電気の動力により手動では磨ききれない細かな汚れまで綺麗に落としてくれることで人気の「電動歯ブラシ」。
そんな歯ブラシをよく見てみると、カビが生えていたりすることもあります。
口に入れる歯ブラシにカビがついていたら大変危険です。
さらに、ブラシ部分だけでなく交換できない持ち手の部分にもカビが繁殖します。
今回は、『電動歯ブラシのカビの取り方』、さらにお手入れ方法やカビ対策をご紹介していきます。
目次
電動歯ブラシにカビが生えてしまう原因とは?
どんなに清潔にしていても口の中には恐ろしいほどの細菌が存在しています。
そんな細菌だらけの口の中を磨いている歯ブラシには、虫歯菌や歯周病菌だけでなく、カビの原因となる真菌なども付着してしまいます。
歯ブラシに付着した菌は、1億個以上とも言われています。
カビが生える条件には『湿度』『温度』『栄養』の3つが挙げられます。
カビが生える条件
- 湿度
多くのカビは湿度60%以上で発生し、80%以上で活発に繁殖します。歯ブラシに水分が残っていること、さらに湿度の高いお風呂場や洗面所で保管することはカビの発生と繁殖を促してしまいます。
- 温度
カビは通常0~40℃の温度の範囲で生息可能ですが、20~30℃が最も快適で繁殖しやすい温度なのです。この温度、人間にとっても快適な温度ですよね。知らず知らずのうちに自宅の中はカビにとっても快適な温度になってしまっているのです。
- 栄養
ブラシの根元に残った食べカスなどの汚れはカビのエサとなり、カビの繁殖を促してしまいます。
歯ブラシはカビが生える3つの条件をしっかり満たしてしまっているのです。
さらに、ブラシだけでなく、持ち手部分にも唾液や歯磨き粉などがとんで付着しているかもしれません。
持ち手の部分には、握りやすいようにゴムが使われていたり、凹凸があったりするため汚れや水分が残りやすくカビも生えやすくなります。
カビの生えた歯ブラシを使い続けることで、虫歯や歯周病にかかりやすくなるだけでなく、肺の病気を引き起こす可能性も出てくるのです。
電動歯ブラシのカビの取り方
カビの付着した状態の歯ブラシを使い続けるのは避けたいものです。
もし、電動歯ブラシにカビが生えていたら以下の方法を実施しましょう。
①替えブラシにカビが生えた場合
電動歯ブラシの替えブラシは少しお値段が高いとはいえ、カビの生えた歯ブラシを使い続けるのは大変危険です。
カビが生えていることに気付いたら思い切って捨てて、新しいブラシを使いましょう。
②持ち手部分にカビが生えた場合
持ち手の本体部分は簡単に買い替えるわけにはいきません。
そこで、持ち手のゴムの部分に付着したカビを落とす方法をご紹介します。
ゴムの表面に付着しているだけのカビなら、粉末キッチンハイター(酸素系漂白剤)と重曹で落とせます。
しかし、ゴムの内側まで浸透してしまったカビはもう落とすことはできません。
また、液体キッチンハイターは塩素系漂白剤となるので、ゴムの部分を傷めてしまう可能があります。
酸素系漂白剤の粉末キッチンハイターを使用しましょう。
【用意するもの】
✔ 粉末キッチンハイター 小さじ1
✔ 重曹 小さじ1
✔ 40℃のお湯 小さじ1/2
✔ ゴム手袋
手順
- 手荒れ防止のため、ゴム手袋を着用します。
- 用意した粉末キッチンハイター、重曹、40℃のお湯をペースト状になるまでよく混ぜます。
- ①で作ったペーストを、カビが付着しているゴムの部分に塗り、キッチンペーパーで覆います。
- そのまま2時間程放置します。
- キッチンペーパーを取り除き、水で良く洗います。
電動歯ブラシは電化製品のため漏電や故障の恐れもあります。
濡らしてはいけない部分を濡らさないように、かならず注意しましょう。
取扱説明書を確認したり、分からなければメーカーに問い合わせる方が安心です。
電動歯ブラシのカビ対策
お値段の高い電動歯ブラシは、なんとかカビないようにしたいものですよね。
カビが生える3つの条件のうち、『温度』についてはどうしようもありません。
そこで、『湿度』と『栄養』をいかにブロックできるかがポイントとなります。
カビが好む『湿度』をつくらない3つの方法
①保管場所を見直す
歯ブラシを洗面所やお風呂場で保管している方がほとんどだと思いますが、その場所は湿度が高く、カビが発生しやすい好環境です。
別の場所へ移動させることもひとつの方法です。
また、他の人の歯ブラシと毛先が触れ合ってしまうような置き方はしていないでしょうか?
歯ブラシの毛先が触れ合わないよう、別々に保管するようにしましょう。
せっかく自分の歯ブラシを清潔に保っていても、他の歯ブラシからカビが移ってしまったら意味がありません。
②水気をしっかりきり、乾燥させる
歯ブラシや持ち手のゴムの部分に水分が残った状態で保管することは避けましょう。
水分を取り除き、しっかりと乾燥させることが大切です。
その際、ブラシ部分と本体は必ず取り外しましょう。
さらに、確実に乾燥させるため、歯ブラシを2本用意し交互に使うと尚良いです。
濡れている状態が続いていると、ブラシが傷みやすく菌も繁殖しやすくなります。
また、携帯に便利な電動歯ブラシはキャップがついているものがほとんどですよね。
外出先で磨いた後、すぐにキャップをしてポーチにしまっていませんか?
それは、家で保管している歯ブラシ以上に危険な状態となっています。
携帯用の電動歯ブラシも、しっかりと水気を拭き取り、乾燥させることが必要です。
カビにエサとなる『栄養』を与えない3つの方法
①食べカスなどの汚れは毎回しっかり落とす
食べかすなどの汚れが歯ブラシについた状態で放置しておかないことが重要です。
ブラシの根元について取りにくい汚れは、爪楊枝などを使いしっかり落としましょう。
②替えブラシを定期的に交換する
どんなに気を付けていても、汚れは徐々に蓄積していきます。
電動歯ブラシであっても、普通の歯ブラシと同様1カ月程度で交換することが、カビ対策には効果的です。
③歯ブラシを保管している場所も清潔な状態を保つ
せっかく歯ブラシを毎回綺麗にしていても、歯ブラシを保管しているホルダーやコップなどが汚れていたら、意味がありません。
保管場所も清潔な状態を保つことを忘れないようにしましょう。
電動歯ブラシを清潔に保つお手入れ方法
電動歯ブラシにカビが生えないようにするためには、毎日の正しいお手入れが大切です。
電動歯ブラシを清潔に保つお手入れ方法をご紹介します。
【用意するもの】
✔ 電動歯ブラシ
✔ 清潔なコップ
✔ タオル
✔ 爪楊枝(手が届かない場所に汚れが付着している場合)
手順
- 水を入れたコップの中に電動歯ブラシのブラシ部分を入れてスイッチをONにし、電動歯ブラシの高速の動きでブラシについた汚れを水の中でふるい落とします。
- ブラシを本体から取り外します。
- ブラシ部分をまるごと水洗いします。毛先だけでなく柄の部分や本体とつなぐ内側の部分なども指でしっかり洗いましょう。 歯ブラシの根元に汚れが残っている場合は、爪楊枝などを使ってしっかり取り除きましょう。
- 水気をきったら、もう一度本体に装着し電源を入れ、水滴を飛ばしておきます。
- 本体から取り外し、乾いたタオルでしっかりと水分を拭き取ります。
- 本体に付着した水分も乾いたタオルで拭き取ります。汚れが付着している場合は、軽く絞った濡れタオルで汚れを拭き取ったあとに乾拭きしましょう。
- ブラシ・本体を取り外した状態で、風通しの良いところで保管します。
他にも、赤ちゃんの哺乳瓶を消毒する時に使うミルトンや、口腔内洗浄用の洗口液に少し浸け置きするという方法もあります。
どちらも口に入れるものなので安心して使えますよね。
カビが生える前に予防的にやっておくのも良いかもしれません。
まとめ
まとめ
✔ 歯ブラシは、カビが発生する3つの条件である『湿度・温度・栄養』がすべて満たされており、カビにとっては快適な場所。
✔ ブラシの部分だけでなく、持ち手のゴムの部分にもカビが発生しやすい。
✔ ブラシにカビが生えたら新しいブラシと交換し、持ち手のゴムの部分にカビが生えたら粉末キッチンハイターと重曹を使って落とす。
✔ 歯ブラシに汚れを残したまま放置しないこと、さらに毎回水気を取り除きしっかり乾燥させることが大切。
✔ カビが生えてしまう前に、毎日正しいお手入れをして清潔な電動歯ブラシを保つことが必要。