書き心地の良さが人気のuniのボールペン、『ジェットストリーム』。
インクも濃く滑らかで使い勝手が良いですよね!
しかし、勿体無いことにインクがかすれやすいという声が多いのも事実です。
メモ書きするのにボールペン界で高評価のジェットストリームを使ってたんだがやけにかすれる…(;´Д`)
だのでこれまた評判の良いボールペン“サラサ”を新たに購入!
名前の通りサラサラ書けて気持ちがいい!ヾ(*ΦωΦ)ノ pic.twitter.com/b3X4krdT6Z— RAZY (@mcmcrazy) October 5, 2017
久しぶりに使いきり。そして現在使っている、色を組み合わせたジェットストリーム4。
途中、まだ残っているのに書けない替え芯があり、復活させようとしたが断念。かなり古いのが多いからね。 pic.twitter.com/tQhQdqvfHb— もだ (@eitarou1130) June 5, 2019
そこで今回は、『ジェットストリームがかすれる時の対処法』についてご紹介していきます。
お困りの際は、ぜひ今回ご紹介する方法をお試しください!
目次
ジェットストリームがかすれる理由とは?
有効な対処法を知るためにまずは、かすれる原因から見ていきましょう。
①ペン先に入った細かなゴミ
ジェットストリームに限らずボールペンは、ペン先に小さなボールが入っていて、それが回ることで中のインクが転写されます。
ペン先に細かなゴミが詰まるとボールの動きが悪くなり、インクがスムーズに出ず、かすれの原因となります。
ゴミの原因の多くは、筆記した際の摩擦で紙の表面削られて出る繊維やコーティング剤などの「紙粉」と言われています。
通常、使用している間に紙粉も排出されていくのですが、以下の場合は紙粉の量も増え、かすれが出やすくなります。
- インクジェット用紙や感熱紙に筆記している
- 何枚も紙が重なってる、下敷きが柔らかいなどペンの先が紙に食い込むような状態になっている
- 筆圧が高い
つまり、紙に特殊なコーティングが施されている・ペン先と紙が触れる面積が大きい・紙とペン先の摩擦が大きい、これらに当てはまる場合は、ペン先に紙粉が詰まっている可能性が高いです。
②ペン先が痛んでいる
ボールペンの先端はとても繊細です。
落としたり、なにかに突き刺したりした場合、先端が傷つき、ボールがうまく回らなくなることがあります。
また、ペン先を寝かせて筆記している場合、ボールの負担が偏ってしまいスムーズに回らなくなってしまうことがあります。
ペン先が痛んでいる場合は残念ですが、復活は困難です。
あきらめて、替え芯の購入をお勧めします。
③インク内に空気が入っている
インク内に空気が入ると、スムーズなインクの排出が妨げられます。
「インク切れかな?」と芯を取り出してみると、インクが途中で途切れたようになっていることがありますよね。
- ペン先が水平、または上向きの状態で筆記することが多い。
- ペン先を上にしてペン立てなどに保管している。
このような場合によく起こります。
④インクの劣化
ジェットストリームのインクの使用期限は3年間とされています。
それを過ぎてしまうと、インクに含まれる溶剤がとんでしまい、固まりやすくなります。
芯のお尻部分に製造年が書かれていますので、いつ作られたものかチェックしてみてください。
使用期限を過ぎている場合、こちらも復活は難しいです。
⑤インクが固まっている
特に冬場など、インクが冷えて固まり、出づらくなっている可能性があります。
以上が、インクがかすれる原因になります。
かすれが気になったらまずはインクの使用期限が切れていないか調べ、そこから原因を考えるのが良さそうですね。
それでは、次に原因別にジェットストリームの復活方法をご紹介しいていきます。
ジェットストリームがかすれる時の対処法【ペン先のゴミが原因の場合】
ペン先のゴミが原因の場合は、ゴミを取り除くことで再びボールの動きを滑らかに戻り、スムーズなインクの供給を促すことができます。
①ティッシュを使う方法
ティッシュのザラザラの摩擦でペン先についた紙粉を落とします。
【用意するもの】
✔ ティッシュ1〜2枚
手順
- ティッシュを四つ折りにします。
- その上でゆっくりと10秒間、線や円を書き続けます。
②アルコール入りウェットティッシュを使う方法
ウェットティッシュは不織布で作られていますので、細かなゴミを拭き取るのに最適です。
また、アルコールがペン先で固まったインクを溶かしてくれます。
【用意するもの】
✔ ・アルコール入りウェットティッシュ
手順
ウェットティッシュでペン先の先端を優しく拭いましょう。
ジェットストリームがかすれる時の対処法【インク内に空気が入っている場合】
インク内に空気が入っている場合は、遠心力を利用し空気を外へ逃がすのが有効です。
①ペンをたてに振る方法
入っている空気の量が比較的少ない場合、ペンを振るだけで復活することがあります。
【用意するもの】
✔ 特になし
手順
ペン先を下にし、縦方向にペンを振ります。
※インクをペン先に集めるイメージで、何度か繰り返しましょう。
②輪ゴムを使って回転させる方法
捻れた輪ゴムが元の形に戻ろうとする力を利用し、ペンを回転させ、空気を押し出します。
遠心力でテープが外れペンが飛んでいくおそれもありますので、周囲に気をつけておこなってください。
【用意するもの】
✔ 輪ゴム
✔ セロテープ
手順
- 輪ゴムの輪の中にペンを通し、ペンと輪ゴムが十字の形になるようセロテープで固定します。
- ゴムを左右に引っ張りながら、ペンを盾に回します。
- 回し切ったら手を離し、ペンを回転させます。
ジェットストリームがかすれる時の対処法【インクが固まっている場合】
インクが冷えて固まっている場合は、軽くペンの先を温め、インクを緩めてあげるのが効果的です。
ただし、ドライヤーの温風を当てたりペン先をライターで炙るのは、軸が変形したり火傷の原因となります。
安全に復活させるには以下の方法がオススメです。
①体温で温める方法
【用意するもの】
✔ 特になし
手順
ペン先を指でつまみ、体温でインクを緩めましょう。
※指先が汚れる可能性がありますので、その点のみ注意です。
②お湯でインクを溶かす方法
お風呂より少し熱い程度のお湯を使い、インクを温めて緩ませます。
【用意するもの】
✔ 45℃〜50℃のお湯
✔ 汚れても良い容器(耐熱の紙コップなど)
✔ ティッシュ
手順
- ペンの中から芯を取り出しておきます。
- 容器にお湯を入れ、ペン先を浸します。※このとき緩んだインクが滲んで出てくる場合がありますので、必ず汚れても良い容器を使ってください。
- インクが出たらティッシュでペン先を拭います。
- ペン先を軸の中へ戻します。
もうかすれさせない!ジェットストリームのかすれ予防法
復活させる方法があるとはいえ、文字が掠れるとストレスですよね。
そこで最後にかすれの予防法をご紹介いたします。
①ペンを紙に対して60度〜90度の角度で立てて筆記する
先に挙げた通り、ペン先を倒して筆記すると紙粉の量が増え、詰まりやすくなります。
ペンを60度〜90度に立てて使用することで詰まりを抑えることができます。
②ペン先を下にして保管する
ペン先を上にし、立てて保管しているとインクに空気が入りやすくなります。
ペン先を下に、ノック部を上にして保管するようにしましょう。
③購入する際は必ず試し書きをする
ジェットストリームのような油性ボールペンは、先端に乾燥防止のゴムキャップがついていないことが多いです。
店頭に残っている期間が長いほど乾燥している確率が上がります。
裸で販売されている場合に限りますが、必ず試し書き用紙でインクが出るのを確認してから購入しましょう。
④あまりにひどい時は購入店を変える
ボールペンやその替え芯も工業品です。
ロット単位で不具合が発生している場合もあります。
「まとめて替え芯を買ったけど、かすれる確率が高い」というような場合は、購入店を変えるのもひとつの方法です。
⑤太さを0.7ミリに変える
0.38ミリや0.5ミリのものに比べて、0.7ミリのジェットストリームは、かすれる割合が低いです。
ボールが大きくインクの保持量にも余裕があり、小さいゴミの巻き込みの影響も少ないのが理由です。
お好みや用途にもよるかと思いますが、可能ならば0.7ミリのものに変えるのもオススメです。
⑥替え芯は消費しきれる分だけ購入する
たっぷりあると安心で、ついまとめ買いしがちな替え芯ですが、使用期限は「製造年より3年」と限られています。
「購入時から」や「開封時から」ではないので注意が必要です。
不要なまとめ買いを避けて期限内に使い切れる分のみ買うようにしましょう。
まとめ
まとめ
✔ ペン先に細かなゴミが詰まったりインクに空気が入ることで、ジェットストリームのかすれの原因となる。
✔ ティッシュやウェットティッシュでペン先の汚れを落とすことができる。
✔ 輪ゴムや袋を使った遠心力のはたらきで、インク内の空気を押し出す。
✔ 指先やお湯でペン先を温め、固まったインクを溶かすことで復活することもある。
いかがでしたでしょうか?
かすれたジェットストリームは意外と手軽に復活させることができるんですね!
優れた書き心地は、仕事に勉強にと大活躍です。
かすれたときはぜひ試してみてくださいね。