【クッションのダニ退治方法】ファブリーズスプレー・乾燥機などの駆除方法&対策!

 

最近、お尻や太もも周辺がかゆい気がする!

部屋でくつろいでいるとむずむずする!

 

心当たりがある方、もしかしてそれはダニに刺されたのかもしれません。

 

毎日、しっかり布団は干しているし掃除もしているから大丈夫…?

布団や枕など寝具は気を遣いますが、クッションはどうなのでしょうか?

 

今回は、クッションに潜むダニを撃退する方法をダニの生態と共に紹介していきます。

 

しっかりとダニを退治して、気持ちよく使えるクッションに戻してあげましょう!

 

まずはダニの弱点を知っておこう!

 

 

ダニの撃退方法を紹介する前に、ダニの弱点は一体なにか?という疑問を解消しておきましょう。

 

ダニの弱点とはズバリ、熱と乾燥です。

 

ダニが繁殖する為に必要な条件とは・・・

エサがあること

湿度があること

棲息可能範囲内の温度であること

 

この三つが大きな条件になります。

 

逆に言えば、これらの条件を満たさない状況を作ればダニを撃退できる訳ですが実は簡単な話ではありません。

 

まず、エサについてですが私たち人間が生活をしている限りダニにエサを供給しているようなものです。ダニは私たちの垢やフケなどもエサにして繁殖するためです。

 

次に、湿度ですがダニが繁殖をするには65%以上の湿度が必要とされています。

湿度のコントロールをする事で、ダニの繁殖を抑制する事が出来ますね。

 

最後に温度。ダニが好む温度は25℃前後と比較的暖かい温度を好みます。

寒くなると、活動は鈍くなりますが死滅させるには最低でも氷点下10℃以下にする必要があります。

高温にも弱く、50℃の熱では230分程で60℃を超える熱ではすぐに死滅してしまいます。

 

いかがですか?

 

エサはどうにも出来ないですが、ダニを退治するには高温と乾燥が効果的なのです。

 

クッションのダニ退治方法&対策法!

 

 

さて、ダニの弱点が高温と乾燥にある事が判ったところで早速ダニ退治といきましょう。

 

ダニの対策法、撃退法でおすすめの方法を紹介していきます。

また、ダニ退治に効果があると言われている方法は本当に効果があるのかについても解説していきます。

 

①オススメ!徹底的にダニを退治するならこれ!

 

 

クッションのダニ退治を徹底的にしたい!

おすすめしたい方法は、コインランドリーの乾燥機と掃除機の組み合わせです。

お金が多少かかってしまう方法なのが難点ではありますが、クッションについたダニの不安を解消したい方には是非ともおすすめしたい方法です。

 

コインランドリーに設置されている乾燥機は、家庭用に比べて熱量が大きく高温で乾燥にかけた場合「ダニの死滅率100%」です。

コインランドリーで乾燥機にかけたあとはしっかりとダニの死骸を掃除機で吸い取りましょう。

 

注意点として、一時的にクッションに付いたダニは100%死滅しますが死骸は残っているため、しっかり掃除機をかける事。

そして、クッションを家で使っていればいずれはダニがまた付いてしまう可能性があるという事です。

 

クッションを安心して使いたいという方は、定期的にダニ退治をしましょう。

 

②ダニ捕りシートでダニ退治

 

続いて紹介する方法は、ダニシート系商品の活用です。

ダニ捕りロボを筆頭に、ダニを生きたまま誘因して生け捕りにするシートタイプの商品を活用する方法も効果的です。

 

後述しますが、ダニは生きている状態で外部からの刺激を受けると身を守る行動を取ります。具体的には、繊維にしがみついたり繊維の奥深くに移動したりします。

 

誘因シート系の商品は、ダニを生きたまま引き寄せて一網打尽にするため死骸の心配も一緒に取り除けるという利点があります。

クッションの場合は、座面と反対側に張り付けて使用しましょう。

 

ちなみに、コスパを意識しすぎて100均で類似商品を買うよりは正規品(?)を購入する事をお勧めします。

100均の類似商品はほとんど効果が感じられないという声が多くあります。

 

 

③ダニ退治スプレー

 

 

ダニアースなど、ダニ駆除を目的としたスプレー薬剤を利用する方法も良いでしょう。

 

ダニ退治用として販売されているだけあって、スプレー薬剤を受けたダニは比較的簡単に死滅します。

死骸は残る退治方法なので、薬剤を使った後はしっかりと掃除機で残った死骸を吸い取る事を忘れずに行いましょう。

 

上記で紹介した方法は、どれも効果的ですがコストがかかってしまう点が難点です。そこで、自宅でお金をかけずにダニ退治をする方法をいくつか紹介します。

 

 

④コストをかけずにダニ退治『スチームアイロンを当てる』

 

 

高温スチームクリーナーや、スチームアイロンなどの100℃近い蒸気を当ててダニを死滅させる方法があります。

 

しかし、厚みがあるクッションや布団などでは危険を察知したダニが蒸気熱の効果が低い奥深くへと逃げ込んでしまい、完全に死滅させることが出来ない場合があります。

 

蒸気で湿度が上がってしまう為、しっかりと乾燥させて掃除機で死骸処理をする必要があります。

 

⑤コストをかけずにダニ退治『熱湯をかける』

 

 

熱湯をかけて、熱でダニを死滅させるという方法もあります。

 

こちらも、温度としてはダニを死滅させるには充分なので効果が期待できます。

 

火傷に注意する点と、しっかりと乾燥させないとクッション内部の湿度が高くなり逆にダニの温床となりかねない点には注意しましょう。

 

処置後の乾燥と、掃除機の吸引は必須です。

 

実は効果がほとんどないダニ退治法

 

 

最後に紹介するダニ退治法は・・・残念ながらダニを退治する方法としては効果が無い、もしくは効果が薄い方法です。

 

①ファブリーズ

ファブリーズに限らず、消臭除菌スプレー全般を吹き付ける方法です。

 

残念ながら、これらのスプレーをしてもダニは死滅しません。

 

また、拭きつけ過ぎてしまうと逆に湿度が高まり逆効果にもなりかねない方法です。

 

すぐに乾く程度にスプレーをする事で、繁殖を抑制する効果は期待できますよ。

 

②天日干し

 

 

天日干しさえしておけばとりあえず大丈夫!と思っている方多くありませんか?

 

残念ながら、天日干しでダニを死滅させることは難しいです。

 

表面温度が上がると、ダニは涼しい場所へと内部で移動します。

 

③洗濯機で洗う

ダニが生存している状態で、洗濯機で洗っても繊維にしっかりとしがみついてダニは取れません。

 

洗濯をすれば、多少はダニが減る効果がありますが効果としては薄いです。

 

ダニの種類&なぜダニは人をさすのか?

 

 

ダニと一言で言っても実は世界中には実に5万種類を超えるダニがいる事をご存知でしたか?

 

ちなみに日本には約2000種類のダニが存在しています。

 

しかし、屋内で発生するダニのほとんどは「チリダニ科」に分類されるダニです。

布団やクッションに大量発生するのもチリダニがほとんどで、アレルギーを引き起こす原因となります。

 

アレルギー物質としては非常に厄介なチリダニ

ところがチリダニは「刺さない」ダニ、チリダニに刺されてかゆくなる事は無いのです。

 

刺されてかゆい!という場合はツメダニが※原因となる場合が非常に多いです。

(※イエダニやマダニが原因の場合もあります)

 

ツメダニは、チリダニを捕食して繁殖します。

チリダニが大量繁殖⇒チリダニを捕食してツメダニが繁殖⇒刺される

 

このように刺さないチリダニが、刺すツメダニを呼び込む事になってしまうのです。

 

余談ですが、ツメダニは人間を好んで刺す訳ではありません。

 

チリダニを捕食するツメダニは血を吸う訳ではないため、人間をわざわざ刺す理由が無いからです。

 

私たちがツメダニに刺されてしまうのは、「間違って刺さっただけ」という迷惑な理由です。ツメダニが棲息する数が多くなればなるほど、この“事故”が発生する可能性が高まるのです。

 

まとめ

・ダニが繁殖する条件は餌、湿度、温度。

・ダニ退治に重要なのは高温と乾燥。

・コインランドリーの乾燥機で乾燥した後に掃除機をかける方法がおすすめ。

・ダニシートやダニ退治スプレーを活用する方法も効果的。

・熱湯や高温スチームでも退治できる。

 

ダニの退治方法について紹介しました。

 

ダニを退治するには、高温と乾燥が大事!

 

死滅させるには、高温を用いた方法が非常に有効ですが実践する際は火傷に十分注意しましょうね。

 

クッションに付いたダニをしっかりと退治して気持ちよく過ごしましょう。