
履歴書に絶対に欠かせない「証明写真」。
証明写真は、履歴書の印象を左右するので、しっかりキレイに貼りたいものです。
しかし、誤って糊が証明写真の表についてしまい、汚れてしまうことも良くあります。
履歴書の仕上げで最後に写真を張ったが、液体糊を表面に少しつけてしまうという痛恨のミス。すぐに拭いたのに跡が残ってしまった。写真無駄にした上に、書き直しか。書き直しか、写真無駄にした上に書き直しか。ずっと証明写真専用の両面テープ使ってたから、糊の量わからなくて多すぎたせいだ。無念。
— たきぎまきしばオ (@takigimakisiba) September 19, 2014
5年ぶりの運転免許証更新
ちゃんと写真館で撮った証明写真
表面に微細な糊汚れが付いているから と却下され 交通安全協会で撮り直し(T_T)
全くの素人写真(失礼(^◇^;)!)と思しき¥800写真の出来栄えに しばし絶句
この写真で 5年間かぁ・・・乙女心が傷むわぁ(T_T)— *.*:..☆ハチ子☆..:*.* (@1812nmnr) October 20, 2016
証明写真も写真屋さんに頼むと高いので、1枚でも無駄にしたくないですよね。
そこで今回は、『証明写真についた糊汚れの落とし方』についてご紹介していきます。
証明写真の表に糊汚れがついた際には、ぜひ参考してみてください!
目次
糊を落とす際のポイントやコツ
証明写真を張り付けるときに、使用するものは主に以下の3種類あります。
使用する道具
- スティックのり
- ボンド
- 両面テープ
証明写真を貼りつけるとき、一般的にはスティックのりを使います。
用心深い人はボンドを使うこともありますね。写真屋さんで証明写真を頼むと、専用の両面テープがつけてくれるお店もあります。
スティックのりとボンド、両面テープの粘着部分は、いずれも水溶性の合成樹脂を主成分とする接着剤です。
この接着剤は、「水に溶ける」「温める&冷やすと粘着が弱まる」といった特徴があります。
上記から、証明写真についた糊汚れを取るには、「水に溶かす」「粘着部分を温めるか、冷やす」いずれかの方法が有効です。
証明写真についた糊汚れの落とし方
①専用の糊はがし液を使う方法
きれいには糊汚れを取るには、専用の糊はがし液を使用する方法が最も有効です。
糊はがし液は種類が多いので、糊にも使用できるタイプを選びましょう。
注意点としては、証明写真に、糊はがし液のシミができてしまうことがあるので、シミになりにくいものを選んでください。
【用意するもの】
✔ 専用の糊はがし液
手順
- 専用の糊はがし液を、説明書通りに使用します。
- 少しずつはがしていきます。
- 全ての汚れが取れたら、メガネ拭きなどの布で証明写真をふきましょう。
注意点としては、証明写真に糊はがし液のシミができる場合があることです。
糊はがし液の中には、シミになりにくいタイプのものもありますので、購入時はチェックしておくと良いでしょう。
②ドライヤーで温める方法
上記で述べた通り、糊や両面テープの粘着部分は温めると粘着力が弱まります。
やかんの湯気やアイロンを当てる方法もありますが、履歴書などの大切な書類が濡れてしまう危険があります。
証明写真にドライヤーの温風を当てて、少しずつ糊汚れを取っていきましょう。
【用意するもの】
✔ ドライヤー
手順
- 証明写真の糊汚れの部分にドライヤーの温風を当てます。
- 少しずつ汚れを指やヘラでそっとはがしていきます。
- 全ての汚れが取れたら、メガネ拭きなどの布で証明写真をふきましょう。
※温めすぎると火傷の危険や証明写真が変色してしまうことがありますので、様子を見つつ、少しずつ糊汚れをと取っていきましょう。
③冷凍庫で冷やす方法
接着剤は冷やすと粘着力が弱まります。
冷蔵庫で冷やす方法もありますが、30分以上冷やす必要がありますので、少し時間がかかります。
一方、冷凍庫で冷やすと半分以下時間で糊汚れを取ることができるので、時間の節約になりオススメです。
冷凍庫に入れる前には、証明写真の糊汚れ以外の部分が濡れないように全体をビニール袋で包むのを忘れないようにしましょう。
【用意するもの】
✔ ビニール袋、冷凍庫
手順
- 証明写真(または、証明写真を貼りつけた書類)をビニール袋で包みます。
- 10分を目安に冷凍庫で冷やします。
- 全ての汚れが取れたら、メガネ拭きなどの布で証明写真をふきましょう。
写真屋さんでつくった証明写真なら、多少の水分がついても問題ありません。
しかし、自宅のプリンターなど、インクジェットで印刷した証明写真は水分がつくと色落ちのする可能性がありますので、水分がつかないように気をつけて作業しましょう。
④セロハンテープで取る方法
セロハンテープやマスキングテープなど、粘着力があまり強くないテープを使って証明写真の糊汚れを落とすことができます。
証明写真の糊汚れが、少しの場合に使える方法です。
セロハンテープの粘着部分を糊汚れに何度かペタペタとつけていくと、少しずつ汚れが取れていきます。
【用意するもの】
✔ セロハンテープ、またはマスキングテープ
手順
- 証明写真の糊汚れの部分にセロハンテープをペタペタとつけてり、はがしたりを繰り返します。
- 全ての汚れが取れたら、メガネ拭きなどの布で証明写真をふきましょう。
セロハンテープの粘着力が強い場合、証明写真の一部がはがれてしまうことがあります。
そのため、粘着力が強い場合は机などに一度貼りつけて、粘着力を落としてから使いましょう。
なるべく、粘着部分だけにセロハンテープが当たるようにすると、きれいに取りやすくなります。
⑤ぬらした綿棒で取る方法
濡らした綿棒を使った方法は、写真屋さんでつくった証明写真にのみ使用できます。
接着剤汚れは水に溶けやすい性質があります。
書類や汚れ以外のところが、ぬれないように気をつけて作業しましょう。
【用意するもの】
✔ ぬらした綿棒
手順
- 証明写真の糊汚れの部分を綿棒でぬらします。
- 数分置いたら、綿棒で糊汚れをそっとこすり落とします。
- 全ての汚れが取れたら、メガネ拭きなどの布で水分を取りながら、証明写真をふきましょう。
証明写真に水分がつきすぎると写真がゆがんでしまうことがありますので、様子を見ながら気をつけて作業しましょう。
証明写真についた糊汚れを落とす際の注意点
①消しゴムや指でこすらない
証明写真の糊汚れを取る方法として、消しゴムや指でこする方法がよく紹介されますが、おすすめしません。
少しの糊汚れなら取ることができますが、取り切れなかった糊汚れの部分が黒く汚れてしまいますし、汚れの範囲が広がります。
糊汚れをきれいに取るなら、こすらないようにしましょう。
②糊汚れと一緒に、証明写真が書類からはがれてしまうことがある
せっかく書類に貼りつけた証明写真が、糊汚れを取る作業中に書類からはがれてしまうことがあります。
特に、ドライヤ―や冷凍庫で冷やす方法は、証明写真が書類からはがれやすくなります。
糊汚れを取った後は、証明写真がはがれやすくなっていないか確認するようにしましょう。
まとめ
まとめ
✔ 糊汚れの主成分は、水溶性の合成樹脂の接着剤なので、水を使ったり、温めたり、冷やしたりすることで取れやすくなる。
✔ 専用のはがし液を使って取ることができる。
✔ ドライヤーで温めて取ることができる。
✔ 冷凍庫で冷やして取ることができる。
✔ セロハンテープで取ることができる。
✔ ぬらした綿棒でそっとこすって取ることができる。
✔ 証明写真の糊汚れが悪化するので、こするのは厳禁。
✔ 作業後、証明写真がはがれやすくなっていないか、よく確認が必要。