「ガーデニングブームにのって始めたはいいけど、自分には向いていないかも…」
「仕事が忙しくなって枯らしてしまった…」
「もうかれこれ5年ほど植え替えてないし、新しい土に変えたけど…」
「古い土、どうしよう?」
とくにマンションや都会にお住まいの方が直面する悩み、不要になった土の処分方法。 鉢植えを買ったときには、土を処分するときのことなんて考えもしません。
古い土は捨てる。
新しい土と入れ替え開始。
それっ。 pic.twitter.com/wxcgKbnuuZ— タツ (@sake_love) February 19, 2017
そこで今回は、『土の捨て方』について徹底解説していきます。お困りの際はぜひ参考にしてみてください!
目次
土は何ゴミで処分?まずは確認!
さて、あなたのお住まいの地域の「ごみ分別のガイドブック」を開いてみましょう!
というのも、土の処分に関しては自治体によってバラバラなんです。 例を挙げてみても・・・
- 燃えるごみとして出す
- 燃えないごみとして出す
- 業者に依頼する
- 近くの公園などの植木に撒く
- リサイクルする
というように、指定されている内容は様々です。
ただ、燃えるごみ・燃えないごみとして回収してくれる自治体はほとんどありません。
自宅にまくスペースがある場合は撒けばOKですが、ない場合はその他の方法はどれも手間と費用がかかります。
燃える&燃えないゴミとして出せない...庭にまくスペースがない...という方へ、ここからは回収してもらう方法について詳しく説明していきますね。
土を回収してもらう3つの方法と再利用法
ゴミとして出せない・自宅にまくスペースがない場合は業者やホームセンターで回収してもらう必要があります。
①ホームセンターで回収してもらう
一般家庭での園芸用の土であれば、ホームセンターへ持ち込み、引き取ってもらうことができます。
【引き取り可能:島忠】
関東・関西を中心に展開する島忠では、不用品引き取りサービスを利用することで、不要になった土の無料回収をしてもらえます。 ただし条件として、島忠で購入した商品と同等のものを処分対象としているので、古い土を処分する場合には新しい土を購入する必要があります。
【引き取り可能:ユニディ】
関東を中心に展開するホームセンターです。 ユニディでは、不要になった土を捨てるための専用コンテナが設置されています。 ユニディで商品購入をした人であれば、誰でも自由に利用することが可能です。
【引き取り不可】
- コーナン
- カインズホーム
- ケーヨーデイツー
- ビバホーム
- コメリ
- ホーマック
- サンデー
コーナンやカインズホームなどの大手ホームセンターでは土の引き取りは行っていないようです。
インターネットで「土 回収 ホームセンター」で検索し、近くのホームセンターで回収を行っていないか確認してみましょう。
②専門業者に依頼する
自治体に直接問い合わせた場合に、専門の回収業者を紹介してくれる場合もあります。 ガイドブックに業者の連絡先が記載されている場合もありますね。
土の処分を業者に依頼する場合は・・・
- 廃棄物処理施設へ持ち込む
- 回収業者に回収に来てもらう
自分で持ち込むパターンと、回収にきてもらうパターンがあります。
どちらとも、処分する土の量で料金が違ってくるため、正確な土の量を確認してから問い合わせましょう。
例えば、回収業者『ウィステリアガーデン』さんでは、異物(葉など)が入っていない土は40円/kg、混ざっている土は80円/kgで回収しています。(+出張費)
(引用:ウィステリアガーデン ホームページ)
❸土の回収を宅配で受け入れてくれるサービスがある
「土の回収 ドットコム」というサイトがあります。
(引用:土の回収ドットコム ホームページ)
サイトの特徴
- 全国どこでも(※北海道と沖縄は別途料金1,000円必要)
- 段ボールさえ用意すれば梱包キットを送ってくれる(箱のサイズ:3辺の合計が100㎝以内、重量15㎏以内)
- 送料、処分費用合わせて2,700円(2個以上同時申し込みで、2個目以降700円割引)
- 土だけでなく、枯れてしまった植物と底石も一緒に引き取ってもらえる
通常は、枯れた植物や根っこ、底石は土と分別する必要がありますが、まるごと引き取ってもらえるのは助かりますね。
④土を殺菌してリサイクル
- 「自分の地域では処分に手間がかかるな…」
- 「ちょっと捨てるのは勿体ない気がしてきた…」
というあなたのために、リサイクルの方法をご紹介しますね。
とても簡単なんです! 太陽の熱を利用し熱殺菌する方法ですので、夏の良い天気が続く日を狙って行ってください。
土の殺菌方法
- 新聞紙や切って広げたごみ袋の上に土を広げます。
- 土に混ざっている根っこや石、ごみをしっかり取り除きます。細かい目のふるいを使いましょう。
- そこに水を入れます。(蒸し焼きにするためなので全体が湿る程度)。
- ごみ袋の空気を抜いてしっかり口を閉め、日当たりの良い場所に1週間ほど放置する。
これで土の殺菌は完了します。 また使う場合は、そこへ市販の培養土を7対3ぐらいで混ぜ合わせることで植物を植えることができます。
面倒だからと言って、そこらへんに捨てちゃダメ!
ガイドブックを見ても詳しく書かれていない・・・。ガイドブックが見当たらない…。 という場合は電話で自治体に直接問い合わせましょう。
マンションにお住まいのかたは、マンションの管理人に問い合わせてみるのも良いかもしれません。
一番初めに紹介した捨て方の中に「近くの公園などの植木に撒く」という方法がありました。
これは、“自治体では回収できないため近くの公園などの植木に撒いてください”という指定がある地域だけの方法であって、それ以外の地域では勝手に河川や公園に撒くことは不法投棄にあたります。
ガーデニングブームの影で問題になっている部分です。 古い土の中に、繁殖力の強い種や根っこが残っていると、捨てられた場所で再び繁殖し、生態系を壊してしまう可能性があります。
なので、絶対にそこらへんに捨てないようにしましょう!
まとめ
まとめ
✔ 土の処分方法は自治体によってさまざまなので、しっかりと確認すること
✔ 私有地の敷地内に撒くことができれば、一番簡単!
✔ 引き取り可能なホームセンター(島忠、ユニディ)で回収してもらうこともできる
✔ 廃棄物処理施設へ直接持ち込む ・専門業者に引き取ってもらう方法もある
✔ 宅配での回収サービス(土の回収 ドットコム)を利用する方法もある
✔ 自宅で殺菌して捨てずに再利用することもできる
✔ 生態系を壊す可能性があるので不法投棄は絶対しない