【服(布)についた木工用ボンドの取り方】超簡単!!おすすめの落とし方を紹介

 

作業に夢中で、大切なお洋服に木工用ボンドをこぼしてしまったことがないでしょうか?

 

 

洗濯機で洗っても取れなかったり、クリーニング店に出して割り増し料金をとられてしまったり、なんてこともあるかと思います。

 

そこで今回は、お気に入りのお洋服に付いた木工用ボンドの取り方についておすすめの方法を紹介します。

 

()についた木工用ボンドの取り方

 

木工用ボンドは、服に付いたばかりであれば簡単に落とせます。

 

しかし、時間が経ち固まってしまうと、薬剤などで柔らかくしても繊維にこびりついてシミになることがあります。

 

また、木工用ボンドを無理に剥がしとると生地が毛羽立って傷んでしまいますので、気が付いたらなるべく早めに処置しましょう。

 

①ぬるま湯で洗う

「ac 写真 お湯」の画像検索結果

 

木工用ボンドがまだ付いたばかりであれば、ぬるま湯を含ませた布巾などで軽く拭き取っただけでも汚れを落とせます。

 

それでも汚れが残っているときは、次の方法を試してみてください。

【用意するもの】

✔ ガーゼ、ふきんなど

✔ 歯ブラシ

✔ 40℃程度のぬるま湯

✔ 洗面器やたらいなど

✔ 石鹸

手順

  1. 木工用ボンドがついた部分を、いちど水に濡らして水気を切ったガーゼ、またはふきんなどで優しく拭き取ります。
  2. 40℃程度に熱したぬるま湯を洗面器がたらいに入れ、5分~10分程度つけおきします。
  3. お湯に浸け置きにすると、温度が柔らかくなり取れやすくなりますので、爪を使って汚れをはがし取ります。
  4. 爪を使っても取れないようであれば、木工用ボンドが付いたに石鹸をつけて歯ブラシで優しく擦り落としましょう。
  5. 汚れが取れたら洗濯機で通常通り洗ってください。

木工用ボンドは、一度乾ききってしまうとシミが残ったり、なかなかきれいになりません。

 

木工用ボンドは、乾くまでに半日から1日程度と時間がかかりますので、汚れに気づいたらなるべく早く汚れを落とすよう心がけましょう。

 

②ヘラや定規で擦り落とす方法

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木工用ボンドが付いた範囲が少しであれば、洗剤を使わなくても汚れを落とす事ができます。

 

洗剤を使わない木工用ボンドの落とし方は次のものになります。

【用意するもの】

✔ ヘラ、または定規など

✔ 洗面器、またはたらい

✔ 40℃程度のぬるま湯

手順

  1. 可能であれば、未使用のビニール袋などに木工用ボンドが付いた服を入れ、冷凍庫で冷やす。
  2. ボンド部分が固まったら、ヘラ、または定規などで端から優しく削り取る。
  3. 最後に40℃程度のぬるま湯に浸け、軽くもみ洗いをしましょう。
  4. 最後に洗濯機で洗います。

木工用ボンドは温めると柔らかくなりますので、逆にドライヤーの温風をあてて温めた後、ヘラや定規、歯ブラシなどで擦り落してもかまいません。

 

③除光液を使う

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時間が経ったボンドのシミは、除光液で汚れを落とすことができます。 

 

ただし、除光液にはオイルが含まれていることもありますので、成分表を確認し「アセトン」、または「アセテート」「リアセテート」と書かれているものは使用しないようにしましょう。

 

オイルが含まれたアセトン入りの除光液は、使用すると油染みが残ることがあります。

【用意するもの】

✔ 除光液

✔ 中性洗剤

✔ バスタオル、レジャーシートなど

手順

  1. まず除光液が周りに付着しないように、ピクニックシートやバスタオルなどを教えたから作業をしましょう。
  2. 木工用ボンドの汚れがついた部分に除光液をつけてボンドを溶かし、柔らかくします。
  3. 指で触れてみて、充分柔らかくなったようであれば、爪や指を使って優しく温度を取り除いていきます。
  4. 木工用ボンドを取り除いた跡がシミになっていることもありますので、その場合は食器洗い用の中性洗剤をつけて軽くもみ洗いしましょう。
  5. 洗い終えたら水、またはぬるま湯で中性洗剤を洗い流してください。
  6. 最後にもう一度洗濯機で洗います。

除光液には、木工用ボンドを柔らかく溶かす働きがありますが、まだ硬さが残っている場合は、もう少し時間を置いてみましょう。

 

木工用ボンドが固いまま無理に剥がし取ろうとすると、服に穴が開いてしまったり、生地を傷めてしまう恐れがあります。

 

④エタノールを使う

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エタノールは、消毒液としても用いられています。

 

ドラッグストアやホームセンターでも購入でき、価格も数百円程度と安価です。

【用意するもの】

✔ エタノール

✔ ガーゼ、タオル、布など

手順

  1. 木工用ボンドがシミになっている部分に、エタノールを直接塗布します。
  2. ガーゼや布、タオルなどでポンポンと優しく叩きシミを落としていきましょう。
  3. シミが落とせたら、通常通り洗濯機で洗ってください。

エタノールも除光液と同じく、汚れのついていない部分に塗るとシミになってしまうことがあります。

 

エタノールを塗布するときは、木工用ボンドが付いていない部分にはみ出さないよう、慎重に作業を進めてください。

 

⑤ボンドの薄め液を使う

 

木工用ボンドボンドは、固まって使えなくなってしまったものを柔らかくするための「薄め液」があります。

 

範囲が少しの場合は、木工用ボンドの薄め液を使って汚れを落としてみましょう。

【用意するもの】

✔ 木工用ボンドの薄め液

✔ 細めの筆

✔ 洗面器、またはたらい

✔ 40℃程度のぬるま湯

手順

  1. 木工用ボンドが付いた部分に、細筆などを使って薄め液を塗布していきます。
  2. 木工用ボンドが溶け始めたら、洗面器、またはたらいに40℃程度のぬるま湯を入れ、服を浸けてもみ洗いをします。
  3. 最後にもう一度洗濯機で洗って完了です。

 

⑥食用油で滑りを良くする

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まだ付いたばかりの木工用ボンドであれば、ぬるま湯で濡らしたガーゼや布で拭き取ることができます。

 

もし、乾いて硬くなってしまっている場合は、次の方法を試してみてください。

【用意するもの】

✔ 食用油 少量

✔ あればスポイトなど

✔ 手芸用のヘラ、または定規

手順

  1. スポイトなどで食用油を吸い取り、汚れ部分に数滴塗布します。
  2. 滑りが良くなったら手芸用のヘラ、または定規で優しくボンドを流していきましょう。
  3. 油をつけた部分に中性洗剤をつけ、ぬるま湯でやさしく洗い流します。
  4. 最後に通常通り洗濯機で洗います。

 

作業を始める前に注意!木工用ボンドを取る作業をする際のポイント

 

特に除光液やエタノールを使用する場合は、作業に入る前に色落ちしないものかどうかを事前にチェックしておきましょう。

 

また、自宅で洗濯できる素材であるかの確認も必要です。

 

まず、脇の下など、目立たない場所を選んで除光液、またはエタノールを少しだけ塗り、5分程度放置します。

 

次に5分たったら、色落ちがわかるよう白い布が風で吸い取り、色落ちしていないかどうかを確かめます。

 

ガーゼや布に色が移っているようであれば、色落ちする素材と言うことになりますので、除光液やエタノールを使用するのはやめておきましょう。

 

まとめ


まとめ

 

 汚れが付いたばかりのときは、ぬるま湯に浸けたガーゼや布で拭き取る。

 

 ぬるま湯で拭き取れなかったときは、石鹸を付けた後で歯ブラシを使って優しくこすり落とす。

 

 シミになってしまったときは、除光液をつけて木工用ボンドを柔らかくしてから剥がし取る。

 

 除光液の代わりにエタノールを使ってもよい。

 

 固まってしまった木工用ボンドは、食用油で滑りを良くしてから剥がし取る。

 

お洋服には必ず洗濯表示がついていますので、作業に入る前に洗濯表示を確認しておきましょう。

 

洗濯機に手を入れているマークか、または洗濯機のマークに「手洗い」と書かれている場合は、洗濯機で洗うことができません。

 

このマークが付いていたら、たらいや大きめの洗面器などで手洗いをして、汚れを落としましょう。

 

また、洗濯機のマークに×印が描かれている場合は、水洗いもできませんので、ドライクリーニングにする必要があります。

 

大切なお洋服やお気に入りのお洋服に木工用ボンドが付いてしまったときのために、正しい手順と方法を覚えておきましょう。