【ジーパンの臭い取り方法】洗濯後も臭いが取れない!!酢・重曹などによる臭いの落とし方&対策!

 

普段着でもおしゃれ着にも取り入れやすい「ジーパン」

 

一度の使用では洗濯せずに、何度か着用し汚れが気になってから洗濯する方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 

また、ジーパン特有の「色落ち」も気になるため、さらに洗濯頻度が下がる傾向にあります。

 

ですが、長時間の着用後や夏場の使用後など、衛生面や臭いが気になるのも事実ですよね。

 

実際、「ジーパンの臭いは洗っても臭いが取れない!!」なんて経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

そこで今回は、そんな「ジーパン」の臭いの取り方法や臭いの対策法をご紹介していきます。

 

困った際にはぜひ参考にしてみてください!

 

ジーパンの臭いの原因は「雑菌」!

 

 

ジーパンのイヤな臭いの正体・・・

 

それは「雑菌」です

 

ジーパンは直接肌に触れていることが多いと思います。

 

普段気にすることはありませんが、人の肌についている「皮脂」や「汗」がジーパンの繊維の奥深くまで入り込みます。

 

そのまま保管すると、タンスや引き出しなどの適度な湿気を吸って増殖することにより、イヤな臭いの原因である「雑菌」に変化します。

 

繊維の中に入った雑菌は通常の洗濯ではなかなか取り除くことが出来ず、洗濯してもしぶとく繊維の奥そこに残っています。

 

また、洗濯をしたことにより菌が水分を含みさらに活発化し、洗濯したにも関わらず臭いを放つという悪循環になってしまいます。

 

ジーパンの臭いの発生源が判ったところで、身近にあるものを使って臭いを取り除く方法をご紹介します。

 

ジーパンの臭い取り方法

①お湯を使った消臭方法

 

哺乳瓶なども熱湯で「煮沸殺菌」することにより、臭いが取れますよね。

 

この方法をジーパンに応用します。

【用意するもの】

✔ 60℃~70℃に沸かしたお湯

✔ バケツ

手順

  1. バケツの中にジーパンを入れます。
  2. 60℃~70℃に沸かしたお湯をジーパンの全体が浸かるくらいまでかけ、30分ほど放置します。
  3. お湯が冷めたらいつも通りの洗濯をし、乾燥させます。

※この際使用するお湯の温度に注意します。

 

温度が60℃以下のお湯を使用して行った場合、においの原因である「雑菌」を取り除くことが出来ません。

 

逆に菌に適度な温度と温かさを与えることになってしまい、さらに臭いが強くなる恐れがあります。

 

また、お湯を使った方法はとても手軽に行える消臭方法ですが、濃い色のジーンズの場合は熱湯を使用することにより“色落ち”してしまう可能性があります。

 

薄い色のジーンズや色落ちを気にせず、手軽に行う方法を優先する場合にはとてもお勧めです。

 

 

②重曹を使った消臭方法

 

少しでも色落ちを防ぎながら臭いも取りたいといった方にオススメなのが、重曹を使用した方法です。

 

重曹の効果

「中和作用」

今では100円ショップなどで見かけることが多くなり、手に入りやすく日頃からお掃除などで使用している方も多いのではないでしょうか?

この「重曹」が持っている「中和作用」を利用してジーパンの臭いを取ります。

皮脂や汗の成分は「酸性」。重曹には酸性と反対の「アルカリ性」の性質があり、酸性を中和させ中性へと変化させる性質があります。

「抑菌作用」

重曹は「抑菌作用」も持ち合わせており、菌を殺菌するほどの強力な力は無いものの、においの元である菌の繁殖を抑制する働きがあります。

 

ここからは具体的な手順を紹介していきます。

【用意するもの】

✔ 重曹 大さじ2

手順

  1. 粉末洗剤の投入口に重曹を小さじ2程度投入します。
  2. 通常のコースで洗濯しましょう。
  3. 洗濯が終了したら風通しの良い場所に干して終了です。

“洗剤”を“重曹”に変えるだけです!

 

重曹は冷たい水に溶けにくい性質があるため、使用する際は「水」ではなく「30~40℃のぬるま湯」を使用するとさらに効果的です。

 

 

また、小黒の残り湯を使用すると、簡単に準備できるのでお勧めです。

 

先にも述べたとおり、重曹には「抑菌作用」があるので、お湯のみを使用した際とは違い、この温度のお湯でも菌が繁殖することはありません。

 

次に、お酢を使って臭いを取り除く方法をご紹介します。

 

③お酢を使った消臭方法

 

お酢には以下の3つの効果があります。

お酢の効果①「殺菌・抑菌効果」

お酢も重曹と同様、殺菌効果と菌の繁殖を抑える抑菌効果があります。

お酢といえば特徴的な「酸っぱいにおい」。

洗濯で使用したら酸っぱいにおいが残るのでは??と思いがちですが、洗濯に使用する場合、大量に使用するわけではありませんのでお酢のにおいは残りません。

お酢の効果②「浸透・溶解・剥離作用」

意外と知られていませんが、お酢には皮脂や汗汚れに深く入り込み“浸透”し、汚れ自体を浮き上がらせ剥がれやすくする作用があります。

お酢の効果③「色をとどめる作用」

お酢には色移りを防ぐ効果や色をとどめる効果があると言われています。

実際に料理の際にも、お酢を使用することで調理後に色が変わるのを防ぐことも知られています。

色移りや色落ちしやすいジーパンにはピッタリな効果です。

 

ここからは具体的な手順を紹介していきます。

【用意するもの】

✔ お酢(食酢または穀物酢) 数滴分

手順

  1. 通常の洗濯の際にお酢を数滴垂らします。※洗濯用洗剤を入れても構いませんが、特に入れなくても構いません。
  2. 洗濯が終了したら、風通しの良い場所に干して乾燥させましょう。

この時使用するお酢は料理などに使用する「調理酢」ではなく、「食酢」や「穀物酢」といった砂糖などの調味料が入っていないものを使用してください。

 

砂糖や調味料の入ったお酢は、食酢や穀物酢に比べて洗浄力が低く効果が弱まってしまう可能性があります。

 

 

日頃からできる臭いを発生させない対策は?

 

重曹やお酢を使って臭いもスッキリ取れたジーパンですが、やっぱり毎回洗うのは・・・

 

かと言って、またあの臭いに逆戻りもイヤですよね。

 

すぐにできる対策としておすすめなことが、「吊るして収納」することです。

 

ジーンズを折り畳んで収納している方が圧倒的に多いかと思います。

 

私も折りたたんで収納していました。しかし、この「折り畳む」ことにより、通気性が無い状態での保管になり、皮脂や汗が雑菌へ変化する手助けをすることになってしまいます。

 

洗濯後の乾燥の際にも、ジーパンが乾くことに時間がかかってしまうと、湿気が留まり知らず知らずのうちに雑菌が繁殖し臭いの原因になります。

 

そこでおすすめな方法が「吊るして収納」することです。

 

特に一度履いたジーンズは湿気を帯びており雑菌が繁殖しやすい状態です。

 

吊るして収納することにより、通気性を高め雑菌の繁殖を抑えることができ、臭い対策にかなりおすすめと言えます。

 

吊るして保管するだけでは心配という方には「重曹スプレー」!

【用意するもの】

✔ スプレーボトル

✔ お水500ml

✔ 重曹 大さじ2

手順

  1. スプレーを使用済みジーパンにスプレーします。※この時、ジーパンを裏返しにしてから振り掛けるとより効果がアップします。
  2. その状態のまま、風通しの良い場所に吊るし保管します。

この程度の濃度であれば、ジーパンに重曹の粉が残る心配もなく雑菌の抑菌効果が期待できます。

 

まとめ

まとめ

 

 ジーパンの臭いの原因は「皮脂」や「汗」などの蓄積による「雑菌」の増殖によるもの。

 

 通常の洗濯のみでは臭いが残ってしまうことが多い。

 

 洗濯の際にお湯や重曹・お酢を使用して臭いを除去することが出来る。

 

 使用済みのジーパンの折り畳み収納は雑菌を繁殖させてしまう。

 

 一度履いたジーパンは、洗濯用ピンチやハンガーなどに吊るし風通しを良くして収納する。

 

 皮脂・汗が気になる場合は「重曹スプレー」をかけて雑菌の増殖を防ぐ。

 

いかがでしたでしょうか?

 

重曹やお酢は身近なものであることに加え、食品でもあるので安心して使用することが出来ます。

 

今ではジーパン専用の洗剤が発売されていますが、専用の洗剤ばかり増えてしまったり、使いきれずに困ってしまったりすることも多いですよね。

 

身近なもので手軽に気になる臭いを落とせたら、ものを増やすことなく使いきれずに困ることも無くなりますね。

 

思い立った時にさっと行うこともできるので、苦にならず継続して行うこともできます。

 

ジーパンの臭いが気になった際などぜひ皆様もお試しいただければと思います。