
キムチって美味しくてスーパーで気に入っているものがあったり、少しお値段が安くなっているのを見かけるとついつい買ってしまうことってありませんか?
でも、キムチの包装は蓋がついていないものがあったり蓋があったとしても弱くてうまく密封することができず簡単に蓋がずれてしまったりすることもありますよね。
そんな時に便利で大活躍するタッパーはどのご家庭にもあるのではないでしょうか。
しかし、タッパーにキムチを入れて保存したのはいいものの、食べきっていざ洗おうとした時に「あれ、色が落ちない」なんて経験ありませんか?
キムチは特に色はもちろんのこと匂いもついてしまうと取れにくいですよね。
色や匂いがついたまま他の食品を保存ために使うのは抵抗があると思います。
そこで今回はタッパーについてしまったキムチの色と匂いを落とす方法をご紹介します。
目次
タッパーについたキムチの色が落ちにくい理由
タッパーはもちろんのことまな板や手にもつくと落ちにくいですよね。
タッパーに食べ物の色がついてしまう原因の1つとしてプラスチックの材質があります。
プラスチックは目に見えない凹凸があり、その凹凸の隙間にキムチや色の濃い食べ物が入り込んでしまうため、色や匂いが残ってしまうんです。
この凹凸はとても細かいためどんなに頑張ってスポンジでこすったとしても落とすことができません。
また、プラスチックでできたタッパーは親油性のため油物が馴染みやすいのでさらに色移りや匂いがしやすく、落ちにくくなってしまいます。
キムチは販売されているほとんどのものが濃い赤色をしており、その見た目の通り色素がとても強く、その色素がタッパーに付着することで色が染まってしまいます。
キムチ以外にもカレーやケチャップなどの色が濃いものも同様にタッパーに色移りしやすいです。
タッパーについた色と匂いを落とす方法
タッパーについたキムチの色移りと匂い移りを綺麗に落とす方法をご紹介しますので、捨ててしまう前に是非1度試してみてください。
①重曹を使った方法
掃除でも大活躍の重曹は色移りや匂い移りにも効果的な便利アイテムです。
【用意するもの】
✔ 重曹のみ
脱水方法
- タッパーの底が隠れるくらいの量の重曹を入れる。
- 8分目くらいまでお湯を注ぐ。
- 中に入れたお湯が冷めるまで放置します。
※匂いを落としたい場合はここで冷まさずに中身を捨てて洗い流します - お湯が冷めたら流し、通常通りの食器洗いをする。
お湯や加熱することにより強いアルカリ性になるため酸性の食べ物の色や匂いを綺麗に取り除いてくれます。
今回はお湯を入れる方法でご紹介しましたが、水を入れて電子レンジで加熱しても問題ありません。
その際は500Wで2〜3分程度を目安に加熱してください。
また、重曹は加熱すると泡立つ性質を持っていますので電子レンジで加熱する際やお湯を注ぐ際には溢れた重曹で怪我や火傷をしないように注意してください。
②台所用漂白剤を使った方法
台所用の漂白剤にタッパーをつけておくだけの簡単な方法です。
漂白剤は色を落とすのはもちろん、匂いも取り除いてくれます。殺菌効果もありますのでつけおきが終わった後も清潔に使うことができます。
【用意するもの】
✔ 台所用漂白剤のみ
手順
- 漂白剤を水で薄める。
- 色移りしているタッパーをつける。
- 30分ほど放置し洗い流す。
注意点としては漂白剤を使用するので手が荒れてしまわないようにゴム手袋などを着用すること、つけおきが終わった後はしっかりと洗浄しタッパーに漂白剤が残らないようにしてください。
③お酢を使った方法
こちらは漂白剤の代わりにお酢を使った方法になります。
手順は漂白剤の方法と同じなのですがお酢を使う分漂白剤のあのきつい匂いが苦手な方にはお勧めの方法と言えます。
しかし、お酢もやはり匂いはしますし食品を使うことに抵抗がある方にはお勧めしません。
【用意するもの】
✔ お酢のみ
手順
- お酢とぬるま湯を1:1の割合で混ぜる。
- 色移りしているタッパーをつける。
- 30分ほど放置し洗い流す。
④天日干し
方法はとっても簡単でしっかりと洗ったタッパーを日光のよく当たる場所で干しておくだけです。
色移りを完全に消すことは難しいですが日光に当てることによって匂いを消すことができます。
匂いの原因になる菌を紫外線の持つ殺菌効果で倒してくれます。
紫外線の殺菌効果はとても強いので匂いはほぼ完全に消えるのはもちろんのこと。色移り自体も濃さにはよりますが薄くなりますので効果的と言えます。
⑤塩を使った方法
塩の粒子は細かいためタッパーの見えない凹凸の中に入り込んで、匂いと汚れを綺麗に取り除いてくれます。
【用意するもの】
✔ 塩のみ
手順
- 水少量と塩少量をタッパーの中に入れる。
- 蓋をして3分ほど振る。
- 中身を捨て、洗い流す。
ただしこの方法は3分間タッパーを振り続けないといけないためとても疲れます。
また、色の濃さや匂いの強さによっては完全に落ちない可能性もあります。
タッパーの色移りと匂いを防ぐ方法
綺麗にできる方法はあると言えどできれば色移りも匂い移りもしたくないですよね。
そこで、ちょっとした工夫で色移りや匂い移りが予防できる方法をご紹介します。
①洗浄
使い終わったタッパーを洗うのは当たり前のことですがいつ、どのように洗っているかで色移りや匂い移りがしやすいかどうかが変わってきます。
チェック!!
✔ 使い終わったタッパーはすぐ洗う
よく、水につけておいて後で洗うということをしている人も多いかもしれませんが、使い終わったタッパーは他の食器よりもすぐに洗ってしまう方が色移りや匂い移りの予防になります。
✔ タッパーを傷つけない
タッパーは傷がつくことによってその傷の中に食べ物などが入り込んでしまうため、色移りや匂い移りがしやすくなってしまいます。
そのため、タッパーを洗うときは強くこすらないように優しく洗うことが大事になってきます。
洗うときに使うスポンジも傷がつきにくいような柔らかい素材のものを使用するのがお勧めです。
②油を塗る
色移りしやすい食べ物を入れる前に「油」を塗っておくことでタッパーに色や匂いが写ってしまうのを予防することができます。
基本的にはどんな油でも問題はありませんが、ココナッツオイルなど元々に強い香りがついているものを使用する場合は入れる食べ物に香りがついてしまう場合がありますので、サラダ油やオリーブオイルなどの香りが目立たないものを使用することをお勧めします。
③プラスチック製を使わない
色移りや匂い移りのしやすい食べ物を保存するときに確実な方法はガラス製などのタッパーを使用することです。
プラスチック製は軽くて安価で使い勝手がいいものですが色移りや匂い移りがどうしても嫌で、洗うのも億劫という人の場合はちょっとお値段はしますがガラス製に変えることをお勧めします。
もちろん温め直しなどができるように耐熱ガラスのタッパーを選びましょう。
ただし、ガラス製のタッパーでも蓋はプラスチック製であったり中にゴムパッキンがついているものが、ほとんどですので蓋だけは色移りや匂い移りをしてしまう可能性もあります。
まとめ
✔ タッパーの材質が色移り、匂い移りを起こす。
✔ 重曹を使用すると綺麗になる。
✔ 使ったらすぐに洗う。
✔ どうしても落ちない場合は漂白剤を使う。
いかがでしたでしょうか?
タッパーの色移りや匂い移りは気になるししっかり洗っていたとしても清潔でないような気がして嫌ですよね。
ただ、日頃の使い方や予防策などを駆使することでずっと綺麗に使い続けることができますよ。
今回はキムチの色移り、としてご紹介しましたがトマトソースやカレーなどの色移りや匂い移りがしやすい食べ物にも効果がありますので是非一度試してみてください。