お札が油で汚れたら?お札は洗える!?銀行や郵便局で交換できる?徹底解説

 

基本的に、お札の汚れは落とさなくても使用できます。

 

しかし、お札を使うときに油汚れが付いていると、お店の人に手渡しづらくなりますよね。

 

また、油汚れの範囲が広いと、お財布に入れるのも躊躇してしまいます。

 

そこで今回は、お札についた油汚れの落し方と、銀行や郵便局で交換できるのかについて紹介します。

 

汚れたお札は自分で洗うことができる!

 

まず、結論から言うとお札は洗うことができます。

 

しかし、場合によっては縮んでしまったり、破れてしまったりと破損する恐れがあります。

 

CHECK!!

 

洗ったお札を自動販売機に入れて戻ってきてしまった場合、これはお札の縮みが原因です。

 

縮んだのが1mm~2mm程度であれば問題なく使用できますが、それ以上縮んでしまった場合は、自動販売機にプログラムされた「偽札導入防止システム」により、はじかれてしまうことがあります。

 

お店での使用には問題ありませんが、次に使う人に迷惑になってしまいますので、自動販売機に入れても戻ってきてしまうようであれば、すぐに銀行で交換してもらいましょう。

 

 

破損の程度によっては銀行でも交換してもらえなくなることがありますので、どうしてもお札を洗いたいときには十分注意が必要です。

 

(※後で銀行での交換手順をご説明します)

 

汚れたお札の洗い方【おすすめ3選】

①中性洗剤を使ったお札の洗い方

「ac 写真 台所用洗剤」の画像検索結果

 

油汚れには台所用洗剤などの中性洗剤が効果テキメンです。

 

キレイに汚れを落とすことができるでしょう。

【用意するもの】

✔ 台所用洗剤などの中性洗剤

✔ タッパー(蓋つき)

✔ キッチンペーパー

✔ タオル

✔ アイロン

手順

  1. まず始めに、用意したタッパーに水を入れます。
  2. 水に中性洗剤を入れてかき混ぜます。
  3. お札を水の中に入れ、蓋をしたらタッパーごとゆっくりと回します。
    ※お札は、少し時間をおいて浸け置きにしてもかまいません。
  4. タッパーからお札を取り出したら、再びタッパーに水を入れます。
  5. 水の中にお札を入れたら、中性洗剤を入れた時と同じ要領でタッパーに蓋をして、タッパーごとゆっくりと回します。
    ※これを数回繰り返して下さい。
  6. キッチンペーパーの上に濡れたお札をおき、上からタオル、またはキッチンペーパーを押し当てて水分を抜き取ります。
  7. 水滴がたれてこない程度に水気を抜いたら、平らな場所においてアイロンをかけます。
    ※アイロンの温度設定は、低温に設定しておきましょう。
  8. アイロンを使って水分を蒸発させながら、ゆっくりとシワを伸ばしていけば完了です。

②ぬるま湯を使ったお札の洗い方

「ac 写真 お湯」の画像検索結果

 

油汚れの程度や範囲にもよりますが、お札についた油汚れはぬるま湯だけでも落とすことができます。

 

ぬるま湯を使ったお札の油汚れの落とし方は、次の手順を参考にして下さい。

【用意するもの】

✔ タッパー(蓋つき)

✔ ぬるま湯

✔ キッチンペーパー

✔ タオル

✔ アイロン

手順

  1. タッパーにぬるま湯を入れます。
    ※ぬるま湯は、あまり温度が高すぎるとお札が縮んでしまいますので、30℃程度を目安にして下さい。
  2. お札をタッパーに入れてから蓋をして、ゆっくりとタッパーごと回します。
    ※お札は浸け置きにしてもかまいません。
  3. 洗い終えたらタッパーから取り出し、平らな場所にキッチンペーパーをおいて、その上にお札をのせます。
  4. 上からキッチンペーパー、またはタオルを使って上からやさしく押し当てるようにし、お札の水気を吸い取りましょう。
  5. 最後に低温設定にしたアイロンをかけて水気を蒸発させ、やさしくゆっくりとシワを伸ばせば完了です。 

③無水エタノールを使ったお札の洗い方

 

エタノールは、その濃度によって呼び名が異なります。

 

消毒用として医療にも用いられるエタノールは、濃度80%前後のものをいい、呼び名は「消毒用エタノール」と呼びます。

 

95%~99%の高濃度のものは「エタノール」と呼び、濃度99.5%以上の水分をほとんど含まないエタノールを「無水エタノール」と呼びます。

 

お札を洗うときには、水分をほとんど含まない「無水エタノール」を用いましょう。

【用意するもの】

✔ 無水エタノール

✔ キッチンペーパーまたはティッシュ

手順

  1. まず始めに窓を開け、換気をしましょう。
  2. キッチンペーパー、またはティッシュを敷いてから油汚れのついたお札をのせます。※ティッシュを使用する時は、しっかりと油が染み込むよう、4枚~5枚程度使用して下さい。
  3. ティッシュペーパーに無水エタノールを染み込ませ、汚れが気になる部分をポンポンとたたき込むように汚れを落としていきましょう。
  4. 無水エタノールは揮発性が高いため、乾くまでそのままの状態でかまいません。自然乾燥したら完了です。

無水エタノールの代わりに除光液を用いてもかまいませんが、無水エタノールや除光液は、引火しやすいため、火のそばで作業を行わないよう注意して下さい。

 

また、無水エタノールは揮発性が高いため、作業中は窓を開けてしっかりと換気をしましょう。

 

上記の方法はお札1枚ずつで行おう!

 作業はすべて1枚ずつ行いましょう。

 

お札が複数枚であった場合には、1枚1枚丁寧にはがしてから洗うようにしましょう。

 

中性洗剤、またはぬるま湯に浸けてお札を洗うときも同じで、タッパーにお札を入れるときも1枚ずつ丁寧に作業を行い、水洗いをするときも1枚ずつ洗ってください。

 

洗ったお札を乾かし方と注意点

 

お札は乾かし方によっては縮んでしまい、使用できなくなる恐れがありますので、以下の方法を参考にしてください。

 

①アイロンの乾かし方

お札は破損しづらいよう丈夫な紙が用いられています。

 

しかし、アイロンをかけるときは破損を防ぐため、あらかじめ低温に設定しておきましょう。

 

それでも不安なようであれば、お札の上に当て布をしてからアイロンをかけるとよいでしょう。

 

古いお札の場合は、あまり力を入れ過ぎると破れてしまう恐れがありますので注意しましょう。

 

②窓に貼り付ける乾かし方

お札は、窓に貼り付けても乾かすことができます。

 

窓に貼り付けてお札を乾かす時は、あらかじめ水拭きと乾拭きをして、窓の汚れをきれいに拭き取っておきましょう。

 

窓に貼り付けた後は、破れないよう注意しながらやさしくシワを伸ばして下さい。

 

お札はある程度水分が抜けた状態でないと、貼り付いて取れなくなってしまうことがありますので、キッチンペーパーなどで十分に水気を切ってから窓に貼り付けましょう。

 

汚れたお札は銀行や郵便局で取り換えられる?

 

お札に油汚れがついたときは、新しいお札と交換してもらえます。

 

汚れが付いたお札や破損してしまったお札は郵便局では交換してもらうことができませんので、銀行にお願いしましょう。

 

油汚れの範囲が少ない場合は、郵便局のATMに一度入金してから再度引き落としをすれば、新しいお札が出てきます。

 

しかし、汚れたお札を機械に入れると故障の原因にもなりますので、油汚れのついたお札は銀行の窓口で交換して下さい。

 

①汚れたお札の銀行での交換方法

銀行の窓口は16:00までですので、営業時間に間に合うよう時間に余裕をもちましょう。

 

銀行でお札を交換する場合は・・・

  • 運転免許証
  • 保険証

などの身分証明書が必要になる場合があります。

 

また、油汚れだけであればすぐに交換してもらえますが、破れていた場合は鑑定が必要になりますので、2週間から3週間程度時間がかかることもあります。

 

②交換手順

汚れたお札の交換手順は以下のおとりです。

交換手順

 

  1. 窓口に行って汚れたため交換してほしい旨を伝え、身分証明書を求められた場合は、運転免許証、または保険証を提示しましょう。
  2. お札を渡すと範囲がどの程度か、交換が可能かどうかを確認されます。
  3. 交換可能な場合は、両替手続きのための書類に記入します。

 

銀行が込み合っていない時間帯であれば5分程度で交換してもらえます。

 

お札を交換するだけであれば手数料は無料ですが、お札が51枚以上の場合は交換にも手数料が必要になりますので予め用意しておきましょう。

 

まとめ

 

いかがかでしたでしょうか?

 

今回は、お札に油汚れが付いた場合の洗い方について、お札を交換してもらう場所と方法を紹介しました。

 

お札を洗うときや交換するときは・・・

 

 

 お札の油汚れが中性洗剤、またはぬるま湯で落とすことができる。

 

 油汚れが付いたお札にエタノールを使用する場合は、無水エタノールを用いる。

 

 お札は1枚1枚洗う、または乾かす。

 

 お札を乾かす時にアイロンを用いるときは低温設定にする。

 

 お札を窓に貼り付けて乾かすときは、ある程度水分を抜いておくこと。

 

 油汚れが付いたお札は郵便局では交換できない。

 

 お札を銀行で交換してもらうときは、念のため身分証明書を用意していく。

 

 

以上のことに注意しましょう。

 

お札に油汚れが付いてしまうと、汚れを落とすための手間がかかりますし、失敗すると応札が破れてしまう可能性があります。

 

お札を使用した後のお釣りなどは、外に出しておかず、すぐにお財布の中にしまう癖をつけましょう。

 

また、お札を出しっぱなしにして料理をしたり、お菓子を食べないように心掛けてください。