赤ちゃんの肌ケアや、ボディケアに欠かせない「ベビーオイル」。
使用する機会が多いだけにうっかりしてボトルからドバッと出しすぎてしまったり、ポタッとこぼして「服につけてしまった…」ということもよくあります。
やっぱこの前こぼしたベビーオイル、シミになってる〜 pic.twitter.com/J4HBlAk31N
— けんぢ (@miniyonkusero) March 25, 2019
マイルドなイメージから、洗えば落ちるかなと思ってしまいがちですが、オイルって洗濯しても染みになってしまうんですよね。
なんとかキレイに染みを落としたいものです。
そこで今回は、『服についたオイル染み(ベビーオイル)の落とし方』についてご紹介します。
目次
ベビーオイルの成分と染みを落とすためのコツ
今ではすっかり私達の美容の定番になった「オイル」。
ベビーオイルも、赤ちゃんの肌ケアだけでなく、大人のフェイスケアやボディケアにも使えて便利ですよね。
特に、乾燥が気になる秋冬には欠かせないアイテムです。
私達が美容に使っているオイルは・・・
- オリーブオイル
- ホホバオイル
- マカデミアナッツオイル
- カレンデュラオイル
などなど、名前からわかる通り、植物の成分から作られたオイルです。
そして、赤ちゃんのボディケアに適していることから名付けられている「ベビーオイル」ですが、以下の2種類が主成分になったものが出回っています。
- 植物性オイル
植物性オイルが主成分になっているベビーオイルは、先ほど触れたような植物性由来のオイルです。
肌にやさしく浸透しやすいですが、酸化しやすいという特徴があります。
- ミネラルオイル(鉱物油)
ミネラルオイル(鉱物油)は、鉱物・石油を十分に不純物を取り除いた状態で安全に精製して作られたものです。
肌には浸透しにくいですが、表面に油膜を作るので肌を保護するのに適し、酸化しにくいという特徴があります。
主成分を知ると肌ケアをする際は、目的別によって使い分けるのも良いということがわかりますね。
そして、どのオイルにしても種類により進み具合は違うものの、やはり時間が経てば経つほど酸化は進むものです。
さらに、服にオイルがつくと染みだけでなくだんだんオイル特有の臭いが出てきてしまいます。
服にオイルがついた場合は、酸化して染みが濃くなる前にできるだけ早めに染み抜きをしましょう。
また、オイル(油)の染みは、水では落ちないので洗剤か油で落とすことがポイントです。
服にベビーオイルがついて、染み抜きをする時に気をつけたいこと
まず、オイル(ベビーオイル)が服についた際に、気をつけたいことは「オイルがついた服を洗濯しない」ことです。
洗濯を先にしてしまうと、オイルの染みが服に定着してしまい、かえって落としにくくなってしまいます。
服にオイルがついたら、まず染み抜きから行い、染みが取れたら通常の洗濯をしましょう。
服についたベビーオイル染みの落とし方
それではここで、服についたベビーオイル染みの落とし方をご紹介します。
①台所用中性洗剤で落とす方法
服にベビーオイルがついてすぐの場合は、台所用中性洗剤で簡単に落とせます。
【用意するもの】
✔ 台所用中性洗剤
手順
- 服にオイルがついた部分に、台所用中性洗剤を直接つけます。
- 服にオイルがついた部分を、軽くもみ洗いします。
- 服についた洗剤をよく洗い流します。
- 染みが取れたら、通常の洗濯方法で洗濯しましょう。
台所用中性洗剤は、油汚れを落とす役割があるので、美容オイルやベビーオイルにも効果があります。
服にオイルがついてから時間が経ってしまったので染みが取れない、または1度洗濯してしまってからオイル染みに気がついた場合は、次のステップに進みます。
②台所用洗剤でつけ置き&お湯洗いする方法
服についたオイル染みにしっかり台所用中性洗剤を染み込ませて洗い、お湯で汚れを落とす方法です。
油はお湯で落ちやすくなりますので、お湯で洗うと効果があります。
ぬるま湯では落ちないため、45度くらいの熱めのお湯の方が効果があります。
【用意するもの】
✔ 台所用中性洗剤
✔ お湯(45~50度くらい)
✔ 台所用ゴム手袋
手順
- 服にオイルがついた部分に、台所用洗剤を直接つけます。
- そのまま30分ほどつけ置きします。
- ゴム手袋をはめ、1の部分を少し濡らし、よく泡立ててもみ洗いします。
- 給湯器のお湯を45~50度くらいに設定し、服についた洗剤をよく洗い流します。
- 染みが落ちたら、通常の洗濯方法で洗濯しましょう。
※染み抜きの際はゴム手袋をはめ、やけどに気をつけて作業してください。
台所用中性洗剤の代わりに、洗濯用固形石鹸を使って染みを取る方法もあります。
上記の方法で、服にオイル染みがついた部分に洗濯用固形石鹸をつけてもみ洗いし、お湯でよくすすぎます。
それでも染みが落ちない!という場合は、次のステップに進みます。
③洗剤+クレンジングオイルで染み抜きをする
油汚れは油で落ちる性質がありますが、ベビーオイルの汚れも、クレンジングオイルで落とすことができます。
【用意するもの】
✔ 台所用中性洗剤
✔ クレンジングオイル
✔ いらなくなった歯ブラシ
✔ お湯(45~50度くらい)
✔ 台所用ゴム手袋
手順
- 服にオイル染みがついた部分に、台所用中性洗剤をつけます。
- 1の部分に、クレンジングオイルをつけます。
- いらなくなった歯ブラシで、洗剤&オイルを服の染みになじませます。
- 台所用ゴム手袋をはめ、シミ部分をもみ洗いします。
- 給湯器のお湯を45~50度くらいに設定し、洗剤&クレンジングオイルをしっかりと洗い流します。
- 染みが取れたら、通常の洗濯方法で洗濯しましょう。
台所用中性洗剤、クレンジングオイル、お湯…と、複合技で頑固な染みを落とす方法です。
クレンジングオイルをつけてしまうと、ますますオイル染みが取れない気がしますが、すぐに洗い流せば落ちます。
クレンジングオイルは、薬局の化粧品コーナーにおいてある、メイク落としに使うものでOKです。
実はクレンジングオイルはメイク落としだけでなく・・・
- 今回のオイルの染み抜き
- 油汚れの掃除
- 手についたオイル汚れ
- 指についた灯油の臭い消し
- 靴の汚れ落とし
などなど、多用途に使えます。
1つご家庭に常備しておくと便利ですよ!
それでも落ちない場合は、クリーニング店に相談しよう!
服についたベビーオイルの染み抜きの方法について紹介しましたが、それでもどうしても落ちない場合があります。
そんな時は、染み抜き専用のクリーニング店に相談してください。
ムリに染み抜きを繰り返すと、服を傷めてしまいます。
自宅で染み抜きを試してみても落ちなかったときは、プロに染み抜きをお願いする方が、大切な服を長く着ることができまるでしょう。
まとめ
まとめ
✔ 美容オイルは、ホホバオイル、マカデミアナッツオイルなど、植物由来のオイル。
✔ ベビーオイルは、植物性オイルとミネラルオイル(鉱物油)が主成分の2種類がある。
✔ オイルは時間が経つと酸化するので、服にオイルがついたらすぐに染み抜きする。
✔ オイルがついた服をそのまま洗濯してしまうと染みが定着する場合があるので、染み抜きを先に行う。
✔ 服についたオイルは、台所用中性洗剤で簡単に落ちる。
✔ 少し熱めのお湯で洗い流すと効果的。作業の際はやけどに注意。
✔ 頑固なオイル染みは、台所用中性洗剤とクレンジングオイルで染み抜きする。