
懐中電灯やおもちゃなど、まだまだ使いたいのに電池切れ!けれど電池の予備がない!
そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
お店が空いている時間なら買いに行くこともできますが、深夜や早朝、さらに暴風雨の時など電池を新たに買いに行けない時もたくさんあります。
そんな時に便利なのが電池を復活させる方法です!
電池は消耗品なので100 %復活させることはできませんが、しばらく使用することはできます。
今回はそんな知っていると便利な『電池を復活させる方法』をご紹介します。
目次
電池が弱まる理由は2つ!
電池がなぜ使えなくなるのかをご存知ですか?
①電流が鈍くなり電気が流れにくくなるから
一つ目は「電流が鈍くなり電気が流れにくくなるから」です。
電池自体が壊れるのではなく、電流が鈍くなることが原因なのです。
では電池を復活させるにはどうすれば良いのか?
それは「電流をスムーズにすればよい」のです。
②接触不良
2つ目は、電流が鈍くなる以外にも接触不良も原因の1つに挙げられます。
電池にはプラスとマイナスがありますよね。その部分が端子と接触不良を起こし、電気が流れにくくなるのです。
接触不良の場合はどうすればよいのか。
それは「接触を改善させてあげればよい」のです。
しかし、普通の人には電流が鈍くなって使えなくなったのか、接触不良で使えなくなったのかの判断がつきません。
そのため、両方の対処法を知っておくと安心です。
電池を復活させる方法【おすすめ5選】
電池を復活させる方法は5つあります。
まず、電流をスムーズにする場合は・・・
- 握る方法
- こする方法
- 特別な機器を使う方法
があります。
さらに接触不良を直す場合は・・・
- 拭く方法
- 磨く方法
があります。
それでは、1つずつご紹介していきます。
①握る方法
とても簡単すぎてびっくりしてしまう方法です。
電池は熱を加えることで電流がスムーズになります。
そのため、ただ手で握るだけでも熱が伝わり、電池が復活します。
しかし、この方法はやや運もあります。
【用意するもの】
✔ 電池切れした電池
手順
電池を手で握るだけでOKです。
握る方法で復活しなかった場合は次の方法を試してみてください。
②こする方法
こちらもとても簡単な方法です。
理屈としては手で握る場合と一緒で熱を加えることで電流をスムーズにします。
そのため、より速くより長く摩擦をすると効果が上がります。
【用意するもの】
✔ 電池切れした電池
✔ 布(服でも代用可能)
手順
- 布や服で電池を包みます。
- 思いっきりひたすら電池をこすりましょう。
③特別な機器を使う方法
こちらはアメリカで開発されたbatterro Boost(通称バッテロー)を使う方法です。
電池というのは通常全体の20%を使い切ると電池切れになります。
しかし、バッテローを接続すると残りの80%の力をフル回転し、電池を復活させることができます。
【用意するもの】
✔ batterro Boost(旧batteriser)
✔ 電池切れした電池
手順
- 電池切れした電池にbatterro Boostを取り付けます。
- そのまま、電池を使用します。
ただ、この方法は2つ難点があります。
それは「価格が高い」「常に販売されているとは限らない」という点です。
Amazonなどで販売されていることもありますが、在庫切れになっていることもあります。
また、価格も1万円以上するのでお金に余裕があって試してみたいという気持ちがある方はぜひチャレンジしてみてください。
④拭く方法
ティッシュや布で拭く方法は接触不良を改善する方法です。
微細なゴミや曇り、手垢などがついていることで接触不良を起こすことがあるので電池と電気製品の端子の両方を拭く必要があります。
【用意するもの】
✔ 電池切れした電池
✔ ティッシュまたは乾いた布
✔ 使いたい電気製品
手順
- 電池のプラスとマイナス部分をティッシュまたは乾いた布で拭きます。
- 使いたい電気製品の端子部分を優しく拭きます。
- 電池をセットし電気製品を使ってみます。
- 電池が復活するまでこれを繰り返しましょう。
⑤磨く方法
こちらは鉛筆に含まれる炭素を使い、磨く方法です。
炭素は電気をよく通します。さらに鉛筆つまり炭素で電極の見えない凸凹を平にすることで接触をよくする働きがあります。
【用意するもの】
✔ 電池切れした電池
✔ 鉛筆
✔ ティッシュ
✔ 使いたい電気製品
手順
- 電池のプラス部分を鉛筆でなぞります。
- 鉛筆でなぞった部分をティッシュで拭きます。
- 使いたい電気製品に接続しましょう。
やってはいけない電池の復活方法
巷でささやかれている電池の復活方法の中にはやってはいけないものがあります。
今回は念のためのそちらもご紹介しておきます。
やってはいけない電池の復活方法は「ストーブで温める」「冷蔵庫に入れる」ことです。
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
①ストーブで温める
危ない方法ですので準備するものや手順はご紹介しません。
なぜストーブで温めてはいけないかというと温まりすぎてしまうからです。
電池は温めすぎてしまうと電解液が出ます。
この電解液は非常に有害で目に入ると失明する恐れがあります。
また、触れるだけで化学火傷をする可能性もあるとても危険なものです。
ですので、温める場合は手や布での摩擦程度にし、ストーブで温めることはしないでください。
万が一、電解液が皮膚に触れた場合はすぐに大量の水で洗い流してください。
さらに目や口に入った場合はすぐに医者に行くようにしてください。
②冷蔵庫で保管する
電池を冷蔵庫で保管するのも非常に危険です。
結露し錆びることで電解液が漏れることがあります。
また、電池は熱をプラスし電流を流すので冷蔵庫で冷やしても何の効果もありません。
電池の適切な保管方法や使い方
これまで電池の復活方法とやってはいけない復活方法をご紹介してきました。
さらに電池の適切な保管方法や使い方を知っているとより長く電池を使うことができるのでご紹介します。
電池の保管場所は「冷暗所」がベストです。
冷暗所に保管しておくと化学反応を抑えることができ、自然放電を抑え電池が長持ちします。
また、適した電池の使い方として・・・
- アルカリとマンガンを混ぜない
- 複数使っている電池が切れたら全て交換
することが挙げられます。
アルカリとマンガンを混ぜてしまうとマンガンが放電してしまい、電池の寿命を縮めます。
また、新しい電池と古い電池を混ぜて使用すると古い電池が放電するため、寿命が短くなってしまいます。
そのため、一気に新しい電池に交換したほうがより長持ちします。
番外編:ボタン電池の復活方法
最後に番外編として、ボタン電池の復活方法をご紹介します。
【用意するもの】
✔ 電池切れしたボタン電池
✔ 使いたい電気製品
✔ ティッシュ
手順
- ボタン電池の表面や側面をティッシュで拭きます。
- 電気製品の端子も軽く拭きます。
- 電気製品にボタン電池をセットします。
ボタン電池の復活の仕方は乾電池の拭く方法とほぼ同じです。
小さいので落とさないようにしながら試してみてください。
まとめ
まとめ
✔ 電池が弱まるのは電流が鈍くなることか接触不良が原因。
✔ 電池を復活させる方法は握る、こする、特別な機器を使う、拭く、磨く方法がある。
✔ やってはいけない電池の復活方法はストーブで温めること、冷蔵庫で保管すること。
✔ 電池は冷暗所で保管するのが正しい。
✔ アルカリとマンガンを混ぜないこと、複数の電池を使う場合1つでも切れたら全て交換することが電池を長持ちさせる使い方。
✔ ボタン電池は拭く方法で復活する。
電池を復活させる方法をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
熱を加えるだけの簡単な方法や接触を改善するだけで電池は復活します。
しかし、その後永久に使えるわけではありません。
時間がある時に新しい電池と交換して、快適に電気製品を使ってくださいね。