食物繊維がたっぷり入ったバナナは、お子さんのおやつやデザートに大活躍ですよね。
しかし、バナナをこぼしてすぐに落とせるだろうと放置していたら、茶色のシミになり跡が残ってしまった事はないでしょうか?
汚れがついた直後に水洗いをすれば汚れを落とすことができますが、後が残ってしまうとなかなか落としきることができません。
娘の服についたバナナのシミ、パなくしつこい!!!うう。頑張る。
— スヤマクリステル (@HITOMETAL) September 7, 2010
バナナって服に付くと、染みになってとれない( ̄。 ̄;)
— 村谷麻紀 (@mu_mu_macky) October 6, 2012
そこで今回は、『服についたバナナのシミの落とし方』についてご紹介していきます。
困った際にはぜひ参考にしてみてください!
目次
服にバナナがついた時の応急処置
シミを防ぐには、なるべく早く処置する必要があります。
うっかり食べ物をこうしてしまった時は、すぐに水洗いをしましょう。
しかし、外出中にTシャツなどに汚れがついてしまったときは、服を脱いで水洗いをするのは難しいですよね。
そこで、シミを防ぐための応急処置として次の方法を試してみてください。
【用意するもの】
✔ ハンドタオル、またはハンカチなど(2枚)
✔ 水
手順
- ハンドタオル、またはハンカチを水で濡らします。
- 汚れた部分を挟み込み、シミを吸い取ります。
応急処置の方法としては、とりあえずこれだけでも充分です。
帰宅後はなるべく早く洗濯をするか、これから紹介する染み抜きの方法を試してみてください。
服についたバナナのシミの落とし方
食事中、うっかり食べ物や調味料を含んでこぼしてシミになったことはないでしょうか?
すぐに水洗いをすればシミになる前に汚れを落とせますが、時間が経って一度シミになってしまったものについては、なかなか汚れを落とし切るのは難しくなってしまいます。
そこで、ここでは様々な服についたバナナのシミの落とし方をご紹介していきます。
①洗濯用洗剤を使った方法
バナナのシミ汚れには、普通の洗濯用洗剤を直接つける方法も効果的です。
【用意するもの】
✔ 洗濯用洗剤
✔ タオル、または布など
手順
- 平らな場所に衣類を置き、汚れの下にタオルを敷きます。
- シミに直接洗剤を落とすのではなく、シミを囲むようにして洗剤をつけていきましょう。
- 洗剤をつけると汚れが浮き出てきますので、シミの上から濡らしたタオルや布でポンポンと叩き、汚れを吸い取ります。
- なかなかシミが落ちない時は、ポンポン叩くのではなく、水で濡らしたタオルを押し当てて、シミ汚れを出とりましょう。
- 後は通常通り洗濯機で洗って完了です。
②エタノールを使う方法
バナナのシミ汚れには、エタノールを使った方法も効果的です。
【用意するもの】
✔ エタノール
✔ お酢
✔ ガーゼ、または布
✔ バスタオルなど
手順
- まだシミがベタベタしている場合は、少し乾かしてから作業に入りましょう。
- 次に、消毒用のエタノールを布かガーゼに染み込ませ、ポンポンとシミの上を叩いて行きます。
- それでもシミが取れないときは、エタノールにお酢を混ぜ合わせてシミをたたきます。
- ある程度シミ汚れが薄くなったら、後は通常通り洗濯機で洗ってください。
バナナのシミは粒子が細かいため、繊維の奥深くまで汚れが入り込んでいる場合は、漂白剤を入れて浸け置き洗いにしても、なかなか汚れが落とせません。
また、水を吸って繊維の中で膨張してしまうと、かえって汚れが落としにくくなってしまいます。
そのため、目の粗い衣類の場合は、すぐに洗うのではなく、ある程度乾燥させてから洗ってみましょう。
③漂白剤を使う方法
塩素系漂白剤を利用すれば、頑固なシミであっても大抵の汚れはキレイに落とせます。
ただし、塩素系の漂白剤は色落ちしますので、色物には使えません。
また、デリケートな素材の衣類に使用すると、生地を傷めてしまいます。
塩素系の漂白剤を使用できるのは、白い綿素材のものに限ります。
【用意するもの】
✔ 塩素系漂白剤
✔ 綿棒
✔ 水
✔ 洗面器、またはたらい
✔ 漂白剤
✔ ガーゼ、または布
✔ ゴム手袋
手順
- まず色落ちしないかどうかは確認します。綿棒などで目立たない部分に漂白剤をつけ、色落ちしなければそのまま作業に入ってOKです。
- 洗面器、またはたらいに、水温40℃から50℃のぬるま湯を入れます。
- ぬるま湯の中に酵素系漂白剤を入れ、よくかき混ぜましょう。
- 綿素材などの塩素系の漂白剤が使用できるものであれば、漂白剤を200倍に薄めて使用してください。
- しみになった箇所の周辺を水で湿らせ、漂白剤を染み込ませたガーゼ、または布でポンポンと叩いていきます。
- シミが薄くならない場合は、少し長めに押し当てるようにして汚れを吸い取ってください。
- シミ汚れが落ちたら、あまり時間をおかず、なるべくすぐに水洗いをしましょう。
- 軽く水気を切った後、通常通り洗濯機で洗います。
漂白剤は色物や素材によっては使用することができないものもありますので、漂白剤を使用する場合は、必ず洗濯表示を確認してから作業をしてください。
④クエン酸を使用する方法
バナナの汚れは酵素によるものですので、クエン酸を吹きかけてから洗濯石鹸で洗ってみましょう。
範囲が狭く、それほど汚れがひどくない場合は、これだけでも汚れを落とすことができます。
【用意するもの】
✔ クエン酸
✔ スプレー容器、またはガーゼなど
✔ 洗濯石鹸
✔ 洗面器、またはたらい
✔ 40度のぬるま湯
✔ 歯ブラシ
手順
- まず始めに、バナナのシミがついた部分にクエン酸をスプレーします。
- スプレー容器がない場合は、ガーゼや布などにクエン酸を染み込ませ、シミ部分にポンポンと軽く叩くように塗布します。
- 少し時間をおき、これでシミが薄くなっていた場合は、そのまま洗濯機で洗ってください。
- シミが落ちなかった場合は、40度程度のぬるま湯を洗面器、またはたらいに張り、シミの付いた衣類とクエン酸を入れ、付けおき洗いにしたす。
- 次に洗濯石鹸を入れ、歯ブラシなどでシミ部分を優しく擦って汚れを落としましょう。
- シミが落ちたら、後は洗濯機で洗って完了です。
⑤煮洗いにする方法
煮洗いという方法をご存じでしょうか?
煮洗いは、その名の通り、洗濯物を鍋で煮て汚れを落とす方法です。
バナナには酵素が含まれており、この酵素が茶色いシミを作る原因となっています。
バナナのシミには酵素系の漂白剤を使って浸け置き洗いにすると、ある程度シミを落とすことができます。
浸け置き洗いにしてもシミが残ってしまった場合は、煮洗いにチャレンジしてみましょう。
【用意するもの】
✔ ステンレスかホーロー製の鍋
✔ 粉石鹸/大さじ1
✔ 水/6ℓ
✔ 酵素系漂白剤/大さじ1〜2
手順
- ステンレス、またはホーロー製の鍋に水を入れ、中に粉石けんを溶かし入れます。
- 水を火にかけて、30度から40度程度に熱します。
- 適温になったら、ぬるま湯の中にシミがついた服を入れ、ゆっくりとかき混ぜましょう。
- 次に鍋の中に酵素系の漂白剤をふりかけて、さらに熱します。
- 泡だったら火を止め、冷めるまで待ちます。
- 充分冷ましたら、衣類を取り出しすすぎ洗いをして後は洗濯機で通常通り洗ってください。
酵素系の漂白剤は、あまり高温ですると効果がなくなってしまいます。
酵素系の漂白剤は、およそ50℃程度が最も効果を発揮する温度ですので、あまり長時間温めないよう注意しましょう。
また、適温で漂白剤を入れると、もこもこと泡立ってきます。
少し驚いてしまいますが、この泡が繊維の奥に入り込み、頑固なバナナのシミもきれいに落としてくれるのです。
まとめ
まとめ
✔ 汚れはなるべく早く水洗いをする。
✔ 基本的なシミの落とし方は、シミの周りに洗濯洗剤を塗った後、濡らしたガーゼやタオルなどでポンポンと叩いて吸い取る。
✔ バナナのシミは、エタノールを染み込ませたガーゼや布でポンポンと叩くと汚れが落ちる。
✔ エタノールにお酢を混ぜるとシミが落ちやすい。
✔ 40℃~50℃のぬるま湯に漂白剤を入れて浸け置きにするとシミが落ちる。
✔ バナナのシミには煮洗いが効果的。
今回はバナナのシミについて紹介しましたが、ほかの果物のシミにも使える方法ですので、是非お試しください。
漂白剤が使えない衣類や、どうしても汚れが落ちない場合は、無理をせずクリーニングに出しましょう。