【ナイロンジャケットの油染み汚れの落とし方】簡単!!キレイに取る方法を紹介!

 

ナイロンジャケットは着る機会が多い服の一つですよね。

 

スタッフジャンパーやウインドブレーカー、ダウンジャケットなどなど・・・。

 

しかし、外で着る機会が多い分、気づいたら油染みが付いていた…」という経験はないでしょうか?

 

 

ナイロンジャケットの油染みって結構、目立ってしまうのできれいに落としたいですよね。

 

そこで今回は、ナイロンジャケットの油染み汚れの落とし方についてご紹介していきます。油染み汚れでお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

 

ナイロンジャケットの油染みが落ちにくい原因は?

 

シミの種類は、大きく以下の2つに分けられます。

 

シミの種類

 

  • コーヒーやジュースなどの「水溶性のシミ」
  • フライなどの揚げ物油やカレー、油の入ったドレッシング、パスタ、チョコレートなど油に溶けるシミ「油溶性のシミ」

 

ナイロンジャケットの油染みはこの油溶性のシミということになります。

 

水溶性のシミは水に溶けるので洗濯で比較的簡単に落ちますが、油溶性のシミは水には溶けないので洗濯をしても油染みとして残ってしまい、なかなか落ちません。

 

出先で油が飛んでしまった!簡単にできる応急処置

 

油染み汚れをきれいに落とすには油染み汚れができたら、できるだけ早く対処した方が落としやすいです。

 

しかし、出先でナイロンジャケットに油染み汚れができてしまった場合、応急処置をしておくと後に油染み汚れを落とす際に落としやすくなります。

 

【用意するもの】

✔ ティッシュまたはハンカチ

✔ 水

✔ 石鹸(あれば)

手順

  1. ティッシュまたはハンカチでついてしまった油汚れをふきとります。
    その際に汚れが広がらないように軽くたたくようにして取ります。
  2. ティッシュまたはハンカチに石鹸水(なければ水)を含ませて軽くたたきます。
    油染み汚れがにじまないように油染みよごれの外側から内側に向かってたたき取るようにしましょう。
  3. さいごに、石鹸を洗い流しましょう。

 

ナイロンジャケットの油染み汚れの落とし方

 

油溶性の油染み汚れは水には溶けませんが、油には溶けます。

 

そのため、頑固な油染み汚れには油で取る方法が向いています。

 

ここでは油を使った落とし方として、以下の3つをご紹介します。

 

  • クレンジングオイルを使う方法
  • ベンジンを使う方法
  • エタノールを使う方法を紹介します。

 

それでは、ここからはそれぞれを使用した場合の落とし方についてご紹介していきます。

 

①クレンジングオイルを使った方法

 

クレンジングオイルはお化粧を落とすために作られています。

 

口紅やファンデーションの中に含まれる油分をキレイに除去するためのアイテムですので、油染み汚れにも効果的です。

 

【用意するもの】

✔ クレンジングオイル

✔ 汚れてもいいタオル2,3枚

✔ 歯ブラシ

手順

  1. 下に汚れてもいいタオルをひき、油染み汚れの上にクレンジングオイルを垂らします。
  2. 歯ブラシでシミの部分をトントンたたき、下のタオルに油染み汚れを移します。
    ※ゴシゴシこするとシミが広がることがあるので注意。
  3. ぬるま湯で軽くもみ洗いをし、洗濯します。

 

②ベンジンを使った方法

 

ベンジンは有機溶剤で油を溶かす性質があります。

 

昔から染み抜きに使われており、衣服を傷めにくいので染み抜きに大変重宝します。

 

ただ、揮発性、可燃性があるので部屋を換気して使いましょう。

 

【用意するもの】

✔ ベンジン

✔ 汚れてもよい布きれ 2枚

手順

  1. 油染み汚れの付いた部分を下にして布切れの上におきます。
  2. 油染み汚れの裏側からシミの部分にベンジンをたらします。
  3. ベンジンを垂らした部分にもう1枚の布切れをあて軽くたたきます。
    ※たたいている布切れと下にひいた布切れに油染み汚れを移していきます。布切れが汚れてきたらきれいな面に変えて何度か繰り返しましょう
  4. きれいになったら水ですすいで洗濯します。

 

③エタノールを使った方法

「ac 写真 エタノール」の画像検索結果

 

消毒用や医療用に使われるエタノールですが、油を溶かす性質もありますので、油染み汚れに効果的です。

 

【用意するもの】

✔ エタノール

✔ 汚れてもよい布きれ 2枚

手順

  1. 油染み汚れの付いた部分を下にして布切れの上におきます。
  2. 油染み汚れの裏側から油染み汚れの部分にエタノールをたらします。
  3. エタノールを垂らした部分にもう1枚の布切れをあて軽くたたきます。
    ※たたいている布切れと下にひいた布切れに油染み汚れを移していきます。布切れが汚れてきたらきれいな面に変えて何度か繰り返しましょう
  4. きれいになったら水ですすいで洗濯します。

※エタノールは揮発性が高く、引火しやすいので必ず喚起をして火気に近づけないよう作業してください。

 

油染み汚れを落とす際の注意点

 

今回は、ナイロンジャケットについた油染み汚れを布に移していく方法をご紹介しました。

 

これらの方法は軽く叩く何度もたたくと効果的ですが、強くこすってしまうと油染み汚れを広げてしまったり生地を傷めてしまうので注意しましょう。

 

また、ベンジンやエタノールを使う際には換気をして、火気に近づけないよう注意して作業する必要があります。

 

また、作業前には「元の生地の色あせにならないか?」を必ず事前に確認しておきましょう。

 

酸素系漂白剤を使った油染み汚れの落とし方


軽いシミならテレビCMなどでよく目にする酸素系漂白剤を使って油染み汚れを落とすことも出来ます

 

酸素系漂白剤の成分である過炭酸ナトリウムが油を乳化して落とします。

 

酸素系漂白剤のメリットとして、酸素系漂白剤は色柄ものに対して色落ちすることがほとんどなく安心して使えることがあげられます。

 

手軽にできるので上記の方法を試す前にナイロンジャケットの酸素系漂白剤で洗濯できるものはまずこちらを試してみてもいいかと思います。

 

【用意するもの】

✔ 酸素系漂白剤

手順

  1. 洗濯をする前20分から30分前にぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、そこに付け込んでおきます。
  2. さいごに、通常洗濯しましょう。

※ただ、ナイロンは熱に弱いものが多いので付け置きする際の水の温度を洗濯表示の温度を確認してから行ってください。

 

頑固な油染み汚れにはシミ取り剤、クリーニングも利用しよう!

 

油染み汚れは時間がたってしまったり、色素と混ざった油染みであったりすると落としにくくなってしまうこともあります。

 

酸素系漂白剤の他、シミ取り専用の洗剤やクリーナーもたくさん出ています。

 

 

クリーナーの中には食べこぼし専用、また、油性ボールペンに効くなど油染み汚れの中でもさらに特化したものも販売されています。

 

今までの方法でキレイにならなかった場合は試してみてもいいかと思います。

 

 

また、高価なものやデリケートな素材のものには専門のクリーニング店に相談することをおすすめします。

 

まとめ

まとめ

 

 ナイロンジャケットの油染みが落ちにくいのは、水では溶けない油溶性の染みなため。

 

 ナイロンジャケットの油染みを落とすには油を溶かす、クレンジングオイル、ベンジン、エタノールが有効。

 

 酸素系漂白剤で付け置きすることによって軽い油染みは落とせる。

 

 頑固なシミには専用シミ取り剤を使って落とす、またデリケートな素材ではクリーニングへ相談することも必要。

 

 ナイロンジャケットの油染み汚れができたとき応急処置をしておくと染み抜きが楽になる。