そのままオーブンに入れて調理することができて使いやすく、見ているだけで食欲がわいてくる「キャセロール」。
しかし、うっかり吹きこぼしてしまったり、焦げ付いた汚れが残ってしまったことはないでしょうか?
グワーーッ!夕食のキャセロール温めて、ガス止めるの忘れてたァッーー!sksksksk・・・…::( ノ∀;):: まだ2食分はあったのに焦げ干からびてしまった・・・
— 騎士☆スクリーム (@pkskf396) February 11, 2018
特に鍋は汚れがこびり付きやすく、汚れが落ちにくいと仕方なくそのまま放置している方も少なくありません。
しかし、キャセロールなどガラスでできた鍋でも、身近なもので簡単にこびりついた焦げを落とすことができるのです!
そこで今回は、『キャセロール(耐熱ガラス鍋)の焦げの落とし方』について紹介しましょう。
目次
キャセロール(耐熱ガラス鍋)の焦げの落とし方
①重曹を使う方法
キャセロールに付いた焦げ付きは、重曹とアルミホイルがあれば、どなたでも簡単に落とせます。
重曹は、スーパーやドラッグストアでも販売していて、掃除や洗濯にも使える万能薬ですので、これを機会にひとつ購入しておいても良いでしょう。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ 水
✔ アルミホイル
手順
- 焦げが付いた箇所に重曹を乗せ、水を少しかけて濡らします。
- アルミホイルを丸め、重曹を乗せた部分を擦ります。アルミホイルがない場合は、食器洗い用のスポンジで洗ってもかまいません。
- 最後に水洗いをして重曹をキレイに洗い流しましょう。
キャセロールはガラス製品ですので、割れやヒビが入らないよう、力加減に注意してください。
また、アルミホイルが破れたり、汚れが落ちにくいと感じたら、新しいものに取り替えてください。
②重曹を使って火にかける方法
重曹をのせて擦り洗いをしただけでは焦げを落とせなかった場合は、鍋を火にかけて汚れを浮かしてから磨くと良いでしょう。
【用意するもの】
✔ 水
✔ 重曹
✔ アルミホイル
手順
- 焦げが付いた箇所がしっかりと浸る深さまで水を入れます。
- 次に、鍋に入れた水に重曹を溶かし入れます。重曹は、水カップ1に対して大さじ1〜2杯を目安にしてください。
- 重曹がしっかりと溶けきったら、鍋を火にかけましょう。
- 火加減は弱火に設定し、水が沸騰してからさらに10分程度火にかけます。
- 10分たったら火を止め、焦げがふやけるのを待ちましょう。
- 鍋の中のお湯が充分に冷えたのを確認してから中のお湯を捨て、丸めたアルミホイルで磨きます。
- 重曹は、たくさん入れても効果は変わりませんので、入れすぎないようにしましょう。
- 1度で焦げを落としきれなかった場合でも、数回繰り返すと頑固な汚れも落としきることができます。
- ガラス製の鍋は熱した後で急激に冷やすと、割れやヒビの原因になります。キャセロールを火にかけた後は水をかけたりせず、そのまま放置して自然に熱が、冷めるのを待ちましょう。
③お酢を使う方法
こびり付いてなかなか落としきれない焦げ付きは、重曹にお酢を混ぜ合わせると効果的です。
耐熱ガラスは衝撃や塩分、酸性のものにも強いですが、ガラスでできていることに変わりはありませんので、取り扱いには充分注意しましょう。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ お酢
✔ アルミホイル
手順
- まず、焦げのある箇所に重曹を乗せ、水の代わりにお酢をかけます。
- 次に、アルミホイルを丸め重曹を乗せた部分を擦ります。アルミホイルがない場合は、食器洗い用のスポンジで洗ってもかまいません。
- 最後に水洗いをして重曹をキレイに洗い流しましょう。
キャセロールは、ある程度の衝撃であれば耐えられますが、金属製のヘラで強く擦ったり落とすとヒビが入ることがあります。
そのため、キャセロールを洗うときは慎重に行い、なかなか焦げが落ちないからといって力を入れすぎないよう注意しましょう。
④お酢を使って火にかける方法
あまり時間をかけたくない方には、重曹の代わりにお酢を入れて火にかけてみましょう。
手順は、重曹を使って火にかける方法と同じです。
ただし、お酢を使う場合は手にニオイが付いてしまったり、手荒れの原因にもなりますので、必ず手袋を着用してから作業に入りましょう。
【用意するもの】
✔ お酢
✔ ゴム手袋
✔ アルミホイル
手順
- 焦げが付いた箇所がしっかりと浸る深さまで水を入れます。
- 次に、鍋に入れた水にお酢を入れます。お酢は、水1ℓに対して大さじ4〜5杯を目安にしてください。
- 次に鍋を火にかけます。
- 火加減は弱火に設定し、水が沸騰してからさらに10分程度火にかけます。
- 10分たったら火を止め、焦げがふやけるのを待ちましょう。
- 鍋の中のお湯が充分に冷えたのを確認してから中のお湯を捨て、丸めたアルミホイルで磨きます。
お酢を入れて火にかけても、まだ汚れが落ちなかった場合は、中性洗剤やクレンザーを使っても構いません。
ただし、クレンザーには研磨剤が入っていますので、クレンザーを使って磨くときはスポンジを使い、円を描くように優しく擦り落としましょう。
また、クレンザーと金属製のヘラやたわしを併用しないよう注意してください。
⑤玉ねぎを使う方法
キャセロールを極力傷付けたくない場合や、研磨効果のあるとのを使うのは不安、という方の場合は、玉ねぎの皮を使う方法がおススメです。
【用意するもの】
✔ 玉ねぎ
✔ 水
✔ スポンジ
手順
- まず、焦げが付いた箇所がしっかりと浸る深さまで水を入れます。
- 鍋を弱火にして火にかけ、10分〜20分程度煮沸します。
- 焦げた部分が柔らかくなり、浮き上がってきたら火を止め、玉ねぎの皮を捨ててください。
- 次に、木べらや割り箸を使って焦げを擦り落とします。
- 最後に中性洗剤を付けたスポンジで磨き、しっかりと洗い流したら完了です。
⑥酸素系漂白剤を使う方法
酸素系漂白剤は油汚れに強く、焦げを分解する力に優れています。
火にかけるともこもこと泡立ち、汚れの奥深くに入り込んで焦げを浮かし取ることができます。
【用意するもの】
✔ 酸素系漂白剤
✔ ゴム手袋
✔ アルミホイル
手順
- 焦げが付いた箇所がしっかりと浸る深さまで水を入れます。
- ゴム手袋を着用し、スプーン2〜3杯を目安に酸素系漂白剤を鍋に入れ、しっかり混ぜ合わせましょう。
- 鍋を弱火にかけ、沸騰させたらさらに10分程煮続けます。
- 10分たったら火を止め、鍋を冷やしてから中のお湯を捨ててください。
- 丸めたアルミホイルで焦げを擦り落とします。
- 最後にもう一度中性洗剤をスポンジに含ませて洗い、しっかりと水で洗い流しましょう。
焦げの落とし方は、基本的にどれも同じです。
ただし、お酢や酸素系漂白剤を使用するときは換気扇を付けるか窓を開けるなどして、よく換気して行いましょう。
⑦クレンザーを使う方法
クレンザーは焦げなどのこびり付いた汚れを落とすときに便利なアイテムです。
しかし、キャセロールはガラス製品ですので、傷が付かないよう力加減に注意しましょう。
【用意するもの】
✔ クレンザー
✔ ガーゼ、または布
✔ 歯ブラシ
手順
- ガーゼ、または布にクレンザーを付け、円を描くように焦げを擦ります。
- 角になっている箇所は歯ブラシを使います。
- 水でクレンザーをしっかりと洗い流し、最後にもう一度中性洗剤で水洗いをします。
⑧天日干しにする方法
もっともシンプルで簡単な方法として、天日干しにする方法があります。
天日干しは、鍋の素材を気にする必要がなく、どのタイプの鍋にも使えるおススメの方法です。
【用意するもの】
✔ 新聞紙、またはピクニックシートなど
手順
- 日当たりの良い場所に新聞紙、またはピクニックシートを敷き、その上に鍋を置きます。
- 鍋は、良く日に当たるように焦げが付いた方を表側にして置いてください。
- そのまま一週間程日に当てておきましょう。
- そのまま日に当てていると、徐々に焦げが浮き上がってきますので、木べらや割り箸を使って擦り落とします。
- 焦げを落とし終えたら、通常通り水洗いをして完了です。
天日干しにする方法は、特別な道具を用意する必要がないので誰でも手軽に行えますが、短くとも1週間は日に当てておく必要があります。
当然ですが、鍋を天日干しにしている間は使えませんので、代わりの鍋を用意しておきましょう。
焦げを落とす方法として空焚きにする方法もありますが、空焚きは鍋の素材やメーカーによっては使えません。
天日干しはどんな鍋にも使える方法ですので、ぜひ活用してください。
まとめ
まとめ
✔ キャセロールについた焦げは、重曹をつけて水をかけ、丸めたアルミホイルで擦り落とすことができる。
✔ 重曹だけで焦げが落ちない場合は、鍋に重曹を溶かし入れて弱火にかけた後、アルコールで擦り落とすことができる。
✔ 水の代わりにお酢をかけてからアルミホイルで磨いても良い。
✔ 重曹の代わりにお酢をいれて弱火にかけ、アルミホイルで焦げを擦り落としても良い。
✔ 玉ねぎの皮を鍋に入れて煮沸すると焦げを落とすことができる。
✔ 酸素系漂白剤を溶かし入れて弱火にかけ、アルミホイルで焦げを擦り落としても良い。
✔ ガーゼや布にクレンザーを浸けて磨くと、焦げを落とすことができる。
✔ 細かい部分は歯ブラシにクレンザーを付けて磨くと良い。
✔ 焦げを落とす方法として天日干しにする方法もあるが、1週間程時間がかかる。
今回はキャセロールの焦げの落とし方について紹介しました。
鍋は、特に寒い季節に欠かすことのできない料理です。
キャセロールはさまざまな大きさやデザインがあり、鍋のままテーブルに上げただけでもオシャレな食卓が出来上がります。
また、グラタンやアヒージョなど、色々な料理に利用できるなど利便性も高いので、日頃からお手入れをして長く愛用しましょう。
万が一焦げが付いてしまったときは、今回紹介した方法をぜひお試しください。