【ふすまについた殺虫剤の落とし方】簡単!!残った液の跡のシミの取り方を紹介!

 

ふすまに虫が張り付いているのを見つけて思わず殺虫剤を吹きかけてしまうことってありますよね。

 

そして、殺虫剤がついた後をそのままにしておき、シミになってしまったことがあります。

 

 

ふすまが汚れていると気になりますし、部屋全体がなんとなく汚れて見えてしまいます。

 

そこで今回は、ふすまについた殺虫剤のシミの落とし方についてご紹介していきます。

 

特に賃貸物件にお住まいの方などは、なるべく費用をかけずにきれいにしたいところです。

 

同じふすまでも普通の紙でできたものや、ビニール製のものなど種類がありますので、まずご自宅のふすまがどのタイプかを確認してから作業に入りましょう。

 

ふすまについた殺虫剤の落とし方【紙製の場合】

 

ふすまには、「紙製のもの」と「ビニール製のもの」があります。

 

紙でできたふすまは、手のひらで押すと中に組み込まれた木枠が感じられるほど薄くできていますので、洗剤を使ったり強くこすったりすると破れてしまいます。

 

そのため、紙製の襖を掃除するときは、以下のいずれかの方法をお試しください。

 

消しゴムを使った方法

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紙のふすまでも汚れの範囲少しであれば消しゴムで擦っただけで汚れを落とせることがあります。

【用意するもの】

✔ 消しゴム

手順

  1. 消しゴム、または砂消しゴムを用意します。
  2. シミが気になる部分を中心に消しゴムをかけていきましょう。
  3. 最後にふすま表面の消しカスを軽くはらい、床に落ちた消しカスを掃除して完了です。

砂消しゴムを使ったほうが汚れを落としやすいですが、和紙などのデリケートな素材が貼られてあるふすまの場合は、力を加えすぎると破れてしまう恐れがあります。

 

そのため、和紙などが貼られたふすまにシミが付いてしまったときは無理に汚れを落とそうとせず、なるべく新しい紙に貼り替えましょう。

 

大根を使った方法

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大根おろしにしておそばに入れたり、煮物にしてもおいしい大根。実はこの大根を使って殺虫剤のシミを取り除くことができます。

 

大根には「ジアスターゼ」という成分が含まれており、シミや黄ばみを軽減させる働きを持っています。

【用意するもの】

✔ 大根

✔ ガーゼ、またはキッチンペーパーなど

✔ 霧吹き

手順

  1. まず大根の皮をむき、大根おろしをつくります。
  2. 次におろした大根をガーゼに乗せ、汁を絞ります。
  3. 絞り汁を霧吹きに移し、シミが気になる部分に吹きかけます。

シミ部分の色がはっきりと分かれてしまっている場合は、綿棒に大根の絞り汁をつけ、シミからはみ出ないように優しくポンポンと叩き込んで行きましょう。

 

大根の汁を吹きかけ過ぎると、ぶよぶよになり乾いた時にしわになってしまいますので、吹きかける量に注意しましょう。

 

ふすまについた殺虫剤の落とし方【ビニール製の場合】

 

ビニール製のふすまであれば、紙でできたふすまに比べて比較的簡単に殺虫剤を落とすことができます。

 

ビニール製のふすまに殺虫剤を吹きかけてしまい、シミになってしまったときは、次のいずれかの方法を参考にしてみてください。

 

重曹を使った方法

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重曹には研磨作用がありますので、殺虫剤の汚れを落とすことが可能です。

 

ただし、この方法はビニールクロス製のふすまに限ります。

 

和紙など紙が貼られたふすまに重曹を使うと破れてしまうことがありますので注意しましょう。 

【用意するもの】

✔ 重曹小さじ1

✔ 水100ml

✔ ガーゼ、または綿棒

✔ 計量カップ

手順

  1. まず計量カップで測り水100mlを用意します。
  2. 水をボウルなどの容器に入れ、重曹小さじ1を入れてよく混ぜあわせましょう。
  3. 綿棒、またはガーゼに重曹水を染み込ませ、シミが気になる部分に塗布します。
  4. シミが薄くなったら水拭きと乾拭きをし、よく乾燥させたら完了です。

 

②重曹ペーストを使った方法

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殺虫剤は油性ですので、油汚れに効果の高い弱アルカリ性の重曹が使えます。

 

中性洗剤を使ってもなかなか汚れが落ちない時は、重曹ペーストを試してみましょう。

【用意するもの】

✔ 重曹

✔ 水

✔ 雑巾

手順

  1. 水とジュースを11の割合で混ぜ合わせます。
  2. シミが気になる部分に重曹ペーストを塗り、10分程度放置します。
  3. 塗り込んだ重曹ペーストが乾いてきたら話、水拭きと乾拭きをします。

重曹ペーストは、コンロについた油汚れや換気扇など、ほかの場所のお掃除にも利用できますので大変便利です。

 

ただし、ペースト状にしてしまうと一週間程度しか日持ちしませんので、なるべく使い切るようにしましょう。

 

メラミンスポンジを使った方法

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ビニールクロスは水に強いため、洗剤やメラミンスポンジを使って擦り洗いをしても大丈夫です。

 

まずはご自宅のふすまをチェックして、ビニールクロスが貼られているものかどうかを確認しましょう。

【用意するもの】

✔ メラミンスポンジ

✔ 中性洗剤

✔ 40℃程度のぬるま湯

✔ 雑巾

✔ ラップ

手順

  1. 中性洗剤を40℃程度のぬるま湯に溶かして入れます。
  2. 雑巾を浸して固く絞り、やさしく拭き取りましょう。
  3. まだ汚れが残っているときは、中性洗剤をつけた後にラップをかけ、10分~30分ほど放置します。
  4. ラップを取り外したらメラミンスポンジで優しく擦り落としていきましょう。
  5. 汚れが落ちたら水拭きと乾拭きをして、よく乾燥させたら完了です。

ビニールクロスも水で汚れたままにしておくと傷になることがありますのでドライヤーなどを使ってよく乾燥させましょう。

 

また、水拭きだけで済ませてしまったり、水に濡れたまま放置しておくとカビが生える原因にもなりますので注意が必要です。

 

漂白剤を使った方法

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食器についた黄ばみや、水廻りのカビを落とすときにも便利なキッチン用の漂白剤ですが、殺虫剤で変色してしまったふすまにも効果的です。

【用意するもの】

✔ キッチン用漂白剤

✔ 洗濯用ののり

✔ 霧吹き

✔ 計量カップ

✔ ボウル

手順

  1. 計量カップで測り、水200mlを用意します。
  2. 水をボウルなどの容器にあけ、漂白剤を少しと洗濯のりを小さじいっぱい程度入れて混ぜ合わせましょう。
  3. 混ぜ合わせたものを霧吹きに移し替えます。
  4. シミが気になる部分を中心に霧吹きを吹きかけます。

あまり大量の水を吹きかけてしまうと、よれてシワになったりふやけてしまいますので、吹きかける量には注意してください。

 

また、霧吹きはあまりふすまに近づけず、20cm程度離しましょう。

 

漂白剤を使うと、関係ない箇所にも飛び散ってしまうのではと心配になますが、あらかじめ洗濯用ののりを混ぜ合わせておけば、飛び散る心配がありません。

 

お酢を使った方法

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なるべくお家にあるもので何とかしたいという方は、お酢を使ってみましょう。

 

お酢はたいてのお宅にある調味料ですし、ふすまのシミを落とすアイテムとしてもおすすめです。

 

お酢を使った汚れの落とし方は次のものになります。

【用意するもの】

✔ お酢

✔ 霧吹き

✔ 雑巾

手順

  1. お酢と水を1:1の割合で混ぜ合わせます。
  2. 水で割ったお酢を霧吹きに移し替えましょう。
  3. 初めから霧吹きに入れて混ぜ合わせる場合は、あまり振らないよう注意し、10回程度上下を入れ替えるようにして中身をよく混ぜ合わせてください。
  4. シミが気になる部分に霧吹きを吹きかけます。
  5. お酢を吹きかけた部分が泡状に浮き上がってきますので、雑巾やふきんで拭き取ります。
  6. 最後に水拭きと乾拭きをして、よく乾かしてください。

お酢を使うとニオイが気になることがありますが、お酢のニオイはあまり長い時間残ることはありません。

 

作業中にニオイが気になる場合は、窓を開けるか換気扇をつけるなどしてよく換気しましょう。

 

殺虫剤の液を落とす際の注意

 

殺虫剤の液を落とす際には、次の点に注意しましょう。

 

注意点

 

  • 紙のふすまや撥水加工が施されていないふすまには漂白剤を使用しないこと。
  • 密閉されたお部屋で漂白剤を使用すると、漂白剤のニオイで具合が悪くなることがありますので、窓を開けて換気しながら作業すること。
  • 漂白剤を使用する際には、なるべく一人で作業をしないようにすること。

 

万が一具合が悪くなったときや少しでも異常があったときには、すぐにかかりつけの医師の診察を受けましょう。

 

また、シミが落ちなかった場合には無理に汚れを落とそうとせず、紙を張り替えるか専門の業者に依頼しましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 ふすまについた殺虫剤を落とす前にふすまの種類をチェックする。

 

 一般的な紙が貼られたふすまの場合は、消しゴムで擦る。もしくは大根をすりおろした汁でシミを落とすことができる。

 

 ビニール製のふすまについた殺虫剤を落とすには、重曹を水に溶かしたものを吹きかけると良い。なかなか落ちないときは、重曹ペーストを塗布して拭き取るのもおすすめ。

 

 そのほか、ビニールクロス製のふすまについた汚れは、メラミンスポンジ・キッチン用の漂白剤+洗濯のり・お酢で落とすこともできる。

 

 ふすまについた殺虫剤を落とした後は、シワやカビを防ぐためによく乾かすこと。

 

 和紙などのデリケートな紙が貼られたふすまには漂白剤を使わないこと。