紙は水に弱い素材も多いため、最後は必ず乾拭きをしましょう。
②合皮の場合
壁紙と同じく、いらない布で汚れを浮かし、きれいな布ですすぎます。
台所用洗剤だと、ペンのついていない部分まで液体が流れてしまうので、アルコールジェルの方がやりやすいことがあります。
合皮は水分に強い方の素材ではありますが、必ず最後は乾拭きをしてあげてください。
しっかりふき取ることで、より合皮が傷みにくくなります。
③布の場合
基本のやり方でOKです。
Tシャツなどの汚れを落とす際、反対側に汚れがうつらないように間にいらない布を入れたり、ビニール袋を入れたりしましょう。
また、作業後には普段通り洗濯をしてあげてください。
④木製机の場合
基本のやり方の前にティッシュなどで乾拭きして、汚れを取れるだけ取っておくと楽です。
舗装してある木材ならば問題なく消すことができますが、あまり木の奥まで浸透してしまうと落ちない場合もあります。
油性ボールペンの落書きを消す方法
油性ペン、手強いですよね。油性は名前の通り“油”なので、油で汚れをなじませて浮かせて取るという方法です。
ただ、どのやり方も汚れだけではなく、素材の色落ちなどの恐れもあるので水性よりも注意して作業する必要があります。
心配なときには目立たない部分などで、色落ちするか確かめてから作業すると良いでしょう。
基本はアルコール系の液体を使ってペンの汚れを落としていきます。
アルコールの度数が高いほど消しやすいですが、同時に素材が傷む可能性も高いと考えて良いです。
ペンがついてからすぐの対処であれば、強いアルコールでなくても落ちる可能性があるので、ペンの汚れを絶対に消したい場合には、早めの対処もカギになります。
ここからは、汚れの場所別に掃除の仕方をご紹介します。
①壁紙・合皮の場合
壁紙が紙製のものの場合は、完全には落ちないと思っていてください。
また、紙製のものは傷みやすいので破れてしまうことも多いです。
紙製のものでどうしても落としたい場合は、まずは消しゴムで軽くこする方法からチャレンジしてみてください。
普通の消しゴムで、ペンのついてしまった部分を優しくこするだけです。
紙製以外の壁紙も、消しゴムで落ちる場合もありますが、落ちない場合には下記の方法を試してみてください。
【用意するもの】
✔ 消毒用アルコール
✔ コットン
✔ 布
手順
- コットンに消毒用アルコールを染み込ませます。
- 油性ペンがついた部分にしばらくつけて汚れを浮かします。
- 消毒用アルコールを少量つけた布で、軽く拭き取りましょう。
- 繰り返し汚れを浮かします。※焦らずに根気よくやることがポイント。
- 汚れを落としたあとは、ぬるま湯に浸した布などで軽く消毒用アルコールを拭き取りましょう。
②布の場合
ペンのあとが消えても、色がまだらになってしまうと使えなくなってしまいますので、色落ちに注意しましょう。
つけ置きなどはせず、素早くすすぎまで作業しましょう。
【用意するもの】
✔ 消毒用アルコール
✔ ティッシュ
✔ 歯ブラシ
✔ 当て布
手順
- いらない布の上に、ペンの汚れを下にして洋服などを置きます。
- 汚れ部分に消毒用アルコールをつけ、上にティッシュを敷きます。
- ティッシュの上から、歯ブラシで汚れをたたくようにして、いらない布にうつします。
- 繰り返し汚れを浮かし、汚れを落としたあとはすぐに洗濯しましょう。
③木製机の場合
ニスなどで上からカバーしてあるものは落ちる可能性がありますが、カバーしていないものは木の繊維に油性ペンが浸透してしまうことが多く、完全に落とすのは難しいです。
消毒用アルコールで落ちることもありますが、汚れを落とすことを一番に考えるのであれば除光液がベストです。
ただし、机を傷めてしまう可能性があります。
【用意するもの】
✔ 除光液
✔ コットン
✔ ぬるま湯
手順
- コットンに除光液を染み込ませます。
- 油性ペンがついた部分につけて汚れを浮かしましょう。
- ぬるま湯に浸した布で、軽く拭き取りましょう。
油性ペンの場合も水性ペンのときと同様、強くこすって汚れを落とそうとすると、逆に汚れを広げてしまうことがあります。
ごしごし力が入る気持ちを抑えて、根気強く汚れを浮かして取るようにすることが一番のコツです。
まとめ
まとめ
✔ 水性ペンか油性ペンかの見極めが必要。
✔ 水性の場合は水で、油性の場合は油で浮かして取ると良い。
✔ 汚れはごしごしこすらないで、根気強く汚れを浮かすようにする。
✔ ペンがついてから早く対処する方がきれいに落ちる可能性が高い。
✔ 油性の場合は、傷みと色落ちに注意する。