【バーベキューの網の洗い方】頑固な焦げ&錆落とし!!正しい掃除方法・お手入れ方法!

 

屋外で友人や家族で集まって行うバーベキューは楽しいものです。

 

炭火で焼かれた食材を自然や気の置けない仲間と食べれば美味しさも倍増ですよね。

 

しかし、バーベキューも終わり、後片付けをしていて気になるのは「網の汚れ」。

 

特に頑固な焦げを落とすのは一苦労です。

 

 

そこで、今回はバーベキューの網の洗い方についてご紹介していきます。

 

焦げ付きや錆汚れの落とし方から、お手入れの方法までバーベキューの網を綺麗に使うために役立つ情報をたくさんお伝えしますので、困ったときにはぜひお試しください。

 

バーベキュー網の洗い方

 

早速、本題であるバーベキューの網を洗う方法について紹介していきます。

 

キャンプ場などの外出先では出来ない方法もありますから、無理に出先で行わずに自宅へ帰ってから実践するようにして下さい。

 

決して、キャンプ場で無理に汚れを落とそうとしてゴミを捨てて帰ってしまう事や、キャンプ場をみだりに汚すなどはしないようにしましょう。

 

①アルミホイルで炭化させて焦げをカリカリに!

 

最初に紹介する方法は炭の火が消える前に、バーベキューの流れでそのまま出来る方法です。

 

キャンプ場でもそのまま行える方法ですので、覚えておくと便利です。

【用意するもの】

✔ アルミホイル

✔ おもり

手順

  1. バーベキューを終えて、炭火がまだ残っている状態を確認したら網を置いたまま全面を覆うようにアルミホイルをかぶせます。
  2. 風などに煽られてアルミホイルが飛ばないように石などで重石を置き、そのまま10~15分ほど放置しておきます。
  3. 火傷に注意しながらアルミホイルを取り去ります。網に付いた汚れや食材が、炭化してポロポロになります。

中途半端に焦げ付き、食材などが網に付いている状態だと汚れが落としにくいものですが、アルミホイルを被せて熱が籠るように網を熱すると水分が早く飛びポロポロになります。

 

このひと手間をかけるだけで、バーベキューの網を洗うのがとても楽になりますよ!

 

火傷に注意しながら、網を叩けば炭化した汚れがポロポロと剥がれ落ちます。

 

落ち切らない汚れは、アルミホイルを丸めてスポンジ替わりにしてゴシゴシと擦りましょう。

 

②重曹を使って汚れを落とす

 

お掃除系ライフハックと言えば重曹!

 

掃除関連の知恵として大活躍する重曹は、どうして汚れ落としに最適とされるかをご存知でしょうか?

 

重曹は、研磨剤の代用品になる事や水溶液の性質がアルカリ性である事から油汚れを分解するため、幅広い用途があります。

 

バーベキューの網についた汚れを落とす際も、重曹は活躍します。

【用意するもの】

✔ 重曹

✔ バーベキューの網を浸す事が出来る容器

✔ 中性洗剤

✔ お酢

✔ ブラシやスポンジなど擦るもの

手順

  1. バーベキューの網を浸す事が出来る大きさの容器にぬるま湯を張って重曹を入れます。もし、適当な大きさの容器が無い場合はお風呂の浴槽で代用可能です。

    重曹を入れる量は湯量によって変わりますが、目安としてバーベキューの網が浸る大きさの容器であれば大さじ35杯で良いでしょう。

    浴槽を使う場合は湯量が多くなるため、投入する重曹も増やしましょうね。

  2. 1~2時間放置します。時間が経ったらお酢を原液のまま入れましょう。お酢と重曹の化学反応によって、泡立つハズです。この化学反応によって起こる泡は人体には無害なので心配は不要ですが、酢の匂いがこもるため苦手な方は換気をしながら行いましょう。

    お酢と重曹の化学変化で起きた泡が汚れを浮かせる役割を果たしてくれます。

  3. 網を取り出し、軽く水洗いをしながら汚れの残り具合をチェックしましょう。汚れが気になるようであれば、中性洗剤をブラシなどに付けて仕上げ洗いをしていきましょう。

重曹だけで浸す方法だけでも十分効果があります。

 

お酢と反応させて浮かせる方法は、必ずしもやらなくて大丈夫です。

 

また、お風呂の浴槽を使う事に抵抗がある方も多いと思いますが、重曹を使ったこの洗い方で網の汚れが浴槽に移ってしまう事は無いので安心してください。

 

むしろ、浴槽に残っている皮脂汚れなどは酸性汚れに属するため重曹で綺麗になる場合もあります。

 

ちなみに、湯垢や石鹸カス汚れはアルカリ性に属する汚れなのでこちらはお酢の効果で綺麗になる場合があります。

 

③最終手段として過炭酸ソーダ

 

過炭酸ソーダ、過炭酸ナトリウム、どちらも同じ成分を示しています。

 

簡単に言ってしまえば酸素系漂白剤に使われている主成分の一つです。

 

常備している!という方は少ないでしょうが、洗濯ものの漂白や掃除など重曹同様に幅広く活用できるので大掃除に向けて購入しておくと便利です。

 

頑固な網の汚れや食材の臭いをまとめて綺麗に出来る方法です。

 

ただ、アルカリ性質は重曹に比べ高いため、手荒れを引き起こす可能性があります。

 

実践する際は、手袋などで肌を保護する事を強くおすすめします。

【用意するもの】

✔ 過炭酸ソーダ

✔ 網を入れる容器

✔ 中性洗剤

✔ スポンジ

手順

  1. 少し熱めのお湯(50℃前後)を容器に張り過炭酸ソーダを入れます。容器の大きさで量は調整が必要ですが、目安としては大さじ24杯程度です。
  2. 1にバーベキューの網を浸します。網が浸り切らない場合は、半分を浸して処置しましょう。
  3. 半日ほど放置してから網を取り出して、中性洗剤とスポンジで洗えば終了です。尚、容器が小さく網を浸せずに半分だけを浸した場合は残りの半分を手順1から行いましょう。

お手軽で、効果的な過炭酸ソーダを使った洗い方ですが最終手段と銘打っているのには理由があります。

 

過炭酸ソーダは水と混ざると炭酸ナトリウムと過酸化水素に分かれます。

 

過酸化水素は強い腐食性を持っています。簡単に言ってしまえば、バーベキューの網を傷める可能性があるので、よく考えてから行いましょう。

 

網が錆びついた時の掃除方法

 

続いて、「バーベキューをしようと網を取り出したら錆びてしまっていた!」。

 

そのような場合における錆の落とし方についてご紹介します。

 

①重曹ペーストと金ブラシで落とす

 

 

今回の網の錆取りにも重曹が効果的に働きます。

【用意するもの】

✔ 重曹

✔ 金ブラシ

✔ 新聞紙

✔ 中性洗剤

✔ スポンジ

手順

  1. 新聞紙などを少し厚めに敷いて、その上に網を置きましょう。
  2. 重曹を水で溶きます。重曹に対して水を少な目にしてペースト状にしましょう。
  3. 2を網に塗布しながら、金ブラシでゴシゴシ擦っていきます。
  4. 最後に中性洗剤で洗って終了です。

前述した通り、重曹にはクレンザーのような研磨剤としての効果があります。

 

金ブラシと重曹による研磨で錆を落とす方法です。

 

 

②紙やすりや工具を使い削る

 

かなり錆ついてしまっている場合は、紙やすりや工具を使って削っていきましょう。

 

しかし、網目と網目の間などを綺麗にするには根気が必要です。

 

工具を使う場合はディスクグラインダーなどを用いる事になると思いますが、やはり網状なので非常に研磨しづらいです。

 

③諦めも肝心

 

 

 

バーベキューの網がサビだらけになってしまっている場合、あまりにも酷い場合は諦めも肝心です。

 

最近では、100均などでも網だけが売られている事もありますから、錆がひどい時は買い替える事も検討した方が良い場合もあります。

 

錆ついてしまうと、なかなか落とすのが難しくなってしまいます。

 

しかし、安価だからと100均の網を毎回使い捨てるというのもいかがなものかと思います。

 

そこで、バーベキューの網を錆ないように保管・お手入れをする方法を紹介していきましょう。

 

錆を防ぐ手入れは簡単!

 

使い終わり、綺麗に洗った網の保管方法はとても簡単です。

 

ズバリ、網全体にうっすらと油を塗っておく事です。

【用意するもの】

✔ サラダ油

✔ キッチンペーパー

✔ 新聞紙

手順

  1. 網を保管する際、サラダ油などをキッチンペーパーやハケを使い網全体に塗りましょう。
  2. そのままでは、油でベトベトしてしまうので新聞紙などで包んでしまいましょう。
  3. 新聞紙で包んだ網をゴミ袋などに入れて保管しておきましょう。

また、バーベキューを終えた直後の熱い網を水に浸す行為は、急激な温度変化でアミを錆びやすくしてしまいますので行わないようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 バーベキューの網にアルミホイルを被せて焼けば汚れが取れ易くなる。

 

 重曹やお酢を使うと効果的に汚れを落とせる。

 

 頑固な汚れには過炭酸ソーダがおすすめ。

 

 錆は削り落とす。

 

 保管時は、油を塗ってから保管しよう。

 

バーベキューの網をキレイに洗う方法、いかがでしたでしょうか?

 

バーベキューの網は、消耗品です。繰り返し使い続けていれば、いつかは買い替えなければならないものです。

 

しかし、お手入れや保管をしっかりとすれば寿命を延ばす事ができます。

 

是非、バーベキューで楽しんだ後は紹介した方法を参考に網のお手入れを実践してみて下さい。