【油のシミ抜き方法】服についた染み汚れの洗濯方法・取り方を紹介!応急処置も!

 

揚げ物や炒め物など、お料理中に油がはねてしまう事ってありますよね。

 

また、油そのものに限らずともお食事中にケチャップやマスタードをこぼしてしまい、衣服に付いてしまったなんて経験はないでしょうか?

 

 

 

そこで今回は、衣服に付いてしまった「油シミ」のシミ抜き方法についてご紹介していきます。

 

どんなシミが油シミになるのか、付いてしまった際の応急処置はどうすればいいのか?また、効果的なシミ汚れの落とし方や洗濯方法などについて詳しく説明していきます。

 

油溶性の汚れと応急処置

 

油溶性の汚れが衣服に付いてしまった場合、正しい応急処置をしたかどうかでその後のシミ落としの難易度に大きく影響する事となります。

 

まず、応急処置としてやってしまいがちなNG行動が「ゴシゴシこする」

 

油溶性汚れが衣服に付いて、慌ててこする事で「シミの範囲が広がってしまう」「繊維に汚れがより深く入り込む」など良い事が一つもありませんので絶対にやめましょう。

 

まず、応急処置のポイントを2つ挙げておきます。

 

ポイント

 汚れを落とすイメージではなく別の素材に移す、吸収させるイメージ

 応急処置の動きはシミの「外側から内側へ」

 

この2つのポイントを意識して応急処置を行いましょう。

 

それでは、具体的な油シミが衣服についてしまった際の応急処置をご紹介します。

 

【用意するもの】

✔ ティッシュ(もしくはナプキン)

✔ 中性洗剤やハンドソープ

手順

  1. まず、固形物などの原因があれば広がらないように注意しながら取り除きましょう。
  2. シミの付いてしまった部分の裏側(または表側)にティッシュやナプキンなど汚れても良い物をあてがい、シミの部分を濡らしたティッシュやナプキンでトントンと叩いていきます。※この時、ポイントに挙げた通り「外側から内側へ」叩いていきます。ティッシュやナプキンに汚れを「移す」イメージで行いましょう。
    上着など、脱げる場合はシミの表側に当て布をして裏から叩いた方がより効果的です。
  3. 自宅であれば台所用の中性洗剤を外食中などであれば、化粧室にあるハンドソープをティッシュやナプキンなどに染み込ませて2と同様に叩きましょう。
  4. シミの落ち具合を確認して、落ちているようであれば乾かして終了です。

以上が、応急処置の方法となります。

 

この応急処置方法は、汎用性がある方法としてご紹介していますが、主に女性の方であればより手軽で簡単にしかも効果的に行える応急処置があります。

 

それは、メイク落としシートを使った応急処置です。

 

 

持っていればの話になってしまいますが、メイク落としシートを持っていた場合は、前述した応急処置の手順をメイク落としシートで行ってみて下さい。

 

油汚れに対して高い効果を発揮するメイク落としシートで応急処置が出来れば、かなりシミを落とす事が出来るのでオススメです。

 

汚れの種類に関わらず、衣服を汚してしまった場合は応急処置が非常に大事です。

 

応急処置を迅速に行えば、シミにならずに済む場合も多いです。

 

しかし、状況によっては応急処置が満足に出来ない事もありますし、汚れの種類や範囲によってはシミになってしまう事もあります。

 

そこで次は、衣服に油シミが残ってしまった場合の対処法を解説していきます。

 

服についた油のシミ抜き方法

 

ここからは、衣服に残ってしまった油シミを効果的に落とす方法をご紹介していきます。

 

①軽い汚れには中性洗剤

 

応急処置でも少し登場しましたが、台所用の中性洗剤は油汚れに効果を発揮します。

 

食器についた油汚れを落としている事からも、効果があるのは納得ですよね。

 

軽い汚れであれば、台所用洗剤で落とせますのでまずはこの方法を試してみると良いでしょう。

【用意するもの】

✔ 台所用洗剤

✔ 歯ブラシや綿棒など(シミの大きさや衣服の素材で使い分けましょう)

✔ 汚れても大丈夫な布(キッチンペーパーでも大丈夫です)

手順

  1. シミ部分に汚れても良い布やキッチンペーパーをあてます。
  2. 当て布をした逆側部分に台所用洗剤を塗布します。
  3. 歯ブラシや綿棒でトントンと叩きます。※応急処置同様、外側から内側へと叩きましょう。裏にあてた布へと汚れを移すようにして叩き、当て布に色が滲まなくなるまで繰り返します。
  4. 水洗いをしてシミが落ちていれば終了です。あとは普通に洗濯してしまいましょう。

 

②しつこい油シミには漂白+重曹で

 

 

台所洗剤では歯が立たないようなしつこい油シミには漂白剤を使いましょう。

 

ただし、デリケートな衣服や色落ちの心配がある衣服の場合は、目立たない所で試して問題が無い事を確認してから試すようにしましょうね。

【用意するもの】

✔ 漂白剤(※酸素系のものを使う)

✔ 重曹

✔ 歯ブラシや綿棒など(シミの大きさや衣服の素材で使い分けましょう)

✔ 汚れても大丈夫な布(キッチンペーパーでも大丈夫です)

✔ クエン酸(または酢)

✔ ドライヤー

手順

  1. 漂白剤と重曹を1:1の割合で混ぜておきます。※この時、使用する漂白剤は酸素系を使いましょう。塩素系漂白剤は、漂白効果が高すぎて衣服の色落ちや痛みを引き起こすのでNGです。
  2. 当て布をして、シミ部分に1を塗布します。
  3. 歯ブラシや綿棒で当て布に汚れを染み込ませるイメージでシミの外側から内側へと向かってトントンしていきましょう。
  4. シミに1で作った溶剤が馴染んだらドライヤーで加熱します。3分程度、ドライヤーをあてましょう。
  5. 衣服の傷みを避ける為に、クエン酸を水で溶いた物を作りシミの部分へとかけます。
  6. 水洗いをして、シミの落ち具合を確認しましょう。しっかりと落ちていれば、あとは普通に洗濯して終了です。

漂白剤に重曹を混ぜる事でアルカリ性質がプラスされて、汚れをより落とす事が出来ます。

 

その一方で、アルカリ性によって繊維の腐食が起きて衣服が傷む可能性があるので、クエン酸の酸性で中和する事を忘れないようにしましょうね。

 

酢でも代用可能ですが、臭いが気になる方はクエン酸水を作って中和する方が無難でしょう。

 

③油汚れは油で落とす!クレンジングオイル

 

 

最後に紹介する方法は、クレンジングオイルを使った落とし方です。

 

方法、手順共に台所用洗剤がクレンジングオイルに代わっただけです。

 

何故クレンジングオイル?とお思いの方もいるかもしれませんが、私たちが普段使っている化粧は「油溶性と不溶性の混合汚れ」という非常に落ちにくい性質を持っているんです。

 

そんな落ちにくい化粧をスッキリと落とす為のクレンジングオイルは、油シミにも高い効果を発揮してくれる頼りになる存在なのです。

【用意するもの】

✔ クレンジングオイル

✔ 歯ブラシや綿棒など(シミの大きさや衣服の素材で使い分けましょう)

✔ 汚れても大丈夫な布(キッチンペーパーでも大丈夫です)

手順

  1. シミ部分に汚れても良い布やキッチンペーパーをあてます。
  2. 当て布をした逆側部分にクレンジングオイルを塗布します。
  3. 歯ブラシや綿棒でトントンと叩きます。外側から内側へと叩きましょう。裏にあてた布へと汚れを移すようにして叩き、当て布に色が滲まなくなるまで繰り返します。
  4. 水洗いをしてシミが落ちていれば終了です。あとは普通に洗濯してしまいましょう。

油汚れには化粧落としグッズがとても効果的と覚えておくといいでしょう。

 

応急処置ではメイク落としシートがあれば安心ですし、シミが残ってもクレンジングオイルが高い効果を発揮してくれますよ。

 

いくつかの方法を紹介しましたが、どの方法を試す際でも高価な衣服やデリケートな素材の衣服で傷みが心配な場合は、一度目立たない所で確認してから行いましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 汚れやシミには種類があり、種類ごとに性質が異なる。

 

 応急処置、大事な点はこすらない・外から内へ・他の物に吸収させる。

 

 軽い汚れは台所用洗剤でOK。

 

 頑固な汚れは漂白剤と重曹で。

 

 油汚れ全般に対して化粧落としグッズは非常に効果的。

 

いかがでしたでしょうか?

 

普段から、油っぽい食べ物が好き!という方は非常時に備えてメイク落としシートを常備しておくといいかもしれません。

 

また、各種方法を試しても落ちない汚れはクリーニング店などに頼むという事も検討する事も必要です。

 

落ちないからと、様々な方法を試し過ぎてしまうと衣服にダメージが蓄積してしまい痛みの原因になってしまいます。

 

どうしても落ちない場合は潔くプロに頼むという選択肢も持っておくとよいでしょう。