【中身の入った缶詰の捨て方】賞味期限切れの鯖缶や膨らんだ缶詰の処分方法!

 

みなさんは、中身の入った缶詰をどのように処分していますか?

 

ゴミの分別が厳しい世の中ですから、自己判断で勝手に捨てることはできませんよね。

 

正常な状態の缶詰ならば、開けて食べて缶だけ捨てればいいわけですが、古すぎるものだと膨らんでいたり、ちょっと異常な状態の缶詰だと開けるのがためらわれます。

 

 

中身を捨てなくても缶詰は捨てられるのでしょうか?

 

今回はそんな中身の処分に困るような缶詰の捨て方についてご紹介していきます。捨て方が分からず困っている方がいましたら、ぜひ本記事を参考にしてみてください!

 

中身の入った缶詰の基本的な捨て方

 

各自治体によってゴミの捨て方に多少なりとも違いはありますが、基本的には・・・

 

空き缶は「資源ごみ」

中身の食べ物は「生ごみ・可燃ごみ」

 

このような捨て方がされています。

 

中身がどのような状態の缶詰であったとしても「缶詰は開封、中身を捨て、缶を洗ってから分別して捨てる」のが基本の捨て方となります。

 

自治体によっては、そこから更に・・・

 

  • スチール缶
  • アルミ缶

 

の分別を必要とするところもあります。

 

中には、中身が入っていても、そのまま不燃物として回収してくれる自治体もあります。

 

ただ、やはりほとんどの自治体が「開けて中身を捨てて分別する」を基本としていますので、この基本の方法を覚えておいた方がいいでしょう。

 

自治体によって処理の仕方は様々ですが、どのような方法があるにしても、まずは自分が住んでいる自治体のやり方に従って捨てなければいけません。

 

まずは、市から配布されているゴミ分別表をしっかり読み、それから自分の地域のゴミ出しルールに従ってゴミを出すようにしましょう。

 

傷んだ中身とその缶の捨て方

 

中身を取り出す際、確認したいのが「中身が腐っているかどうか」ということです。

 

腐っていないのであれば、食べるなりして処分できますが、中身が腐っているようであればゴミとして、きちんと処分しなくてはなりません。

 

①傷んだ中身の処分

【用意するもの】

✔ 手袋

✔ 新聞紙

手順

  1. まずは傷んだ中身が手に付着することのないよう手袋やビニール袋で手を覆う用意をしましょう。
  2. 缶詰の中身を確認し、異臭がする場合はそのままゴミ箱に捨てないでください。

外に臭いが漏れると近所迷惑となりますので、臭いが漏れないよう、密閉できる容器、またはビニール袋などに入れてから捨てるようにしましょう。

水分を含んでいるものは新聞紙に包んでから容器や袋に入れて捨てましょう。

この作業中は手袋などで手を覆ってから作業をしないと、手に異臭がつく可能性があります。

 

仮に手に付着してしまったとしても、その後きっちり洗えばいいわけではありますが、この手の臭いは普通に洗ったぐらいではなかなか落ちてくれません。

 

しばらく、この臭いと共に過ごさなくてはならなくなるため、手の保護をして防ぎましょう。

 

また、腐ったものを触ったことで、危険な菌が手につく可能性が出てきます。そのまま他の食材を触ったり、その手で口元を触るなどすると、食中毒を起こす可能性もあります。

 

十分気を付けて作業するようにしてください。

 

②中身を捨てた後の缶の処分

 

中身を捨てたら、次は缶を捨てる番です。

 

缶詰内にも臭いが移っているますので、しっかり洗わなくてはいけません。

 

台所洗剤とスポンジで普通に洗ってもいいのですが、それだとスポンジに臭いが移ってしまい使えなくなってしまう可能性があるので、違う方法で洗うことをオススメします。

 

重曹を使うと手軽に臭いも汚れもとることができます。

 

重曹を使った臭い取りの方法

1.中身を捨てて、空になった缶詰内に水を張ります。

2.その中に重曹を加えて数時間放置しましょう。

 

この方法で、臭いとともに油汚れも落とすことができます。汚れが浮いてきたら、それらを捨てて軽く洗い水ですすげば缶を捨てることができます。

 

あまりに酷い汚水は新聞紙やスポンジに吸わせるなどしてからゴミに出すようにしましょう。

 

缶詰の賞味期限は?どのくらい持つもの?

 

通常、缶詰には賞味期限が記載されています。

 

「賞味期限」は「消費期限」と違い、この日にちが来たら食べられなくなるというものではありません。

 

賞味期限と消費期限の違い

賞味期限 → 食の「味」を保証する期限

消費期限 → 食の「安全」を保証できる期限

 

鮮度を重視する食品(生鮮食品)には消費期限が、缶詰など保存期間が長めの食品には賞味期限が記載されています。

 

賞味期限は、いわば「おいしく食べられるかどうか」の期限ですので、その期限が過ぎたとしても、味の保証はなくなりますが「食べられなくなってしまう」ということはありません。

 

賞味期限から5年・10年以上経った缶詰でも大丈夫なことはよくあるので、「賞味期限が過ぎているからスグに捨てる」ではなく、まずは、缶詰を開けて中身を確認してみるようにしてください。

 

中身が膨らんだ缶詰には注意が必要!

 

保存状態が悪い、またはかなり古くなるなど、そのような状態の缶詰は膨らむことがあります。

 

 

見るからに怪しい状態の缶詰…このような缶詰の中身はほぼ「腐っている」と考えて間違いないでしょう。

 

膨らむ主な原因は、食品から発生した腐敗ガスによるもので、鯖缶など魚系の缶詰によくみられます。

 

このような缶詰は、開封した際に破裂する可能性がありますので注意しましょう。

 

不用意に開けると、四方八方に飛び散る可能性があるため、開封する際は、飛び散ってもいいような場所と服装、そして覚悟が必要です。

 

できれば、庭など屋外での作業が好ましいのですが、室内での開封作業ならば、お風呂など換気扇がついていて水でスグに掃除できるようなところを選びましょう。

 

缶詰を開けた際に「異臭がする」「色などに違和感がある」ようであれば、すぐに捨ててください。

 

どんな味がするのか…などと、興味本位で食べては絶対にいけません。

 

臭いや見た目などでのみ判断して、ダメだと思うなら迷うことなく捨ててくださいね。

 

缶詰の缶は『資源ごみ』になることを覚えておこう!

 

はじめにも述べましたが、缶詰の缶はただのゴミではなく「リサイクルするための資源ごみ」となります。

 

回収された後はゴミ処理場にて・・・

 

「アルミ缶」と「スチール缶」に分類

 ↓

専用の機械でプレスされる

 ↓

大きなブロック状に固めてまとめられる

 ↓

資源として再利用

 

という流れで再利用されていきます。

 

水や木、石油などと同様に缶も限りある資源のうちの一つですので、きっちり分類してゴミに出すよう意識して取り組みましょう。

 

正しい知識を付ければ捨てるのも簡単です。

 

面倒だからそのまま捨ててしまうと、資源もただのゴミと化してしまいます。一人一人の心がけ一つで再利用が可能となるので、面倒くさがらず、手順に従って分別して捨ててくださいね。

 

私たちの今ある生活・未来の生活を守るためにも、ゴミの分類は大切なことです。

 

まとめ

まとめ

 

 缶詰の処分方法は「開けて中身を捨てて分別する」が基本。

 

 傷んだ中身はスグに捨て、空き缶は洗って捨てること。

 

 缶詰に記載されている賞味期限は「食べられない」という意味ではない。

 

 膨らんでいる缶詰の中身は腐っている可能性が高いのですぐに捨てよう。

 

 缶は資源ごみなので、きっちり分類して捨てること。

 

いかがでしたでしょうか?

 

缶詰はちゃんと開封して捨てるようにしてくださいね。

 

「もしかして、腐っている?」と思われる缶詰を開けるのって勇気がいりますよね。

 

でも、中身さえ何とか捨てることができれば、外身の缶は簡単に捨てられます。

 

何とか頑張って開封し、処分するときも責任をもって処分しましょう。

 

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