【桃の果汁のしみの落とし方】簡単!!服についた汁汚れの染み抜き&洗濯方法を紹介!

 

うっとりするほど美味しく、栄養もたっぷりで、いいことづくめの桃。

 

桃の季節になると、何度も買って味わってしまいますよね。いただきものの桃に、舌鼓を打つこともあります。

 

しかし、食べている最中に「桃の果汁を服につけてしまった…」なんてことはないでしょうか?

 

 

桃の果汁って、一見透明でしみがつかないように思えますが、乾いてしばらくすると、茶色く変色してしまいます。

 

実は、桃のシミはけっこう手ごわいんです。

 

そこで今回は、服についた桃の果汁のしみの落とし方について、紹介していきます。

 

桃の成分と服についた汁汚れの染み抜きをする際のポイント

 

桃は美味しいだけでなく、以下のように沢山の栄養素(成分)が含まれ、健康にも良いフルーツとして親しまれています。

 

桃の栄養素

 

  • ペクチン(水溶性食物繊維)
  • ナイアシン(水溶性ビタミン)
  • カリウム(ミネラル)
  • カテキン・タンニン(ポリフェノール)

 

桃はほとんど水分でできているため、食べる時についつい果汁を服や周りにこぼしてしまいますよね。

 

桃の果汁は食べている時や、服などについた時は透明ですが、時間が経つと茶色やピンク、黒に変色していってしまいます。

 

この色が変わるシミの原因は、桃に含まれる「タンニン」という成分によるものです。

 

(タンニンの粉末 出典:Wikipedia

 

タンニンは、お茶、赤ワイン、柿、ぶどうなどにも含まれており、渋みを感じる成分です。

 

桃も、甘いイメージがありますが、実はタンニンの働きで実は渋味もあります。

 

まれに渋い桃を食べることがありますが、これは早く収穫しすぎたりするとタンニンの含有率がまだ高いため、甘味よりも渋味を感じてしまうのです。

 

このタンニンが、時間が経ち酸化すると茶色に変色する性質を持っているため、桃の果汁も服につけてしまうとシミになりやすいのです。

 

桃の果汁が服についたとわかったら、すぐに染み抜きをすることがポイントです。

 

服に桃の果汁がついたら、まずは「応急処置」が大切!

 

まず、桃の果汁が服についたら、変色する前にすぐに果汁をふき取りましょう。

 

もし外出先で、すぐに服を洗うことができない場合は、おしぼりや水に濡らしたティッシュで、服についた果汁を拭き取ってください。

 

ここでは、服についた果汁をできるだけ薄めることがポイントです。

 

帰宅したらすぐに下記で紹介するいずれかの染み抜きを行ってください。

 

服についた桃の果汁のしみの落とし方

 

それでは、ここで桃の果汁のしみの落とし方についてご紹介していきます。

 

①台所用洗剤を使う方法

「ac 写真 台所用洗剤」の画像検索結果

 

服に桃の果汁がついてから、すぐに洗うことができれば、台所用洗剤を使って簡単に染み抜きができます。

 

おしぼりなどで服についた果汁を薄めておいて帰宅した、もしくは服に桃の果汁がついたのが自宅ですぐに水洗いが可能な場合は、まだしみが変色していないうちにすぐに水洗いしましょう。

 

桃の果汁のしみは水溶性ですので、水を使ってしみを落とすことができます。

【用意するもの】

✔ 台所用中性洗剤

✔ 古くなった歯ブラシ

✔ ゴム手袋(肌の弱い方)

✔ ぬるま湯

手順

  1. 服に桃の果汁がついた部分(しみ)に、台所用中性洗剤を直接つけます。
  2. 古くなった歯ブラシで、軽くトントンと叩くように、しみになじませます。※もしくは、手でしみをもみ込むようにして洗いましょう。(肌の弱い方はゴム手袋をはめてください)
  3. ぬるま湯で、しみ部分をよくすすいで洗剤を落とします。
  4. さいごに、通常の洗濯方法で洗濯しましょう。

台所用洗剤を使っても、しみが残ってしまったという場合は、次のステップに進みます。

 

②酸素系漂白剤を使う方法

「ac 写真 酸素系漂白剤」の画像検索結果

 

台所用洗剤を使ってもしみが落ちない!または、服に桃の果汁がついてから時間が経ってしまった!という場合は、酸素系漂白剤を使ってしみを漂白しましょう。

 

酸素系漂白剤は色柄物でも色落ちさせることなく、桃の果汁の染み抜きができます。

【用意するもの】

✔ 酸素系漂白剤(粉末タイプ、なければ液体タイプでもOK)

✔ 40~50度くらいのお湯

✔ ゴム手袋(肌の弱い方)

手順

  1. 40~50度くらいのお湯に、粉末の酸素系漂白剤を溶かします(2リットルに対し、大さじ2杯くらいが目安)。※液体タイプの場合は、お使いの酸素系漂白剤の表記に従ってお湯に溶かします。
  2. 服に桃の果汁のしみがついた部分を1に浸して、30分~1時間ほどつけ置きします。
  3. さいごに通常の洗濯方法で洗濯しましょう。

※塩素系漂白剤は、色落ちするので、白い服以外はNGです。

 

それでもどうしても落ちないという時や、服に桃の果汁のしみをつけたまま、1度洗濯してしまうと、変色したしみが繊維に定着して取れない…という場合は次のステップに進みます。

 

③固形石鹸+酸素系漂白剤で煮洗いする方法

「ac 写真固形石鹸」の画像検索結果

 

しみのついた服を洗濯用固形石鹸と酸素系漂白剤で煮洗いして、洗浄&漂白力を最大限に発揮させる方法です。

 

これで、諦めかけていたしみも、驚くほどきれいに取れます!

 

ただし、綿など丈夫な素材でしたら煮洗い可能ですが、薄く化繊の素材の物は試せないので、必ず素材を確認してから行ってくださいね。

【用意するもの】

✔ 洗濯用固形石鹸

✔ 酸素系漂白剤(粉末)

✔ 鍋(衣類を煮てもさしつかえない物)

✔ ゴム手袋(肌の弱い方)

手順

  1. 服についた桃の果汁のしみに、洗濯用固形石鹸をつけます、
  2. 鍋に、水を入れ、酸素系漂白剤を入れます。(水1リットルに対し酸素系漂白剤大さじ1杯の分量が目安)
  3. 鍋に、1の服を入れる。服につけた固形石鹸はゆすがず、そのまま入れます。
  4. 弱火で、ふきこぼれないよう注意しながら、20~30分煮ます。
  5. 服をよく水洗いします。(肌の弱い方はゴム手袋を使用)
  6. さいごに通常の洗濯方法で洗濯しましょう。

※鍋で煮洗いするので、作業の際はやけどにご注意ください。

 

しかし、煮洗いをしても、しみがついてからだいぶ日が経ってしまったものは、完全には取れない場合があります。

 

そんな時は、クリーニング店の方に染み抜きが可能かどうか相談してみましょう。

 

桃の果汁のシミを落とすのにおススメの洗剤をご紹介!

 

ここで、先ほど紹介した桃の果汁の染み抜きに使う洗剤で、おススメの品をご紹介します!

【おすすめの酸素系漂白剤】

 

シャボン玉石鹸 酸素系漂白剤 750g

言わずと知れた、大ベストセラーの酸素系漂白剤です。色柄物の漂白だけでなく、茶渋がついたカップや水筒の漂白、布巾の殺菌など、多用途に使用できます。

環境にもやさしく、常備しておくと便利ですよ!

 

オキシクリーン 1.5kg

主婦に爆発的人気のオキシクリーン。もう無理だと思っていたしみや汚れも、オキシクリーンでキレイに落ちた!と評判です。1度試すとリピ買い必至の酸素系漂白剤です。

【おすすめの洗濯用固形石鹸】

 

ウタマロ 洗濯用石鹸 133g

こちらも、有名な洗濯用石鹸です。衣服の染み抜きから、泥汚れ、殺菌(汗などの臭い消し)など、家に1つあるととても便利な洗濯用石鹸です。

 

まとめ

まとめ

 

 桃の成分は、ほとんどが水分。食物繊維など沢山の栄養素が詰まっており、美味しいだけでなく健康的なフルーツとしても親しまれている。

 

 桃の果汁のしみの原因は、桃に含まれているカテキンによるもの。

 

 カテキンは、時間が経つと酸化して茶色くなる。

 

 桃の果汁のしみを落とすには、なるべく早く染み抜きすることがポイント。

 

 桃の果汁が服についた時、すぐに染み抜きを行えば、台所用洗剤と水だけできれいに落ちる。

 

 時間が経って変色してきた桃の果汁のしみには、酸素系漂白剤でつけおきしてみる。

 

 丈夫な素材の場合は、固形石鹸+酸素系漂白剤で、煮洗いすると効果的。

 

 どうしても落ちないしみは、1度クリーニング店で相談してみよう。