【プラスチックについた石鹸カスの掃除方法】簡単!!傷つけない・お風呂場汚れの取り方!

 

普段のお風呂掃除は皆さんどのように行っていますか?

 

しっかりと掃除をしているのに、ふと自宅の浴槽が汚く感じる方もいらっしゃるかと思います。

 

それはもしかすると、落とせていない石鹸カスが原因かもしれません。

 

シャンプーやリンスの容器が、白っぽいような膜でおおわれていたらそれがプラスチックについてしまった石鹸カス汚れ(水垢)です。

 

石鹸カス汚れは、お風呂洗いをしていると中々気づきにくいのですが乾くとまた白くなり目立つという厄介な汚れです。

 


今回は、そんなプラスチックについた石鹸カスを効果的に落とす方法をご紹介していきます。

 

お風呂場の汚れは『水アカ』と『石鹸カス』

①水アカの原因は水道水!

水垢がつく場所は、主に鏡や金属製の蛇口です。

 

金属部分が白っぽくなっているのを見かけたことがあるハズ。あの白っぽい汚れが水アカ汚れです。

 

水アカが発生する原因は、なんと水道水。より厳密に言えば、水道水に含まれているケイ素やカルシウムなどのミネラル分です。

 

水道水に含まれたケイ素やカルシウムは、鏡や金属と親和性が高いため水分が蒸発しても成分が残り結果として水アカ汚れとして残るのです。

 

簡単に出来る水アカ対策は、“水分を綺麗にふき取る”事で出来ます。

 

②石鹸カスの原因は複合汚れ!

今回のテーマでもある石鹸カスはどのような汚れなのでしょうか?

 

水アカ汚れの原因が水道水だった事から、では石鹸カスの原因は石鹸だ!と考えがちですが、実はちょっぴり違います。

 

石鹸カス汚れには、水アカ同様に水道水に含まれるミネラル分が関与しています。

 

石鹸カスを作り出す原因は・・

 

 水道水のミネラル

✔ 皮脂汚れなどの油汚れ

✔ 石鹸に含まれる脂肪酸

 

これらが結合した結果、石鹸カスと呼ばれる汚れが発生するのです。

 

つまり、脂肪酸や皮脂+水道水に含まれるミネラル=石鹸カス

 

何が言いたいのかと言えば、水アカよりも油汚れが混ざっている分落としづらいということです!

 

さらに、この石鹸カスは放置しておくと地層のようにどんどんと堆積していきます。

 

何層にも重なってしまった石鹸カスは非常に頑固で落とすには大変な労力を必要としますし、あまり強くこすりすぎてしまうと浴槽や洗面器に傷がついてしまいます。

 

それでは、そんな頑固な石鹸カス汚れを効果的に落とす方法を紹介していきます。

 

簡単!!プラスチックについた石鹸カスの掃除方法

 

 

それでは、早速本題である石鹸カスの掃除方法について紹介していきます。

 

石鹸カス汚れは基本的にアルカリ性の汚れになります。

 

これから紹介する方法は、この「基本的」な汚れを前提にしています。自宅で使用している方は少ないとは思いますが金属石鹸(または酸性石鹸)と呼ばれる酸性の石鹸を使っている場合は効果的な落とし方にはならない可能性があります。

 

念のため、ご自宅で使用している石鹸が金属石鹸などではない事を確認してみて下さいね。

 

①クエン酸(または酢)で落とす方法

 

 

まずは、お手軽に出来てお金もあまりかからない方法から紹介していきます。

 

冒頭でも説明したように、石鹸カス汚れは「アルカリ性」の汚れです。

 

そこで、効果的に汚れを落とす際には「酸性」で対抗します。アルカリ性を酸性で中和するという事ですね。

 

冒頭で使用している石鹸について言及した理由はここにあって、酸性汚れに対して酸性を使っても効果が低くなってしまうのです。

 

それでは具体的な手順をご紹介していきます。

 

【用意するもの】

✔ クエン酸(無ければ酢で代用)

✔ キッチンペーパー

✔ メラミンスポンジ(無ければ普通のお風呂場用スポンジ)

手順

  1. まずは、クエン酸を水に溶かしてクエン酸水を作りましょう。
    目安としては100mlに対してクエン酸小さじ一杯程度でOKです。無ければ酢で代用しましょう。
  2. 汚れを落としたい場所に1をかけ、濡れている所へキッチンペーパーをあてます。
    この時、キッチンペーパーに白い部分(濡れていない部分)が出てくるので上からさらに1をかけてしっかりと全体が濡れているようにしましょう。
  3. 10分程度放置し、時間をおいたらキッチンペーパーを取り除きメラミンスポンジでこすります。
    無ければ普通のスポンジでこすりましょう。酸性と石鹸カス汚れが反応して、落ちやすくなっている事が体感できるはずです。

 

ちなみに、クエン酸に重曹を足して汚れを浮かせる方法もあります。

 

やり方は手順2でクエン酸水をかける前に重曹を振りかけておいて、その上からクエン酸水をかけるだけです。

 

重曹(アルカリ性)とクエン酸水が反応して炭酸ガスを発生させて汚れを浮かせてくれます。

 

クエン酸による酸性効果と発砲による物理的に汚れを浮かす効果で石鹸カス汚れが落ちるのですが、炭酸ガスが発生するので換気に注意して行うべきでしょう。

 

まずは、クエン酸水パックを試してどうしても落ちない場合はクエン酸+重曹を試すと良いでしょう。

 

 

②酸性クリーナーパックで落とす

 

 

クエン酸で落とす方法と手順や内容は同じですが、市販されているクリーナーの中でも酸性のタイプを使った方法です。

 

「お酢の力で~~」や「クエン酸パワーで~~」などの表記があれば酸性だな、と思って大丈夫です。

 

実際に、私も家にあった酢と酸性クリーナーとで使い比べて実験してみましたがやはり市販されている酸性クリーナーの方が高い効果があると実感しました。

 

【用意するもの】

✔ 市販されている酸性のクリーナー

✔ キッチンペーパー

✔ メラミンスポンジ(無ければ普通のお風呂場用スポンジ)

手順

  1. 汚れを落としたい部分に酸性クリーナーを吹きかけます。
    気持ち多めに吹きかけてあげましょう。
  2. キッチンペーパーでパックします。
    この時、クエン酸で落とす方法でも説明しましたが白い部分(濡れていない部分)があれば、上からシュッシュッと酸性クリーナーを吹きかけてあげましょう。
    所々キッチンペーパーが浮き上がってしまう所が出てくると思いますので、手で伸ばすようにピッタリと付けてあげましょう。
  3. 時間をおいたら、キッチンペーパーを取り除きメラミンスポンジでこすります。
    無ければ普通のスポンジでこすりましょう。

【番外編】簡単!!プラスチックについた石鹸カスの掃除方法

 

石鹸カスの落とし方として、他にも効果があるとされる方法をいくつか紹介します。

 

①重曹や歯磨き粉を付けて磨く方法

お掃除系ライフハックでよく登場する重曹と歯磨き粉ですが、石鹸カス汚れ落としでもしばしば見かけます。

 

落ちる事は落ちますが、重曹は前述したようにアルカリ性。つまり、中和して落とす訳では無く、重曹や歯磨き粉の研磨成分に期待している落とし方になります。

 

研磨して物理的に削り取るという方法なので、あまり熱心にこするとプラスチックや浴槽自体に細かい傷を付ける事になりますので注意しましょう。

 

②オレンジ系洗剤で落とす

市販されている洗剤の中には、オレンジ〇〇と言ったネーミングの洗剤があります。

 

これらの洗剤にはd-リモネンという、油を分解することに非常に長けている成分が含まれています。

 

天然由来成分100%を謳った商品も多いので、小さいお子様がいて洗剤残りが心配という方はこういった商品を使ってみてはいかがでしょうか?

 

石鹸カス汚れを構成している皮脂などの油成分への効果が期待できます。

 

しかし、これらの製品は残念ながらアルカリ性洗剤なので中和による効果は全く期待できません。オレンジ系洗剤+メラミンスポンジの組み合わせがおすすめです。

 

まとめ

まとめ

 

 石鹸カス汚れの原因は水道水のミネラル分と油や脂肪酸の結合にある。

 

 石鹸カス汚れはアルカリ性。

 

 酸性洗剤やクエン酸で中和する方法がおすすめ。

 

 物理的に削り落とす事も可能だが、傷つける可能性あり。

 

 オレンジ系洗剤とメラミンスポンジの組み合わせもおすすめ。

 

いかがでしたでしょうか?

 

石鹸カス汚れは普段のお風呂掃除ではなかなか目が届きにくい汚れです。

 

紹介した方法を使って、一度綺麗に落としたらお風呂場の水分を残さない事を意識してみるといいでしょう。

 

お風呂場に水分を残さない事で、石鹸カス汚れや水アカの発生を予防することができます。

 

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