【エアコンの黄ばみの除去方法】原因は!?簡単オキシドールなどの取り方&防止方法!

 

冷房・暖房・除湿・・・と、既に私たちが生活する上で切り離せない【エアコン】

 

特に、夏は猛暑日が続いたり、冬の寒気が厳しい時期は殆ど毎日稼働させてますよね。

 

ところが、なかなかエアコンを頻繁にお手入れする、、という方は少ないと思います。

 

先ず、エアコンは壁の高い位置や天井などに設置されていて、お掃除・お手入れは、大体年に数回といったところでしょう。

 

そして、日本の家電製品は世界的にも秀逸とされており、よほどの理由が無い限り、エアコンもかなりの年数、同機種をお使いになっているご家庭が多いのではないでしょうか?

 

ある程度年数が経てば、電化製品も汚れや色の変化が見られます。

 

ある日、エアコンのお掃除をしていて、表面が黄ばんでいるのが気になってしまったら・・・?

 

そこで今回は、エアコンの黄ばみの除去方法、それに関連するお手入れ方法をご紹介します。

 

エアコンが黄ばむ原因は?

 

 

エアコンはどうして黄ばんでしまうのでしょうか? 原因としては次の3つが挙げられます。

 

①タバコのヤニによる黄ばみ

喫煙される方がいる場合、室内の白い壁が徐々に黄ばんでくるのと同様、エアコンの表面や内部にも、ヤニの微粒子が蓄積して、黄ばみを起こします。

 

エアコンを使用されてない期間には、遮光用カバーなどで覆えば、黄ばみの予防対策になるでしょう。

 

②化学変化が原因

エアコンは【ABS樹脂】という材質のプラスチックで製造されます。

 

さらに酸化防止剤や難燃剤というような、添加物で加工されてます。これらが化学変化を起こし黄ばみの原因となります。

 

また、太陽光によって材質自体が日焼けを起こすことも、化学変化のひとつとされております。

 

③材質・素材自体が劣化する

エアコンを長い期間にわたって使用すると、プラスチックの材質自体が劣化することで黄ばんでしまいます。

 

最近よく耳にする【経年劣化】という理由があてはまります。

 

エアコンの黄ばみの除去方法

 

 

前項で挙げられた原因ごとに、どのように黄ばみを除去するのかをご紹介しましょう。

 

①ヤニが原因の黄ばみ除去

【用意する物】

・メラミンスポンジ

・重曹水

・マジックリンなどの中性洗剤

・ぞうきんや布

汚れ

手順

1.メラミンスポンジを水で濡らし、固く絞ります。

2.エアコンの黄ばんだ部分を、擦り落とします。

3.しつこい黄ばみ汚れには、重曹水をメラミンスポンジに含ませ、擦り落とします。

4.それでも落ちない場合、マジックリン(キッチン用)をぞうきんに含ませ拭きます。

5.その後、水拭きして、最後に乾いた布で乾拭きしましょう。

※洗剤成分をエアコンの表面に残さないように注意しましょう。

 

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②エアコン内部のヤニの汚れ落とし

 

 

エアコン表面上のヤニによる黄ばみを除去しても、エアコン内部にヤニ汚れが付着していることも考えられます。できれば、ついでにエアコン内部のヤニ汚れも掃除しておきましょう。

 

エアコンの汚れの溜まりやすい、シロッコファンの部分の掃除方法をご紹介します。

【用意する物】

・中性洗剤

・洗浄ブラシ(細長いタイプ)

・45リットルゴミ袋

・新聞紙またはビニールシート

・その他(綿棒、ぞうきん、布、ガムテープ、マスク、ゴム手袋)

汚れ

手順

1.スプレー容器に、中性洗剤を水で薄めた液をつくります。

2.エアコンのコンセントは抜いておきましょう。

3.吹出口のフラップを外します(説明書に外し方が記載されています)

4.ゴミ袋の左右どちらか一片をカットし、エアコンを包み込むように囲み、ガムテープでしっかりと止め、吹き出し口を養生します。

5.エアコン設置部分の下方の床面も液が垂れてくるときのため、新聞紙やビニールシートで養生します

6.シロッコファンに、洗剤液をスプレーします(スプレー容器は霧吹きのタイプではなく、水鉄砲のように液自体が噴射できるタイプがおすすめ)

7.ファンをくるくる回しながら、洗浄ブラシで磨いていきましょう。

8.一通り、ファンの洗浄が終わったら、スプレー容器に水だけを入れて、噴射します。

※この時点で、養生したゴミ袋にかなりの汚水が溜まっているので、落ちないように注意しながら作業を行ないましょう

9.水のすすぎ洗い後、乾いた布でシロッコファンや吹出口に付いた汚れ、水分を拭き取ります。(狭い部分、細かい場所は綿棒でていねいに拭き取る)

10.フラップや、取り外した部品を取り付け、エアコンが作動するか確認します。

11.そのまま30分~1時間ほどエアコンを作動させてファンを乾燥させましょう。(送風にする)

※内部に残っている水分が、吹出口から出てくるので、水滴が飛び散らないよう、ぞうきんなどで拭き取っていきましょう

 

③化学変化による黄ばみの除去

 

 

先程もご説明した通り、プラスチック素材の元となる【ABS樹脂】は可燃性があるため、日本で定められた規格に則り、臭素系の難燃剤を添加することによって燃えにくいように加工されてますが、時間経過と共に化学変化を起こし、エアコンの黄ばみを引き起こしてしまいます。

 

これが原因となる黄ばみの除去は次のように行ないます。

【用意する物】

・オキシドール

・キッチンペーパー

・食品用ラップ

・布

・ゴム手袋

汚れ

手順

1.黄ばみの気になる部分に、オキシドールを含ませた布で拭いてみましょう。

2.拭いただけで落ちないようであれば、オキシドールをキッチンペーパーに含ませ、黄ばみ汚れの上にかぶせます。

※オキシドールに浸したキッチンペーパーを軽くしぼって液がたれないよう注意

・オキシドールは揮発性なので、上からラップしておきましょう。

 

 

 

他にも、酸素系漂白剤と紫外線を使った方法があります。

 

 

ただし、エアコンの前面パネルを外して、日光に当てたほうが効果的なので、場所が必要となります。

【用意する物】

・酸素系漂白剤(ワイドハイターEXなど)

・刷毛

・食品用ラップ(大型)

・ビニールシート

・マスク

・ゴム手袋

・(もしあれば)ブラックライト

汚れ

手順

1.作業する場所(日光の当たる場所)にビニールシートを敷きます。

2.エアコンの前面パネルを外し、全体に酸素系漂白剤(原液のまま)を刷毛で塗ります。

3.液体が蒸発しないように、全体をラップで覆います。

4.数時間、日光に当てましょう。

ブラックライトを当てる方法もありますが、日光の方が効果が高いです

5.黄ばみが除去できたのを確認後、水洗いします。

6.完全に乾いたら、パネルをエアコンに取り付けます。

 

④材質・素材自体が劣化した場合

素材自体が経年劣化によって黄ばんだ場合は、元のような白さに戻すことはできません。

 

タバコが原因でない場合や、前項の化学変化による黄ばみの除去法でも効果が見られない場合、こちらの理由が相当します。

 

エアコンの黄ばみ予防対策

 

 

エアコンの黄ばみが目立たないようにするには、日頃のお手入れが有効です。

 

もし、ご家族に喫煙者がいらっしゃる場合、エアコンのある場所ではタバコを控えてもらうよう気をつけてもらいましょう。

黄ばみ予防対策

エアコンカバーの掃除:柔らかい布で水拭きしましょう(落ちにくい場合、ぬるま湯で)

パネルの掃除:カバー同様、柔らかい布で水拭きしましょう

フィルターの掃除:エアコンを連続して使用している期間内は、2週間に1度は掃除機でホコリを吸引しましょう。さらに月に1度、フィルターを取り外して水洗いがおすすめ。

吹出口のルーパーの掃除:布で乾拭きしましょう。汚れがしつこい場合、中性洗剤を布に含ませて拭き、最後に水拭きする方法が効果的です。

 

まとめ

・エアコンの黄ばみ汚れは、ヤニによるもの・化学変化・素材自体の経年劣化が原因。

・ヤニが原因の黄ばみには濡らしたメラミンスポンジで擦り落とす。もしくは重曹水で擦り落とす。しつこい場合は、中性洗剤を含ませた布で拭き掃除する。

・エアコン内部のシロッコファンにもヤニやカビがこびりついているので、ついでに洗浄する。

・ビニール素材に添加された難燃剤の化学変化による黄ばみには、オキシドールでパックして漂白してみる。

・化学変化による黄ばみ除去には、酸素系漂白剤と紫外線で落とす方法もある。

・エアコンの元素材であるプラスチックの経年劣化による材質変化の黄ばみは落とせない。

・黄ばみを予防するには、エアコン試用期間中のこまめな掃除が有効。拭き掃除、フィルターのホコリ・ゴミ吸引、月1回、フィルターを水洗浄することでかなり回避できる。

・エアコンを暫く作動させない場合、遮光用カバー等でエアコンを覆っておく。