- 駐車場やガレージのコンクリートにオイルをこぼしてしまった…
- 車を停めていたら、エンジンオイルが漏れて、シミになってしまった…
- ガレージでバーベキューをしていたら、食用油をこぼしてしまった…
などなど、コンクリートにオイルがついてしまうことはよくあります。
無事にオイル交換しましたよ~
そして廃油をぶちまけましたよ~
コンクリートにこぼしたオイルのシミ取る良い方法ないですかね? pic.twitter.com/epdBbeFNl0
— 室外機のおじさん (@INVERTER_5HP) January 13, 2017
日に日に増えるオイルのシミ pic.twitter.com/d1SdsSFjS1
— ミラクルフジタ (@Omanta_miracle) October 6, 2019
オイルだし、もう落ちないだろうか?と不安になったり、また賃貸で借りている場合であれば、キレイな状態に戻したい!と考えてしまいますよね。
そこで今回は、コンクリートについたオイルの効果的な落とし方をご紹介していきます。
目次
コンクリートの成分とオイルの落とし方のポイント
コンクリートは、砂や砂利や水などを水や液剤で硬化するセメントという粉で固めて作られたもので、成分は『アルカリ性』になります。
コンクリートの粒子はとても細かく、オイルなどをこぼすと、時間が経つにつれてどんどん染み込んでいってしまいます。
私達が普段生活していて、駐車場やガレージのコンクリートにこぼしてしまいがちなオイルは・・・
- エンジンオイル、ガソリン
- 灯油、軽油
- 食用油(バーベキューなどをしていた際や、買い物帰りの際にこぼす)
などが挙げられます。
いずれも、オイルは不溶性で水には溶けません。
そこでコンクリートについたオイルは、中性またはアルカリ性の洗剤で落とすことがポイントです。
(※コンクリートはアルカリ性ですので、酸性洗剤を用いると劣化が早まりますので注意しましょう)
また、コンクリートにオイルをこぼしたら、染み込んでシミになる前になるべく早くオイルを取り除きましょう。
コンクリートについたオイルの落とし方
それでは、ここでコンクリートについたオイルの落とし方をご紹介します。
作業の前に、まだコンクリートの上で乾いていないオイルが残っている場合は、新聞紙やボロ布などで拭き取ってからオイルを落とす作業を行ってください。
コンクリートについたオイルを落とす方法はいくつかあります。
下記の1~3の方法で、まず家に置いてあるものからお試しください。
①台所用中性洗剤で落とす方法
油を浮かせて落とす働きがある台所用中性洗剤を使う方法です。
1回ではなかなかオイルが取れませんが、何度か根気よく行うとオイルが取れていきます。
【用意するもの】
✔ 台所用中性洗剤
✔ デッキブラシまたはたわし
✔ ボロ布、いらなくなったタオルなど(あれば便利)
✔ 台所用ゴム手袋
手順
- 作業前に手指の荒れを防ぐために、台所用ゴム手袋をはめましょう。
- コンクリートにオイルがついた部分に、台所用中性洗剤を直接振りかけます。
- 水で濡らしたデッキブラシまたはタワシでゴシゴシとこすります。
- 水でよく洗い流します。(※水で流せない場所の場合は、水をかけ、ボロ布かいらなくなったタオルなどで拭き取りましょう)
- オイルのシミが取れるまで、1~3の作業を繰り返しましょう。
②セスキ炭酸ソーダで落とす方法
セスキ炭酸ソーダは、今お掃除洗剤として大注目されている、天然素材のアルカリ剤です。
セスキ炭酸ソーダでコンクリートについたオイルを浮かせて、汚れを落とすことができます。
【用意するもの】
✔ セスキ炭酸ソーダ
✔ デッキブラシまたはタワシ
✔ ボロ布またはいらなくなったタオル(あると便利)
手順
- 作業の前には手指の荒れを防ぐために、台所用ゴム手袋をはめましょう。
- コンクリートにオイルがついた部分に、セスキ炭酸ソーダをふりかけます。
- 水で濡らしたデッキブラシまたはブラシでゴシゴシとこすります。
- 水でよく洗い流します。(※水で流せない場所の場合は、水をかけ、ボロ布かいらなくなったタオルなどで拭き取りましょう)
- オイルのシミが取れるまで、1~3の作業を繰り返しましょう。
③アルカリ性洗剤で洗う方法
【用意するもの】
✔ アルカリ用洗剤(マジックリンなど)
✔ デッキブラシまたはタワシ
✔ ボロ布またはいらなくなったタオル(あれば便利)
手順
- 作業の前には手指の荒れを防ぐために、台所用ゴム手袋をはめましょう。
- コンクリートにオイルがついた部分に、アルカリ用洗剤をスプレーorふりかけます。
- デッキブラシまたはタワシでゴシゴシとこすります。
- 水でよく洗い流します。(※水で流せない場所の場合は、水をかけ、ボロ布かいらなくなったタオルなどで拭き取りましょう)
- オイルのシミが取れるまで、1~3の作業を繰り返しましょう。
1~3の方法いずれも、1回洗っただけではなかなか落ちない可能性があります。
何度か根気よく繰り返して作業しましょう。
注意点
先ほどご紹介した方法でコンクリートのオイルを落とす時の注意点ですが、1~3のいずれにしても、最後に洗剤がコンクリートに残らないようしっかりと水ですすぎましょう。
洗剤がコンクリートに残ったままでいると、新たなシミが発生する可能性があります。
専用のクリーナーや高圧洗浄で落とす方法もオススメ!
先ほどは身近な洗剤でコンクリートのオイルを落とす方法を紹介しましたが、車のパーツクリーナーや、高圧洗浄機で汚れを落とす方法もあります。
①パーツクリーナーで汚れを取る方法
パーツクリーナーは様々なメーカーから出ています。車やバイク、機械の洗浄に便利です。
【用意するもの】
✔ パーツクリーナー
✔ デッキブラシまたはタワシ
✔ ボロ布またはいらなくなったタオル
手順
- コンクリートについたオイルの部分にクリーナーをスプレーします。
- スプレーをした場所に、デッキブラシやタワシでこすります。
- ボロ布で拭き取りましょう。
▼おすすめパーツクリーナー【ガレージ ゼロ パーツクリーナー】
②高圧洗浄機で取る方法
高圧洗浄で、コンクリートについたオイルが浮き出して、汚れが取れます。
もしご家庭に高圧洗浄機がありましたら、試してみて下さい。
【用意するもの】
✔ 高圧洗浄機
✔ ボロ布またはいらなくなったタオル
手順
- お使いの高圧洗浄機の取り扱い方法に従い、コンクリートについたオイルの部分に高圧洗浄を行います。
- 汚れが取れた部分を、ボロ布またはいらなくなったタオルで拭き取りましょう。
どうしてもオイルが落ちない場合は、無理はしない!
コンクリートについたオイルを落とす様々な方法を紹介しましたが、何度か作業を繰り返したり、様々な洗剤を試してみても、しみが落ち切らない場合があります。
コンクリートにオイルがついてから、時間がかなり経っていたり、こぼした量が多い場合は、コンクリートの奥深くまで染み込んでしまい、落とすのが難しくなります。
あまりデッキブラシまたはタワシでこする作業を繰り返すと、コンクリートそのものを傷めてしまったり、変色させてしまう可能性もあります。
コンクリートについたオイル汚れは手強いものです。
あまり無理をせず、コンクリートの状態を見ながら作業しましょう。
まとめ
まとめ
✔ コンクリートの成分は、砂や砂利と水を、セメントで固めたもの。
✔ 粒子が細かいので、オイルをこぼすと、時間が経てば経つほど染み込んでいってしまう。
✔ コンクリートのオイルを落とすには、なるべくこぼしたらすぐに拭き取り、汚れを落とす作業をする。
✔ コンクリートのオイルは、油汚れに強い台所用中性洗剤、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ用洗剤で落とす。
✔ 車、バイクのパーツクリーナーや高圧洗浄でオイルを落とす方法もある。
✔ どうしてもオイルのシミが落ちない場合は、無理をせず、コンクリートの状態を見ながら作業する。