【ベレー帽の型崩れの直し方】簡単!!キレイに形を直す方法&型崩れ防止対策を紹介!

 

おしゃれに欠かせないコロンとした形の「ベレー帽」。

 

しかし、いざ被ろうと思ったら、「シワがついてる!」「型崩れしてた!」なんて経験をしたことがある人も多いと思います。

 

 

また、幼稚園では指定のベレー帽があることも多いので「うっかり洗濯したら形が崩れてしまった!」なんて悩みを持っている人もいるでしょう。

 

そこで今回は、『ベレー帽の型崩れの直し方や型崩れ防止対策』についてご紹介します。

 

お困りの際には試してみてくださいね。

 

ベレー帽の型崩れを直す時のポイント

 

ベレー帽は丸い形がポイントですので、型崩れを直すときはとにかく形を意識するようにしましょう。

 

また、ベレー帽の素材はフェルト、羊毛(ウール)製品が多いですが、このような素材の場合は、まずは型崩れを直す前にブラッシングで汚れを落としましょう。

(※汚れやホコリがついたままだと毛玉、変色、穴が開いてしまう可能性があるため)

【用意するもの】

✔ 柔らかいブラシや布

✔ 濡れタオル

手順

  1. 柔らかいブラシや布などで払い落とします。(※毛の流れと同じ反時計回りにブラッシングするようにしてください)
  2. おでこに当たる部分にファンデーションや皮脂が付きやすいので、固く濡らしたタオルでよく拭き取りましょう。

アンゴラの毛はブラッシングすると抜けやすいので、乾いた布や手で撫でる程度にしましょう。

 

ベレー帽の型崩れの直し方

 

ベレー帽には様々な素材が使われていますが、素材によって型崩れの直し方は少々異なります。

 

繊維の特徴が違うので、まず帽子の素材を確認してそれぞれの方法を試してみてください。

 

①ウール混のベレー帽の直し方

 

ウール100%、もしくはウールが多く含まれている場合、簡単な方法はスチームを使う方法がおすすめです。

 

スチームアイロンの蒸気を当てて直すので、弾力があり湿気を吸収しやすいウール、フェルト生地の型崩れを直すのに向いています。

【用意するもの】

✔ スチームアイロン

✔ 軍手

手順

  1. 火傷しないように軍手や厚手の手袋をつけます。
  2. 帽子から5cmほど離したところからスチームを出し、裏から形を整えていきます。
  3. 全体的に形が整ったら、蒸気のぬくもりがとれるまでそのまま待ちます。
  4. 熱がとれたら風通しの良いところで陰干しして、乾燥させたら完了です。

※中に丸めた新聞紙やタオルなどを入れて、頭頂部を下にしておくと形が安定します。

 

②ウール混のベレー帽の直し方【Part2】

ウール素材の型崩れを直す際にはスチームアイロンがおすすめですが、自宅にない場合もありますよね。

 

そういう場合には普通のアイロンでも直すことができます。

 

アイロンの種類は一般的なものでも、ハンディタイプでも大丈夫です。

【用意するもの】

✔ アイロン

✔ 濡らして絞ったタオル

手順

  1. アイロンを低温に設定します。
  2. タオルを当て布にして、スチームアイロンと同じようにアイロンをかけていきますが、一ヶ所に長い時間かけないようにします。(※元に戻らないようなら、温度を少し上げてみてください)
  3. 形が整ったら中に丸めた新聞紙やタオルをつめ、頭頂部は下にして風通しの良いところで陰干しして完了です。

 

③アンゴラ素材のベレー帽の直し方

 

アンゴラはウサギの毛で、高級素材として知られています。

 

そのため、洋服などに使われるのは多くて50%、だいたいは1020%のことが多いです。

 

アンゴラとともに、ポリエステルやレーヨンなど化学繊維が使われています。

 

アンゴラが入っているベレー帽はふわふわとしていて軽く、柔らかいのが特徴で水や湿気にとても弱いため、ウールのようにスチームは使えません。

 

ただ、柔らかい分型崩れしていても直しやすいのがメリットで、型紙を使う方法がおすすめです。

【用意するもの】

✔ 厚紙やクリアファイルなど安定するもの

✔ タオルや新聞紙

手順

  1. ベレー帽を逆さまにして被る部分に厚紙やクリアファイルを合わせて型を作り、はめ込みます。
  2. 丸めたタオルや新聞紙を中に入れて、形を整えます。
  3. そのまま数日置いて完了です。

 

作業を行う際の注意点

 

上記作業を行う際には、以下の点に注意しましょう。

 

注意点

 

  • スチームアイロンの取扱いに注意!

スチームアイロンを利用する場合、強く広範囲に蒸気を当てるとさらに変形したり、素材自体がダメになる可能性があります。

 

そのため、スチームを当てる場合は小さな範囲にこまめに蒸気を当てて整えるのがポイントです。

 

ちなみにスチームが使えるのは品質表示タグで水洗いOKのものだけなので、確認するようにしてくださいね。

 

  • 洗濯バサミはNG

陰干しの際は跡がつくので洗濯バサミを使わないようにしましょう。

室内用のタオル干しや、タオルを敷いた大きめのザルに置くことをおすすめします。

 

  • アイロンの取扱い時には「焦げ」に注意!

アイロンを利用する場合は、温度が高すぎると焦げの原因になりますので温度設定には十分気を付けましょう。

当てる時間が長すぎるのも焦げる原因になるので注意してください。

 

 

型崩れを防いで保管するには?

 

ベレー帽をきれいに保管するには・・・

  • 帽子の中に新聞紙を丸めて入れておく
  • 紙袋や専用箱など、風通しの良いケースに保管する
  • 防虫剤や乾燥剤を一緒に入れておく

などの対策が有効です。

 

①帽子の中に新聞紙を丸めて入れておく

帽子は中が空洞なので、型崩れしないように保管するには中に新聞紙を丸めて入れておくと良いでしょう。

 

タオルよりも新聞紙の方が湿気をよく吸い、風通しが良いのでおすすめです。

 

②紙袋や専用箱など、風通しの良いケースに保管する

帽子は風通しの良いところで保管した方が長持ちするので、ビニール袋には入れず、紙袋や帽子箱で保管しましょう。

 

また、帽子をクリーニングに出す場合もあると思いますが、ビニール袋は外して保管するようにしてください。

 

③防虫剤や乾燥剤を一緒に入れておく

ウールやアンゴラといった動物性繊維は虫の大好物なので、放っておくと虫に食われたり、シミになったりします。

 

そのため、汚れをしっかり落としたら、防虫剤と乾燥剤を一緒に入れて保管しましょう。

 

その際、帽子に直接触れないように気を付けてくださいね。

 

まとめ

まとめ

 

 ベレー帽の型崩れを直す前に、まず汚れを落とす。

 

 ウールやフェルト生地は湿気に強いのでスチームやアイロン+濡れタオルで元に戻す。

 

 アンゴラ混の帽子は湿気に弱いので、スチームは使わず詰め物で直す。

 

 スチームやアイロンは同じところに長時間当てないようにする。

 

 陰干しの際、洗濯バサミなど跡がつくものは使わない。

 

 型崩れ予防には新聞紙を中に詰めておく。

 

 帽子はビニール袋には入れず、湿気の少ない風通しの良いところに保管する。

 

 防虫剤、乾燥剤は帽子に直接触れないように入れる。